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カテゴリー「映画」の記事

2021年9月22日 (水)

またも観ました007。今回は「美しき獲物たち」。

A-view-to-a-kill「美しき獲物たち(”A View to a Kill”)」(’85,米/英/アイスランド,UA/MGM)

監督:John Glen

出演:Roger Moore, Christopher Walke,Tanya Roberts, Grace Jones, Patrick Macnee, David Yip

Amazon Primeで007シリーズが観られるのをいいことに,またも観てしまった。私はシリーズの中で,Roger MooreがJames Bondを演じた作品を高く評価できないので,この映画も通しでは初めて観たような気がする。

この映画はそのRoger MooreがBondを演じる最終作ということで,この時,Roger Mooreは撮影中に57歳の誕生日を迎えており,James Bondを最年長で演じたことになるそうだ。それにしては頑張っているとは思えるが,なんで私がRoger Moore版007を評価できないかと言えば,シナリオの出来が良くなかったからだと思っている。娯楽映画として仕方のない部分もあるが,この映画もつまらないエピソードを盛り込み過ぎで,荒唐無稽度が高いというのがその理由だ。

映画の前半は抑えめのストーリーで,これはなかなかいいんじゃないのと思わせるのが,後半になって「やっちまった」感が出てくる。サンフランシスコにおけるカー・チェイスのシーンって必要だったのかって思えるのもあり,2時間を越える上映時間は必要なかったと感じざるをえない。鉱山のシーンも明らかに冗長で,シナリオはもっと整理のしようがあったはずだ。

そうした中で,救いはChristopher Walkenの悪役ぶり。もうここまで来ると本人も楽しんで演じているに違いないって感じの,いかにもChristopher Walkenらしいサイコパスぶりである。まじでこういう役が似合うよねぇ。まぁそれでも星★★★が精一杯ってところだが。

それにしても,007のテーマソングをDuran Duranってのはどうもミスマッチ感があったなぁ。

さて,次は何を観るかねぇ...(笑)。パロディ版「カジノ・ロワイヤル」かな。

2021年9月20日 (月)

007の新作公開を前に初めて観た「ネバーセイ・ネバーアゲイン」。

Never-say-never-again 「ネバーセイ・ネバーアゲイン("Never Sat Never Again")」(’83,米/英/独,Warner Brothers)

監督:Irvin Kershner

出演:Sean Connery,Klaus Maria Blandauer, Kim Basinger, Barbara Carrera, Max von Sydow, Edward Fox, Bernie Casey,Rowan Atkinson

007シリーズの新作の公開を前にAmazon Primeでは旧作が全部観られるようになっているが,そのうち,番外編とでも呼ぶべきこの作品は,私は今まで観たことがなかった。本家の007シリーズとは別枠で,Sean Conneryが最後のJames Bond映画として撮ったのがこれだが,随分と老けて,太ったJames Bondみたいな感じではあるが,ストーリーは「サンダーボール作戦」のリメイクである。

前半では最早,退役軍人みたいなJames Bondみたいな感じだが,ストーリーそのものは「サンダーボール作戦」同様に展開し,まぁこれはこれでいいんじゃない?って007好きの私は思ってしまった。少なくとも「ダイヤモンドは永遠に」よりはずっと面白いと思っていた私である。

私としてはこの映画はセクシーなKim Basingerを見るためにあるみたいな感じであったが,演技云々より,もうKim Basingerが出てくるシーンで集中力が上がるみたいになっていた。キャスティングでは悪役のBarbara Carreraの方が上なのだが,誰がどう見たってKim Basingerの方がいいのだ。

そして,この頃の本家007シリーズにもお笑いみたいな要素が入っていたが,ここでもそれを踏襲するかのように,コミック・リリーフとして,Mr. ビーンことRowan Atkinsonが出てきたのには笑ってしまった。そして,ラスト・シーンのSean Conneryのウインクで締めるってのも結構笑えるつくりだと思った。

