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カテゴリー「映画」の記事

2020年8月12日 (水)

Amazon Primeで「シャレード」を見た。多分初めて見たなぁ。

Charade「シャレード(”Charade")」(’63,米,Universal)

監督:Stanley Donen

出演:Cary Grant, Audrey Hepburn, Walter Matthau, James Coburn, George Kennedy, Ned Glass

前にも書いた通り,昨今のAmazon Primeでは結構古い映画が見られるのが楽しいのだが,今回選んだ「シャレード」なんて,Herny Manciniが書いた主題曲は皆知っているだろうって感じだが,私はこの歳になって,この映画を見たのは初めてではないかと思う。私にとってAudrey Hepburnは「ローマの休日」が全てみたいなところがあるが,それでもCary Grantが出ているのだから,小じゃれた展開になるのは必定と思っていたら,案の定,ロマンティックなコメディ・タッチのサスペンスというお腹がいっぱいになるような映画であった。

正直言ってシナリオが無茶苦茶(本当に無茶苦茶なのだ)だという点については目をつぶろう。なぜならば,ここでのAudrey Hepburnはいかにもキュートなのだ。「ローマの休日」の時の清楚さから転じて,小悪魔的と言ってもよい彼女の魅力こそが,この映画の売りだろう。まぁ,Cary Grantはこの映画の頃は還暦近いが,一方Audrey Hepburnは34歳ぐらいであるから,親子ほどの年の差があるのだが,これを成り立たせるのはCary Grantの洒脱さ故なのは当然としても,清楚なだけではないちょっと大人な感じのAudrey Hepburnの魅力が大きいと思った。

途中で大体誰が一番のワルかはわかってしまうのだが,いかにも悪役的なJames CoburnとかGeorge Kennedyが結構笑える。こういうストーリー展開でも許されるいい時代だったと言わざるをえないが,それでもこのおしゃれな感じはAudrey Hepburn主演映画らしいよなぁとつくづく思ってしまった。ジバンシーのコスチュームをパリの街並みでAudrey Hepburnが着こなせば,それだけでおしゃれに決まっとろうがというところ。いずれにしても,他愛はないものの,古き佳き時代の映画って感覚を味合わせてもらった。星★★★★。

余談ながら,映画の途中で,Cary GrantがAudrey Hepburnに向かって"On the Street Where You Live"というセリフを言うシーンがあったが,この映画の撮影中には"My Fair Lady"の主演が決まっていたってことなんだろうなぁと思っていた私であった。

2020年8月 8日 (土)

オリジナル「猿の惑星」を見るのは何年ぶりだろうか?

Planet-of-the-apes「猿の惑星("Planet of the Apes")」(’68,米,Fox)

監督:Franklin J. Schaffner

出演:Charlton Heston, Roddy McDowall, Kim Hunter, Maurice Evans, Linda Harrison

実に懐かしい映画である。この映画がBSで放送されていたので録画して見たのだが,この映画を見るのは何年ぶりなのだろうか。私の記憶の中では,荻昌弘がMCだった「月曜ロードショー」で,当時は珍しかったノーカット放送が行われたのが私が小学生5年生か6年生ぐらいの頃だったはずである。更に私の記憶が正しければ,37%とかのとんでもない視聴率を叩き出したはずである。みんなこういう映画をTVで見たいと思っていたのねということの裏返しかもしれないが,その後,私がこの映画をちゃんと見たかどうかというとあまり自信がない。

いずれにしても,今回,かなり久しぶりに再見した訳だが,この映画,ラスト・シーンの印象が強過ぎて,途中の展開については覚えているところもあれば,ほとんど記憶にすらないと思ってしまったシーンがあったのも事実である。まぁ,最初のTV放送からも相当な年月が経過しているし,老境に達して記憶力の低下に悩む私としては不思議なことではない(苦笑)。今にして思えば,特殊メークも実にプリミティブな感じだが,それでも当時は担当したJohn Chambersはオスカーも獲ったし,凄い,凄いと言われていたのも懐かしい。もはや50年以上前の映画なのだから,それも当然だが,その当時に思いを馳せて改めて見ていたら,ついつい寝る時間が遅くなってしまったではないか(笑)。やはり。私も同時代感を覚えるものに対して強い郷愁を感じる年ごろなのだ。

