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カテゴリー「SSW/フォーク」の記事

2020年11月17日 (火)

Rickie Lee Jonesの内省的な響きもありながら,ナイスなアルバム。

_20201115 "Traffic from Paradise" Rickie Lee Jones(Geffen)

私は最新作"Kicks"以外は,ほぼ全てのRicke Lee Jonesのアルバムを保有しているはずである。それぐらい好きというか,彼女が"Pop Pop"の頃に来日した時には,確か中野サンプラザだか五反田の簡易保険ホールだかに見に行ったように思う。ただ,私の中では長年聞いていても,結局はWarner時代が好きだってことになってしまう。もちろん,その後のアルバムも悪くないのだが,特に最初の2作が良過ぎたって気がしている。私がライブを見に行った時も,もう少しバンド・サウンドを強調してもいいのではないかと思ったように記憶していて,その辺りからは,アルバムは買うものの,積極的に聞くって感じは薄れていったように思う。

だが,このアルバムを久しぶりに聞いて,このアルバム,こんなによかったかと思ってしまった私である。このアルバムを買った頃,私はLeo Kottkeの参加に驚いたものである。Leo Kottkeの名前に反応する好き者も減っているのではないかと思うが,私は若い頃,彼のアルバム,"My Feet Are Smilin'"を聞いてぶっ飛んだ記憶も生々しい。このブログを始めて間もない頃,そのアルバムも取り上げている(記事はこちら)が,まさにショッキングな音だったのである。

そんなLeo KottkeとRickie Lee Jonesは簡単に結びつかない訳だが,ここではLeo Kottkeは伴奏に徹するって感じである。だが,このアルバムの翌年,Rickie Lee JonesはLeo Kottkeの”"Peculiaroso"を返礼的にプロデュースしているから,おそらくは頼み込んで演奏してもらったってところではないか。しかし,そうしたバックの演奏にも注目しようがしまいが,このアルバムは結構いい出来である。

冒頭の"Pink Flamingo"は内省的なスタートであるが,徐々にシンガー・ソングライター的な魅力を感じさせるものとなっていて,今の私にとって,フィット感にあふれるものとなっていた。私のCDラックにはこういう音楽がまだまだいくらでもあるのだろうと感じさせたということで,反省も込めて星★★★★☆。まぁ,サウンドとしては相当渋いので,全米チャート111位が最高ってのも仕方ないかなって気もするが,売れりゃいいってものではないのだ(きっぱり)。

Personnel: Rickie Lee Jones(vo, g, key, mandolin, dulcimer), Alex Acuna(ds, perc), David Baerwald(g), Sal Bernardi(g, vo), Bobby Bruce(vln), Brad Dutz(perc), David Hidalgo(g, vo), Jim Keltner(ds), Leo Kottke(g, vo), John Leftwich(b, cello, g, vo), Lyle Lovett(vo), Doug Lyons(fr-h), Dean Parks(g), Brian Setzer(g, vo), Syd Straw(vo), Efrain Toro(perc), Teresa Tudury(vo)

2020年10月23日 (金)

"Wind on the Water":タイトル・トラックの意義はさておき,このアルバムはよい。

_20201017 "Wind on the Water" Crosby & Nash(ABC→MCA)

私をアメリカ音楽へ誘ったのはCSN&Yの”4 Way Street"であることは何度かこのブログに書いたことがある。なので,彼らがソロであろうが,コンビネーションを変えようが,その音源を私がそこそこ聞いてきたことは間違いない。そうは言いながら,全部が全部いいとは思っていないし,このコンビによる"Live"もピンとこないと約10年前に記事にしている(記事はこちら)。

このアルバムはそのライブ盤に先立ってリリースされたスタジオ録音であるが,久しぶりに聞いて,私はライブ盤よりもこっちの方が魅力的に感じた。ライブ盤ではハーモニーが薄く感じると書いているが,こっちはゲストを迎えたりして,そうした弱みを感じさせないところがいいし,曲そのものも魅力的である。まぁ,最後に収められた"To the Last Whale..."の一部としてのタイトル・トラックは反捕鯨のメッセージ・ソングであり,それに関してはいろいろな考え方がある。しかし,詞やメッセージを無視して音楽だけ聞いていれば,問題ない。意図的かどうかはさておき,ここに日本語に訳した手書きの詞を載せてしまうところには何だかなぁとは思いつつ,私はそういうところは無視することにしよう。