前述の通り,これはあくまで番外編であり,小難しいことを言わず気楽に楽しめばいい映画。星★★★☆。

2021年9月18日 (土)

Amazon Primeで「タクシードライバー」を45年ぶり(!)ぐらいで観た。

Taxi-driver「タクシードライバー("Taxi Driver")」(’76,米,Columbia)

監督:Martin Scorsese

出演:Robert De Niro, Cybill Shepherd, Jodie Foster, Harvey Keitel,Albert Brooks,Peter Boyle

私がこの映画を観たのは確か大毎地下で二本立ての一本だったと思う。それは公開された年だから,おそらく1976年で,私が中学生の頃である。それ以来,幾星霜を経て,Amazon Primeでこの映画を再見することとなった。さすがに45年も経つと,ストーリーラインの細かいところまでは覚えていない部分もあったが,その端々は印象に残っていたのは結構凄いことだと思える。そうは言いつつ,Robert De Niroの狂った感覚の印象が強過ぎて,エンディングってこんな感じだったのかってのは全然記憶になかったが...(笑)。

まぁ結構暴力的な表現もあるこの映画が,カンヌでパルム・ドールを獲ったというのも結構凄いことだし,Jodie Fosterの役柄なんかは現代であれば,自主規制が入ってあり得ないって感じになるのではないか。そういう意味では,どんどん映画製作も難しくなってしまうよなぁと思ってしまうが,本作はインパクトの強い映画だったと言わざるをえない。キネ旬の1位ってのもやはりそのインパクトゆえであったと思わざるをえない。

そしてこの映画を印象付けたのは映像のインパクトに加えて,Bernard Herrmannが書いたテーマのメロディだと思える。この哀愁を帯びたメロディが,この暴力的な映画と実にマッチしてしまうというところに,私は逆説的な魅力を感じる。そして,Robert De Niroだけでなく,いろいろな役者が適材適所で配置されていて,これはまさにキャスティングの妙と言わざるをえない。45年を経て観ても,これは実に面白い映画であったということで,星★★★★★。まさに温故知新であった。

2021年9月15日 (水)

感涙。これまた凄い音楽映画:「サマー・オブ・ソウル」

Summer-of-soul 「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)<Summer of Soul (...Or, When The Revolution Could Not Be Televised) >」(’21,米,Searchlight)

監督:Ahmir "Questlove" Thompson

出演:Sly Stone, Mahalia Jackson, The Staple Singers, Nina Simone, Gradys Knight, Stevie Wonder,The 5th Dimension

先日,「プロミシング・ヤング・ウーマン」と梯子して観たのがこの映画であった。これが凄い。

今年はライブに行っていないせいもあって,音楽映画を結構観ていて,「アメイジング・グレイス」,「アメリカン・ユートピア」もよかった。どれも当たりという中で,この映画も実に素晴らしいものってのは,音楽への渇望感を埋めるという意味で実に貴重な作品であった。

1969年,ほぼウッドストックと同じようなタイミングで開催されていたHarlem Cultural Festivalは,ソウルに留まらず,ブルーズ,ゴスペル,ジャズもカバーしていたという素晴らしいイベントであった訳だが,その記録映像が残っていたということだけでも素晴らしい。そしてここに収められた演奏の数々を見て,興奮しなければ嘘だろうと言いたくなってしまうようなものばかりだ。

冒頭からしてStevie Wonderの素晴らしいドラミングに度肝を抜かれるが,そこから出てくるキラ星のごときミュージシャンを見て,私はひたすら感動していた。その中でも特に,Mahalia JacksonがMavis Staplesと歌う"Take My Hand, Precious Lord"のシーンでは感動のあまり落涙した。これを見て感動しない人とは私は友人になれないと思うほどの素晴らしさであるが,それだけではない。

興奮度という意味ではSly Stoneに勝るものはないし,メッセージ性という意味での感動という点ではNina Simoneも素晴らしい。それだけに留まらず,ここに登場するどのミュージシャンもとにかく凄いのだ。ジャズ界からはMax RoachやAbbey Lincolnまで出てくるしねぇ。