ストーリーはかなり無茶苦茶と言ってもいいし,Charlton Hestonがマッチョな行動パターンを取りたがるところは笑ってしまうところもあるとしても,結構よく出来ていたなぁと改めて感じさせてくれた映画である。結局シリーズ化されて5作も作ってしまったのはどうなのよとは思うが,それぐらい当時は人気のあるフランチャイズだったということである。2作目はダメダメで,3作目はストーリーで何とか持ち直し,4作目はまぁまぁだったが,5作目は駄作中の駄作と堕したという感じだったと思うが,この1作目は見るに値する映画だったと思った私である。夜中まで見続けてしまうところにそういうところが表れていると思うが,それは結局ラスト・シーンが見たかったからではないかって言われればその通りかもしれない。それぐらいインパクトの強いラスト・シーンを描いたシナリオを褒めることにしよう。星★★★★。

たまにこういう映画を見るのも楽しいなぁってつくづく思った私だが,これの前日には「パットン大戦車軍団」を録画しているので,追々見ることにしよう。実は「パットン大戦車軍団」はオープニングは記憶しているが,全編見たことがないはずなのだ。ってことで,音楽だけでなく,映画も温故知新モードに入るとするか(笑)。

2020年7月31日 (金)

Amazon Primeで見た超クラシック映画「上海特急」。

Shanghai-express 「上海特急("Shanghai Express")」('32,米,Paramount)

監督:Josef von Sternberg

出演:Marlene Dietrich,Clive Brook, Anna May Wong, Warner Oland, Eugene Pallette

昨今はAmazon Primeで結構古い映画が見られるようになって,CG全盛の時代に古き良き時代の映画を見直せるのは実にありがたい。まぁそうは言ってもチョイスは限られているが,今まで見たことのないようなクラシックな映画を見る機会ができたことは嬉しい限りである。こうなったら,著作権切れの映画は全部アップして欲しいものだが,そうもいかないか...。

この映画,制作されたのは1932年。トーキー初期と言っても過言ではないが,北京発上海行きの特急を舞台にしながら,一筋縄ではいかないラブ・ストーリーになっているのが実に面白かった。画質についてはどうこう言えるものではないが,60インチ近い液晶で見ると,さすがに画像が厳しいので,むしろPCの画面で見た方が粗が目立たないってところは何だかなぁって気がする。なぜならば,この映画の一番のポイントはMarlene Dietrichの美貌だからである。いやいやそれにしても実に美しい女優である。

1932年という時代を考えると,中国を舞台にすれば,エキゾチックな感じになってもしょうがないが,この映画はあまりそういう感じがしないのは列車内が中心のストーリーゆえというところであるが,プロットはさておき,ついて,離れて,またくっついてみたいな恋愛映画ってのがある意味微笑ましい。そこにちょいとサスペンス風味を入れているってのがこの時代においては新鮮だったのではないかと想像する。

それにしてもMarlene Dietrichである。私は往年の美女と言えば,Ingrid Bergmanこそ最高だと思っているが,Marlene Dietrichについては「モロッコ」とか,後年の「黒い罠」ぐらいしか記憶にないというか,その記憶も飛んでいるが,まさに別嬪というのはこういう人のためにあったと思ってしまう。彼女の美貌を拝むだけでも価値があった87分。星★★★★。

さて,次は何を見るかなぁ...(笑)。

2020年7月25日 (土)

それはないだろうと言いたくなった「ミスト」

Mist「ミスト(”The Mist")」(’07, 米)

監督:Frank Darabont

出演:Thomas Jane, Marcia Gay Harden, Laurie Holden, Andre Braugher, Toby Jones, William Sadler

この映画,先日「王様のブランチ」で紹介されていたものがAmazon Primeで見られるってことで見てみたのだが,これほど後味の悪い映画はなかなかないとしか言いようがない映画であった。なので,知らずに見る人にはそれを承知した上で見るようにとしか言えない。

突然,謎の霧に包まれて,訳のわからない恐怖に襲われる人たちを描いたホラーと言えばその通りだが,その原因は明確にされずとも,示唆は与えられるって感じなのだが,それはそれでいいものを,この作品は徹底的に後味を悪く作ってしまったところに問題を感じてしまう。あまり書き過ぎるとネタバレになるのでこれ以上は書かないが,とにかく後味が悪い(きっぱり)。原作を書いたStephen Kingはこの原作とは異なる結末を絶賛したらしいが,これは一般人が見る限りは,それはないだろうって思うはずだ。