まさにここで聞けるのは,安定したバックに乗ったCrosby & Nashらしいメロディの数々と言える。そういうところを楽しめばいいアルバムとして私は評価したい。星★★★★。

Personnel: David Crosby(vo, g, p), Graham Nash(vo, p, g, perc), Danny Kortchmar(g), David Lindley(slide, fiddle), Joel Bernstein(g), James Taylor(g, vo), Ben Keith(slide), Craig Doerge(p, el-p, org), Carole King(org, vo), Stan Celeste(el-p), Leland Sklar(b), Tim Drummond(b), Russ Kunkel(ds), Levon Helm(ds), Jackson Browne(vo)

2020年10月 9日 (金)

どこの国にもオタクはいるなって思った"John Herald"盤。でもこの徹底ぶりは見習いたい。

_20201005 "John Herald" John Herald(Paramount→Beatball)

私のような年寄りのリスナーにとって,シンガー・ソングライター系のアルバムを買う際,明確な指標となるのが「ブラックホークの99枚」であることは前にも書いたことがあると思うが,それでも十分であるとは思いつつ,そこから洩れるアルバムに関しては,自身の名前を冠したアルバムには注目するという正しいか正しくないかはわからないかはよくわからないとしても,結構当たる場合が多い「法則」がある。

このJohn Heraldのアルバムは「ブラックホークの99枚」にも選ばれているし,しかも自身の名前をタイトルにしているということで,間違いないのはわかっている。こういうアルバムをCD化するのは,普通ならばまずは日本だろうと思っているのだが,このアルバムに関しては国内盤CDはリリースされたことはないと思う。それがお隣,韓国から出てきたこと自体,このCDを購入した当時は驚きだったのだが,世界にはこういう音楽を偏愛するオタクがいるってことがわかって,実に興味深かったおぼえがある。オタクがどこにでも存在することは当たり前と言えば当たり前だなのだが,本当に驚いたのは,このリイシューされたCDに関する仕事の丁寧さがまさに見事だったことなのだ。もしこのCDを手に取るチャンスがあるならば,私が言っていることはすぐにわかる。そのレベルである(きっぱり)。

音に関しては,私のようなSSW好きが聞けば一発ではまること必定のような音楽と言ってもよいのだが,正直なところ,John Heraldの声質が若干私の好みよりも細いのも事実である。それでもここに収められた音楽にはどうしても惹かれてしまうというのは,私のこの手の音楽に対する私の原体験を反映していると言っても過言ではないと思う。。だって,John Heraldを初めて聞いたのはMud Acresだったはずだからねぇ。Mud Acresの方はこの手の音楽にはまったかなりの初期に入手したものであったのだ。その魅力に本当に気づくには結構時間が掛かったのも事実だが,原体験はどうしても拭い去れないのだ。

このアルバムが奇跡的に韓国でリイシューされたのももう15年以上前のはずだが,本盤を入手した頃は,聞けただけでも幸せだとさえ思っていた私なのだ。そして,久しぶりにこのアルバムを取り出して聞いてみたのだが,やっぱりこういう世界ははまるねぇ。私は昔ブラックホークに行ったこともあるのだが,もはやその折はこういう音楽に限らない店に変わってしまっていた(当時はレゲエが多かったような...)。それでもあの空間でこういう音楽が掛かっていたのだなぁという今更ながらの感慨を覚えてしまうのだ。まさにそれは現代においてはオタクの世界かもしれないが,それでいいのである。

ってことで余談だらけの記事になってしまったが,この手の音楽好きが聴けば,間違いなく気に入ること必定の傑作。星★★★★★。

Personnel: John Herald(vo, g, perc), Bob Tanner(g, b, mandolin, vln, vo), Allan Stowell(g, vln, vo), David Kapell(b, cello, vo), Steven Soles(g, org, vo), Richard Crooks(ds), Amos Garrett(g), Howie Wyett(p, org), Tom Danaher(g), Paul Caruso(hca, vo), Maria Maldaur(vo), Ellen Kearney(vo), Joanne Vent(vo), Tali Jackson(ds), Eric Weissberg(mandolin), Richard Davis(b), Ned Albright(vo), Susanna De Maria(harp), Romeo Pinquay(fl, recorder)