この映画が公開されたことを,BLM運動と結びつけて考えることもできようが,難しいことを考えなくても,黒人たちの作り出す音楽の素晴らしさを堪能すればよいと思って私はこの映画を観ていた。とにかくこの作品を世に出したQuestloveに感謝したくなった私である。この映像には星★★★★★しかない。この映画も全音楽ファン必見だと言っておこう。最高だ。

2021年9月12日 (日)

今頃になって「プロミシング・ヤング・ウーマン」を観たが,実に面白かった。

Promising-young-woman 「プロミシング・ヤング・ウーマン」(’20,英/米,Universal)

監督:Emerald Fennell

出演:Carey Mulligan, Bo Burnham, Alison Brie, Connie Britton, Chris Lowell

今年のオスカーで脚本賞を獲ったのがこの映画なのだが,シナリオが優れている映画は面白いというのが私の実体験ベースにある。なので,この映画もきっと面白いだろうと思っていたのだが,全然観に行く機会がなく,今頃になってようやく観たのだが,やっぱり面白かった。

詳しく書くとネタバレになってしまうので控えるが,エンディングに向けて,「おぉっ,そう来るか~」って展開が待っている。ストーリーにチャプター付けをする部分などはQuentin Tarantino的であるが,ネタバレ絶対ダメみたいな展開そのものも結構影響ありかなぁなんて思ってしまう。その一方で,エグい表現はほとんど出てこないところがこの映画のもう一つの美点ではないか。粗暴なシーンはゼロではないが,えげつなさは全然ないところに,おそらくは演出上のこだわりもあったはずである。

これは実に面白く,正直言ってしまうと,今年のオスカーで作品賞を獲った「ノマドランド」より好きだなぁ。ってことで,遅ればせながら星★★★★★としよう。もっと早く観ておけばよかった,と反省。

2021年9月 6日 (月)

週末に観た「ドライブ・マイ・カー」。実によく出来ている。

Photo_20210902175201 「ドライブ・マイ・カー」(’21)

監督:濱口竜介

出演:西島秀俊,三浦透子,霧島れいか,岡田将生

カンヌで脚本賞を獲ったことも話題になった村上春樹原作の映画化である。正直言って,観る前は179分という尺にはビビっていた私であるが,終わってみれば,そんな尺を感じさせない映画に仕上がっていた。短編集「女のいない男たち」からのストーリーをうまく組み合わせて脚本化したこの映画は,確かにシナリオはよい。チェーホフの「ワーニャ伯父さん」,更には「ゴドーを待ちながら」の舞台シーン,しかも多言語演劇というシチュエーションを交えて描くところなど,実に見事なものである。

そして,派手なギミックなどなしに,ある意味淡々としたトーンではあるのだが,なぜか強い印象残すところに監督,濱口竜介の術中にはまってしまった感じがする。私は積極的に日本映画を劇場に観に行く人間ではないが,これは観てよかったと思える一作。役者陣は皆好演であるが,岡田将生はこういうクセのある役をやっても様になるのは「悪人」でもわかっていたのだが,本作での長台詞をこなすシーンは実に印象的。

いずれにしても,これは本当によく出来た映画であったと思う。パルム・ドールは逃したとしても一見の価値があることに変わりはない。コロナ禍の中でよく撮り切ったと思う。星★★★★☆。

2021年9月 5日 (日)

Amazon Primeで「コンタクト」を見た。Jodie Fosterらしい映画と言えるかもなぁ。

Contact「コンタクト("Contact")」('97,米,Warner Brothers)

監督:Robert Zemeckis

出演:Jodie Foster,Matthew McConaughey,Tom Skerritt,John Hurt,David Morse,Angela Bassett

亡きCarl Saganの小説を映画化したこの映画を初めてAmazon Primeで見た。この映画は,宇宙に関する哲学的,あるいは神学との関連さえ感じさせるユニークなSF映画で,突っ込みどころもありながら,なかなか面白い映画であった。