しかもこの映画を取ったFrank Darabontは「ショーシャンクの空に」の監督である。同じStephen Kingの原作とは言え,あの映画のエンディングのすっきり感と真逆だろうと言われれば,Frank Darabontも抗弁できないはずだ。とにかく見終わってこれほど胸糞悪い映画はない。もちろんこういうエンディングもありなのだが,映画館であれば,何とも言えない殺伐とした感覚で席を立たねばならないってのはいかがなものかと思う。

まぁ,極限状況の中で,人間がある意味洗脳されていく様は認められるとしても,この映画は絶対好きになれない。星★★。

2020年7月19日 (日)

久々に劇場で映画を見た:「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

Little-women「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語("Little Women")」('19,米,Columbia)

監督:Greta Gerwig

出演:Saoirise Ronan, Emma Watson, Florence Pugh, Eliza Scanlen, Timothée Chalamet, Laura Dern, Meryl Streep

新型コロナウイルス禍もあり,映画館にも久しく行っていなかったのだが,久しぶりに休みに映画を見に行った。劇場に行くのは3月の「1917」以来であるから,4カ月近くぶりってことになる。こういうご時世なので,ヒット間違いなしと思われるような超大作が続々公開延期となり,今はどちらかと言えば地味な小品や,日本ではあまり当たりそうにない作品が陽の目を見るチャンスなのかもしれない。そうしたところで,今回チョイスしたのがこの映画である。

私は不勉強ゆえ,原作となる「若草物語」シリーズは読んだことがないが,調べてみると,回想を交えながら,「若草物語」と「続若草物語」をミックスさせる構成というところで,特に続編の方に比重が置かれているってところだろう。こういう時代にこういう物語が受けるのかってところはあるのだが,何度も映画化やTVシリーズ化もされている原作は,米国人にとっては国民的ストーリーってところなのかもしれない。

南北戦争の時代の話なので,コスチュームが気になってくるところで,本作がオスカーで衣装デザイン賞を獲ったのはまぁうなずける話である。いずれにしても,時間軸を入れ替えながら,ストーリーとしてうまくまとめた脚色も兼ねたGreta Gerwig監督の手腕によるところが大きい。私には前半は牧歌的過ぎて,やや間延びした感覚を覚えていたのも事実であるが,後半になって持ち直したって感じである。

いずれにしても,演出,脚色もいいが,この映画は4姉妹を演じた役者陣の好演が成功の要因だと思えた。特に主演のSaoirise Ronanは近い将来,オスカーを間違いなく獲るに違いないと確信する。もう少し尺を短くしてもよかったかなと思えるのはちょっと惜しいが,なかなかよく出来た映画である。こういうご時世でなければ,見に行っていなかったかもしれない作品を見られたってことで,それはそれでよかった。星★★★★。

2020年7月12日 (日)

Ennio Morriconeを偲んで「荒野の用心棒」を見た。

Photo_20200710222501 「荒野の用心棒("A Fistfull of Dollars")」(’64,伊)

監督:Sergio Leone

出演:Clint Eastwood,Gian Maria Volontè,Marianne Koch, José Calvo

先日亡くなったEnnio Morriconeを偲んで,「荒野の用心棒」をDVDで再見した。この映画自体は黒澤明の「用心棒」の無許可リメイク(笑)だが,Sergio Leoneとしては東宝に打診をしたが,返事がなかったので"OK"と見なしたというような話を聞いたことがあるが,まぁそれはさておき,元々の「用心棒」もよく出来た映画だったが,この映画も実にうまく翻案しているってところである。Clint Eastwoodがカッコいいしねぇ。前にも書いたかもしれないが,私は高校の頃まで,部屋ににClint Eastwoodのポスターを貼っていたのである(笑)。

映画自体はよく知られているところなので,ここはEnnio Morriconeの音楽についてである。この映画のテーマ,「さすらいの口笛」と邦題がついていたが,今回映画を見直して懐かしいなぁと思う一方,イメージが違ったのがこの曲が流れるタイトル・ロールのバックで銃声がバンバン入っていることによるものだと感じた。まぁ,それでも「夕陽のガンマン」もそうだが,口笛を使った哀愁のメロディだよなぁってところである。この曲は銃声の効果音なしで聞いた方が感じが出るってことで,音源を貼り付けておこう。

「夕陽のガンマン」とかは敢えて同じ作風にしていると思うが,それだけではないEnnio Morriconeのこのほかの音楽についてもそのうち聞いてみることにしよう。いずれにしても惜しい人を亡くした。

改めてR.I.P.