2020年9月14日 (月)

Joni Mitchellがアーカイブ・シリーズを立ち上げるそうだ。

Joni-mitchell-archive

私は,このブログにJoni Mitchellというカテゴリーを設けるぐらいJoni Mitchellが好きである。ミュージシャン単独のカテゴリーを設定しているのはJoni MitchellとBrad Mehldauだけなのだから,その入れ込み具合はおわかり頂けるだろう。

そのJoni MitchellがNeil Youngにならってかどうかはわからないが,アーカイブ・シリーズを立ち上げることがアナウンスされた。その第一弾が10月末にリリースされるのだが,Vol.1として出るのが1963年から67年の初期音源を集めた5枚組(!)である。初期のJoni Mitchellはいかにもフォーク,あるいはシンガー・ソングライターとしての感覚が強いが,変則チューニングによる独特な響きは初期のアルバムから聞かせていた。そこに至る若かりし頃のJoni Mitchellの音楽がどのようなものであったのかを知ることは重要ということで,早速発注してしまった。おそらくは11月半ばぐらいになるであろう到着を心待ちにすることとしよう。

そういうこともあって,久しぶりに彼女の1stと2ndアルバムを取り出して聞いていた私である。私の中ではJoni Mitchellの最高傑作は「逃避行」なのだが,初期の音源も実に味わい深いと,改めて思った。

2020年9月 8日 (火)

Dan Penn,26年ぶり!のスタジオ録音が実に素晴らしい。

_20200907_20200914184501”Living on Mercy" Dan Penn (Last Music)

Dan Pennのスタジオ録音は"Do Right Man"まで遡る。その後,Spooner Oldhamとのライブ盤もあったし,今は亡きDonnie Frittsのアルバムのプロデュースもしていたが,自身のスタジオ録音は何と26年ぶりのリリースである。時は流れ,今やDan Pennも78歳の後期高齢者である。

このアルバムのリリースがアナウンスされて,私は逸早く予約を入れたのだが,このジャケだし,年齢も考えるとヨイヨイの音楽を聞かされるのではないかという危惧がなかった訳ではない。正直なところ,デリバリーが遅れた時にはキャンセルすら考えたのも事実なのだが,お知り合いのGさんがFBでこのアルバムの素晴らしさを述べられているのを拝見して,気を取り直し,アルバムのデリバリーを心待ちにしていた私である。

そして来た。これ,最高である。私の乏しい表現力からすれば,またこの音楽を聞いて「渋い」としか言えないのだが,実に味わい深く,私もこういう年齢の重ね方をしたいと思わせるような素晴らしい作品である。実は先日,Apple MusicでFaviroite Mixというのをプレイバックしていたのだが,そこで流れた曲の中に"Nobody's Fool"が入っていて,Dan Pennいいわぁなんて思っていたところにこれでは本当に参ったとしか言いようがない。

Dan Pennの書く曲がいまだに素晴らしいのは言うまでもない。そして声が全然衰えていない。更にDan Pennを支えるMuscle Shoalsの伴奏陣の素晴らしさ。Dan Pennが彼らを称して"What a faithful bunch.”と書いているが,まさにその通りである。本当にプロの仕事はこれだと言いたくなる。本作のようなアルバムをアメリカン・ロック好きにとっては完璧なアルバムと言う。少なくともこのジャンルにおいて,このアルバムを凌駕するアルバムが今年出てくるとは思えない。それほど最高なのだ。星★★★★★しかない。これこそアメリカ音楽の良心である。尚,共作陣の中に,懐かしやCate Brothersの名前を見つけて喜んでいた私である。

Recorded in April 2019 and February 2020

Personnel: Dan Penn(vo), Clayton Ivey(key, org), Will McFarlane(g), Michael Rhodes(b), Milton Sledge(ds), Buzz Cason(vo), Cindy Walker(vo), Marie Lewey(vo), Charles Rose(tb), Doug Moffet(ts, bs), Drew White(tp)

2020年8月 7日 (金)

Laura Marlingの新作の媒体到着!やっぱり最高だ。

_20200803-3 "Song for Our Daughter" Laura Marling (Chrysalis)

