佐渡裕/新日本フィルのブルックナーを聞く。

6月にこのコンビでマーラーの3番を聞いたが,今度はブルックナーだ。今回は交響曲5番である。先日の日フィルによるショスタコーヴィチの時にも書いたが,私がオーケストラを聞きに行くのは,大体派手派手しい曲が多くて,私の常套句を用いれば,「ぐわぁ~っとくる曲」専門(笑)で,今回も例外ではない。
私は熱心なブルックナーのリスナーではなかったのだが,Nelsonsの全集を買って以降,Thielemann,そしてJochumと全集が3組になってしまったのは完全な気まぐれと言ってもよいのだが,正直言って自分でもびっくりである。また,私の音楽的な嗜好を知る人から見ても,これは驚きだろうなぁなんて思っているが,まぁそれはよかろう。
サントリーホールの座席につくと,私が近年行ったコンサートの中では最も客入りが悪い感じであった。感覚的には7割程度の入りだったが,日本のオケの定期なんてこんなものなのかなぁと思う一方,大概の場合,私が行ったものはほぼフルハウスに近いものだったから,不思議に思ったのであった。私は今回がブルックナーの生は初だったのでよくわからないが,ブルックナーの人気がないとも思えず,なんでだろうと思いつつ聞いていた。まぁでも最近はブルックナーの演奏機会が多いから,敢えてという感じでもなくなっているのかもしれないが。
肝腎の演奏は,私が座っていた座席にもよるのかもしれないが,いつもより音が大きく感じられ,弦も管も鳴りがよく,この曲から感じられるダイナミズムを表現するには十分だったと思えるし,破綻は感じられなかった。前回のショスタコとの違いはパーカッションがティンパニーだけなので,当然ティンパニーの演奏は目立つ訳で,こなして当然とは思いつつ,カーテンコールでも一番の喝采を受けて当然と思える目立ちっぷりであった。独奏パートのあるクラリネット,フルートがそれに続くという感じだが,その他の管楽器部隊も大きな拍手を受けるのは,曲が曲だし,上述の通り実際によく鳴っていたので納得であった。弦も弱音も綺麗に響かせ,フォルテッシモにおける音量も全く問題なし。
ということで,人生初の生ブルックナーとしては悪くなかった演奏で,もう少し客入りがよくてもよかったと感じた次第。
Live at サントリーホール on September 25, 2026
Personnel: 佐渡裕(cond),新日本フィルハーモニー交響楽団
























































































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