無茶苦茶面白かった「ウィンチェスター銃 ’73」。
「ウィンチェスター銃 ’73(Winchester ’73)」(’50,米,UIP)
監督:Anthony Mann
出演:James Stewart, Shelley Winters, Dan Duryea, Stephen McNally, Millard Mitchell, John McIntire, Will Geer, Jay C. Crippen
西部劇における傑作と言われるのがこの映画である。善と悪が明快なストーリー,スピード感溢れるアクション,優れたカメラ・ワーク,そして記憶に残る脇役陣等,なぜ傑作と言われるのかがよくわかる作品であった。
ダッジ・シティでの射撃大会での賞品がタイトルとなったウィンチェスター M1873ライフルが様々な人の手に渡っていく過程で,数々のアクションが生まれていくのだが,その途中では先住民のボスの手にも渡るのだが,それを演じているのが若き日のRock Hudson,それと対峙する騎兵隊の中にはこれまた若き日のTony Curtisの姿もあるところに時代を感じる。それはさておきとして,ライフルによって生まれるストーリーは秀逸であった。
そもそも主役のJames Stewartが素晴らしいが,全編で相棒を演じるMillard Mitchellが超渋いのに加え,序盤でWyatt Earpを演じるWill Geer,怪しげな武器商人を演じるJohn McIntire,そして騎兵隊の軍曹を演じるJay C. Crippenも印象的なキャラクターとして登場して,Dan Duryea,Stephen McNallyの悪役陣とともに映画を盛り上げるのだ。
そして先日取り上げた「狩人の夜」に続いてこの映画にもShelley Wintersが出ているが,当時の彼女は超絶的別嬪というより,親しみやすい,いい意味でのファニー・フェイス的な感じで人気があったんだろうと思う。私は「狩人の夜」の役柄より,こちらのShelley Wintersの方が好きである。私の年代でも,ついつい「ポセイドン・アドベンチャー」の太っちょのローゼン夫人の印象が強くなりがちなShelley Wintersであるが,昔の姿も貼り付けておこう。
映像では,先住民に追われる馬車の疾走シーンや,先住民との戦闘シーン,更にはJames StewartがStephen McNallyを追跡するシーンのスピード感が見事なのであった。監督のAnthony Mannの作品をこのブログで取り上げるのは初めてのはずだが,彼のフィルモグラフィを見れば,どんなストーリーでも撮れてしまうまさに職人。ここでも見事な職人芸を披露したということになろう。
西部劇にもいろいろあるが,面白さという意味ではこの映画は高く評価すべきものと思う。星★★★★★。
本作はDVDでも出ていたはずだが,昨今は単体での入手が難しそうなので,ストリーミングへのリンクはこちら。























































































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