この音源を先行公開のストリーミングで聞いて最高だと思った私である(記事はこちら)。そこにも書いた通り,「現物が出たら買う」という初志を貫徹し,現物がデリバリーされたので早速聞いているのだが,これが本当によい。本国である英国のメディアも大絶賛であるが,これは英国に限らず,グローバルで普遍的な魅力を持つ音源と思える実に素晴らしい作品である。但し,言っておかねばならないのはこれが売れるとは限らないということだ。いい音楽は必ずしも売れる音楽にはならないが,本作などは日本においてもちゃんと売れて欲しいと思ってしまった。

Laura Marlingという人はEthan Johnsをにプロデューサーに迎えることによって,完全にその才能を開花させたと思う。Ethan Johnsが関わっていないファースト・アルバムにはまだ青臭さを感じさせるが,プロデューサーによってこれほど変わるのかと思わせるほどレベルに変化が生じたと思うのだ。

本作はEthan JohnsとLaura Marlingの共同プロデュースとなっているが,ここでもいい曲を書き,しかもいい声で歌うねぇという感じである。彼女が書き,歌う曲を聞いていると,Joni Mitchellとの同質性すら感じてしまうぐらいこの人は優れていると私は評価したい。落ち着いて聞くと,曲によってクォリティに若干のバラツキもあるように感じない訳でもないのだが,私はこの音楽は全面的に評価なのだ。惚れた弱みで星★★★★★。もはや彼女はこの分野で,現在最も信頼に値するミュージシャンの一人であると言っておこう。歌詞はこれからゆっくり吟味することにしよう。

それにしてもChrysalisというレーベル名は久しぶりに聞いたが,まだ残存していたんだねぇ。そして,Chris Hillmanの名前をクレジットに見出すことの懐かしさ。ミュージシャン同士,やっぱりわかる人にはわかるのだ。

Personnel: Laura Marling(vo, g), Dan See(ds), Nick Pini(b), Ethan Johns(ds, continuum, g, synth, perc), Anna Corcoran(p), Dom Monks(loop), Chris Hillman(pedal steel), Gabriel Cabazas(cello), Robert Moose(strings)

 

2020年6月30日 (火)

Eric Kazの”Cul-de-Sac”:やっぱり”If You're Lonely”には勝てない...。

_20200626 "Cul-de-Sac" Eric Kaz(Atlantic)

Eric Kaz,もしくはEric Justin Kazの最高傑作は"If You're Lonely"に決まっている(きっぱり)。それに文句のある人はいないだろうし,文句がある人と私は話したくない(笑)。私の中では"If You're Lonely"こそアメリカン・ロックの良心の一枚だと思っているし,このブログを開設して間もない頃に既に記事にしている(記事はこちら)。それぐらい好きなのだ。

本作はそのEric Kazが"If You're Lonely"に続いてリリースしたアルバムである。"If You're Lonely"が売れたという話は聞いたことがないが,それでもこのアルバムは前作を踏襲した響きを持っていることは明らかであろう。プロデューサーも前作に続いてMichael Cuscunaが務めているから,まぁそうなるわってことなのだが,正直に言ってしまえば,私がこのアルバムをプレイバックする機会は,"If You're Lonely"と比べれば,1/10にもならないだろうというぐらい違いがある。

何が違うかと言えば,それはまさに曲のクォリティだ。別にこのアルバムだって,しょうもない曲が並んでいる訳ではないし,決して悪いアルバムだというつもりはない。だが,私はどうしても"If You're Lonely"と比べてしまうのだ。それはEric Kazにとっては不幸なことかもしれないが,どうしても比較の対象が強力過ぎるのだ。

まぁ,それでもこのアルバムは無視するには惜しいものだし,星★★★☆程度には値すると思う。何が前作と違うかと言えば,私にとっては「渋さ」だろうな。

Personnel: Eric Kaz(vo, g, p, el-p, org, key, synth, hca) with Bob Babbit, Paul Barrere, Malcom Cecil, Gordon Edwards, Booker T. Jones, John Kelson, Jim Keltner, Ray Lucas, Tim Moore, Bernard Purdie, Jerome Richardson, Rocky, Sneaky Pete, David T. Walker and the Waters