2020年7月 8日 (水)

45年ぶり(!)にAmazon Primeで見たが,全く面白くなかった「エアポート ’75」。

Airport-1975 「エアポート ’75(”Airport 1975")」(’74,米,Universal)

監督:Jack Smight

出演:Charlton Heston,Karen Black,George Kennedy,Efrem Zimbalist, Jr.,Gloria Swanson

この映画,劇場で見たのは私がまだ中学生の頃である。それをAmazon Primeで45年ぶりで見た。当時の私と比べれば,映画に対する審美眼も随分向上しているはずだが,それにしても実に出来が悪い映画である。オールスター映画として当時は宣伝されていたように思うが,今にして思えば,かなりキャストも地味。大スターはCharlton Hestonぐらいで,これをオールスターと言ってはいかんという感じだ。

もともとの「大空港」の「グランドホテル形式」は引き継ぎながら,どうも出てくる役者陣の役割が全然いけていないというか,かなり適当。正直なところ,これは脚本が悪いというのが結論になってしまうのだが,設定もかなり無茶苦茶である。詳しく書くとネタバレになってしまうので,その愚は避けるが,アクシデントに襲われた後の飛行機の乗客の反応にしても,コックピットの描き方にしても,更には救出方法もそんなはずないだろうとしか言えない。

とにかく問題は一向に盛り上がらないサスペンスってところである。全然ハラハラドキドキ(死語!)しないのだ。言ってしまえば,こんなものは子供だましに過ぎない,実につまらない映画であった。こんな愚作を金を払って劇場に見に行くべきではなかったが,私もまだ子供だったってことで...。星★☆。

それにしても,「エクソシスト」のヒットを受けて,Linda Blairを出演させるというところが,何ともあざといよねぇ。更に輪を掛けるのが,Helen Reddyを出演させて歌わせてしまうところ(苦笑)。う~む...。

2020年7月 7日 (火)

追悼,Ennio Morricone。

Ennio Morrioneが亡くなった。私は子供の頃,関光夫が司会のNHK FMの映画音楽の番組をよく聞いていて,ロックやポピュラー音楽に目覚める以前に映画音楽に親しんでいたような気がする。そうした番組を聞いていて,Ennio Morriconeと言えば,マカロニ・ウエスタンという感じで,「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」を筆頭に,その手の音楽によく触れていた記憶が原初的な体験であった。

その後,いろいろな映画音楽を手掛けながら,「天国の日々」あたりから評価が高まって,「ミッション」以降は大物映画音楽作曲家としての評価が固まったっていう感じだろうか。先日見た「遊星からの物体X」とかも担当して,ある意味,何でもやってしまう人であったが,ついに2016年「ヘイトフル・エイト」でオスカーの作曲賞を受賞するに至った。

_20200706-2 そんなMorriconeを追悼するに,私が今保有しているのはEnrico Pieranunziが吹き込んだMorrikcone集ぐらいしかないわけだが,これがまたあまり知られていないであろうイタリア映画音楽ばかりをやっているところに,むしろEnrico Pieranunziの美学を感じてしまった私である。ここで取り上げられた映画は,おそらく私は1本も見たことがないはずだが,ここで聞かれる音楽は古い時代から,Ennio Morriconeの音楽が美的なセンスに富んでいたことを実証するに余りある出来である。もちろん,Pieranunziのトリオの美学があってこそって気もするが,メロディの本質的な部分に美しさが存在していたことが本作を聞くとよくわかる。ここに収録されている最も古い映画は1962年の「狂ったバカンス」なので,「荒野の用心棒」より前である。その時代からそうした美学を表出させていたことに今更ながら気づかされた私であった。

91歳という長命ではあったが,また一人,映画界は大御所を失ったというところである。Enrico Pieranunziを聞き終わったら,DVDで「荒野の用心棒」を見て追悼することにしよう。

R.I.P.

2020年7月 5日 (日)

Amazon Primeで見た「宇宙戦争」1953年版。

Mv5bytvinjlmm2itmmrhzc00zdhklwe2ntqtnzvi「宇宙戦争(”War of the Worlds")」(’53,米,Paramount)

監督:Byron Haskin

出演:Gene Barry, Ann Robinson, Les Tremayne, Rob Cornthwaite, Cedrick Hardwicke (narrator)

Amazon Primeで古い映画を見続ける私である。この映画は後にSteven Spielbergが監督し,Tom Cruise主演でリメイクされているが,視覚的効果は全然違うんだろうなぁと思いつつ,1953年当時の特撮技術ってのはこんなもんだったんだろうなぁと思ってしまった。

この映画,多分以前見たことはあると思うのだが,細部は全然覚えていないし,そもそもこの結末を覚えていなかったのだから,単なる記憶の彼方ではなく,実際に見たことがなかったのかもしれない。まぁ,ストーリーははっきり言って無茶苦茶と言ってもいい訳だが,映画のかなりのシーンが人間がボコボコにやられていて,一体どうなるのかってところで大団円を迎えるというストーリーには思わず苦笑してしまった。

まぁ,お決まりのような暴動(パニック)シーンもあるし,人間の無力さってのも感じさせるところが,ある意味厭戦気分の裏返しではないのかとさえ思ってしまう。それは原作者H.G. Wellsの気分ではなく,この当時の映画人の気分ってことではないかと勝手に想像していた私である。何てたって,敵は原爆を打ち込んでもびくともしないのだが,それをサングラスはしているとは言え,あんな近い距離で爆発するところを見て,爆風浴びたらどうなるねん?って考えろよと言いたくなってしまう。こういうところに,原爆を日本に落としておきながら,アメリカ人の当時の核兵器に対する無知を感じてしまったが,こういうのは今だったら絶対批判を浴びて,自主規制かなとも思うが,まだまだ何でも許される時代だったってことである。

今にしてみれば,微笑ましくなるような特撮のレベルではあるが,それでも当時は結構頑張ったんだろうねぇと思っていたが,こういうものの積み重ねがあって,今の映画があると思えばそれはそれで感慨深い。

それにしても,学者であるはずのGene Barry演じる主人公がいきなりセスナを操縦して逃げるってのはさすがにやり過ぎ。そして,どうしてそこにセスナがあったのよ?と突っ込みどころ満載ではあるが,まぁ固いことは言うまい。星★★★。

2020年7月 4日 (土)

Amazon Primeで見た「三つ数えろ」。ここでもBogieはカッコいいが,Lauren Bacallが素敵💓。

Mv5bmjdim2iyzmqtodjiyy00ndnkltllymitmmfj 「三つ数えろ("The Big Sleep")」(’46,米,Warner Brothers)

監督:Howard Hawks

出演: Humphrey Bogart,Lauren Bacall,John Ridgely,Martha Vickers,Dorothy Malone

先日の「マルタの鷹」に続いてHumphrey Bogart主演映画として本作を見た。Raymond Chandlerの「大いなる眠り」を原作とする本作,実に複雑なストーリーである。ストーリーを追うのもいいのだが,私の場合,ストーリーそのものよりも。Bogieの立ち居振る舞いや,Lauren Bacallのクールな美貌にまいっていたというのが正直なところである。

映画スターってのはこういうものだろうと思わせるのがこの二人だとつくづく思っていた私である。しかし,ストーリーが正直言って訳が分からない部分があるので,そっちの方は頭に入ってこないのは困ったものだったが,それでもいいのである。この映画の頃には既に結婚していたのかもしれないこの二人の姿を拝めるだけでもいいのである。しかもLauren Bacallはこの映画の頃はまだ二十歳そこそこのはずだが,絶対そうは思えない強烈な色香を感じさせて,凄いとしか言いようがないのだ。

映画としては「マルタの鷹」の方が上かなとも思うが,Lauren Bacallに免じて「マルタの鷹」同様,星★★★★☆としてしまおう。

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