2020年6月26日 (金)

これは凄い!Bob Dylanの新作は掛け値なしの傑作。

_20200624 "Rough and Rowdy Ways" Bob Dylan(Columbia)

Bob Dylan,79歳,ノーベル文学賞受賞者として放つ8年ぶりのオリジナル・アルバムである。これが実に素晴らしい。と言うよりも凄いねぇとしか言いようのない深みのあるアルバムをリリースした。オリジナル・アルバムとしては"Tempest"にまで遡るが,なぜか私は"Tempest"をこのブログにアップしていない。全く理由が見つからないのだが,書こうと思って失念したってところかもしれない。

それはさておきとして,まずは私は本作をストリーミングで聞いて,あまりのよさにアルバムの購入を決めたのだが,私が最初にこのアルバムを聞いて思い起こしたのがLeonard Cohenの遺作となった"You Want It Darker"であった。そこには詩人,あるいは文学者としての同質性ってところだろうか。アルバムに先んじてリリースされた"Murder Most Foul"のストーリーは音楽と相まって実に深みを持つものだと感じざるをえない。

このアルバムを評価するにはBob Dylanの書いた歌詞をしっかりと吟味する必要があるのだが,歌詞抜きでサウンドだけを評価しても,これは星★★★★★以外にはありえないと思わせるような傑作。突然,オリジナルでシングルをリリースしたり,アルバムをリリースした背景には,おそらく今回のコロナウイルス禍があると想像される訳だが,それについては今のところDylanは何も語っていないはずである。そして,いろいろな人たちの名前が歌詞のそこかしこに出てくるのも何らかのメタファーなのかもしれないなぁ。

Personnel: Bob Dylan(vo, g), Charlie Sexton(g), Bob Britt(g), Donnei Herron(steel-g, vln, accor), Tony Garnier(b), Matt Chamberlain(ds) with Blake Mills, Benmont Tench, Alan Pasqua, Fiona Apple, Tommy Rhodes

2020年5月14日 (木)

Laura Marlingの新作が実に素晴らしい。

Laura-marling-song-for-our-daughter "Song for Our Daughter" Laura Marling

このアルバムは現物は秋口のリリースが予定されているようなのだが,コロナウイルス禍の中,逸早くストリーミングで既に公開されていて,これが実に素晴らしい。近年聞いた女性シンガー・ソングライターのアルバムでは間違いなく最高の出来と思えた。現物が出たら間違いなく購入するが,まずは皆さんに紹介しておきたい。アコースティックな感じで演じられる演奏,歌ともに最高である。間違いなく本年のベスト作候補。それぐらいいいのだ!

この人,前からいいのはわかっていたし,このブログでも既に記事をアップしているが,やはり只者ではない。

2020年3月 1日 (日)

Barry Mannが名曲の数々をセルフ・カヴァーで歌う。いいねぇ。

_20200229 "Soul & Inspiration" Barry Mann(Atlantic)

数々の名曲を書いてきたBarry Mannがその名曲をセルフ・カヴァーで歌う企画アルバムだが,必要最小限のバックのメンバーを従えた演奏により,曲のよさが更に際立つというところだろう。そして,それを支えるコーラスやハーモニーをつける歌手が実に錚々たる歌手が揃っている。この辺りにBarry Mannというミュージシャンへのリスペクトが感じられるのが心地よい。

もちろん,オリジナルで歌われたヴァージョンに比べると,って話もあるかもしれない。しかし,Barry Mann自身の歌も結構洒脱な感じでいいのである。とにかく曲の持つパワーを感じるだけで幸せになれる。星★★★★☆。

Personnel: Barry Mann(vo, p, el-p), Paul Shaffer(org), Matthew McCauley(org), Dean Parks(g, sitar, mandolin), Fred Mollin(g, banjo, hca, vib, celeste, perc), David Piltch(b), Lenny Castro(perc), Oliver Schroer(perc), Pat Perez(ts, ss), Norton Buffalo(hca), Carole King(vo), Marc Jordan(vo), Brenda Russell(vo), Richard Marx(vo), Bryan Adams(vo), Daryl Hall(vo), Deana Carter(vo), J.D. Souther(vo), Peabo Bryson(vo), Leah Kunkel(vo)

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