映画の筋書きと関係ないところで言えば,実在のメディア関係者が実名でガンガン出てくるのには笑ってしまうぐらいだったが,ここに描かれたストーリーには当然,メディア・カバレッジが必要な訳で,そうしたメディア関係者の協力を得てしまうのは誰の人脈だったのかも興味深い。また,当時の大統領のBill Clintonの映像さえ使ってしまうのかと思いきや,これはやはりというか当然のこととして,そっくりさんだったみたいだが,結構似ているのにはこれまたびっくり。また,Angela Bassettの大統領報道官への成りきりぶりも実に見事なのだ。

本題からずれてしまったが,この映画はど派手なSF映画とは一線を画す,極めて真面目に作られた真っ当な映画であった。上述の通り,ある意味哲学的な部分もあるものの,ファンタジー的なところもあり,かつラスト・シーンはなんでそうなるのか?というところもあるにはある。また,実証主義と神学の対立というのも実に難しいテーマも取り入れており,単純な娯楽映画にはとどまらないところがあるのは面白かった。星★★★★。

2021年8月28日 (土)

リメイク版の「宇宙戦争」をAmazon Primeで見た。

Photo_20210816093001 「宇宙戦争("The War of the Worlds")」(’05,米,Paramount)

監督:Steven Spielberg

出演:Tom Cruise, Dakota Fanning, Miranda Otto, Justin Chatwin, Tim Robbins

休日にAmazon Primeでこの映画を初めて見た。1953年のオリジナル版も私はAmazon Primeで見て,このブログにも記事をアップしている(記事はこちら)。SF映画の古典とでも言うべきこの映画を,2005年的なSFX技術を使ってリメイクするとどうなるのかってことになるが,まぁこんなもんかって感じである。

常々マッチョな役柄を演じるTom Cruiseが取り敢えず逃げまくるという映画であるが,シナリオには突っ込みどころ満載で,なんでそうなるの?ってストーリーでどうもねぇって感じがする。結末は元がそうなのだからまぁいいとして,そこに至る道程が無茶苦茶なのである。そんな都合よく主人公が生き残るか?って思い出すと,途中で投げ出したくなる。"I Am Sam"で我々を大いに泣かせてくれたDakota Fanningがちょっと大きくなって出演していて,相変わらず可愛いことは可愛いのだが,スクリーミングがうざったいと思い出すと,これまた気になってくる。子供なんてそんなもんだと思いつつ,あの金切り声の連発にはさすがに芸がないと思ってしまう。これも完全にシナリオが悪いというところであり,Dakota Fanningのせいではないとしても,やっぱりやり過ぎである。

侵略,破壊,パニック,親子愛とそれこそいろんな要素がてんこ盛りになっているが,その連続性の部分にどう考えても無理がある。まぁ,こうした映画に普通のリアリティを求めること自体馬鹿げているが,それにしてもあまりにも適当なシナリオには失笑を禁じえないところがあった。私はSpielbergはそれなりに評価に値すると思っているが,最近は彼の映画だから観たいという感覚は生まれていない。その程度の信頼度にしかならないのは,こういうのを撮っているからだと皮肉の一つも言いたくなる」。まぁ,お時間に余裕があればどうぞってレベルの映画と言っておこう。星★★☆。

尚,余談ながらエンド・クレジットを眺めていると,なぜか私の勤務先への謝辞が...(笑)。なんでやねん?と思ってよくよく調べてみれば,公開当時タイアップしていたんだねぇ。全然知らなかった。

2021年8月22日 (日)

恥ずかしながら,Tim Burton版「バットマン」をAmazon Primeで初めて観た。

Batman 「バットマン("Batman")」(’89,米,Warner Brothers)

監督:Tim Burton

出演:Jack Nicholson, Michael Keaton, Kim Basinger, Robert Wuhl, Pat Hingle, Michael Gough

私はChristopher Nolan版の「バットマン」シリーズは全て見ているが,実のところ,Tim Burton版の「バットマン」を見るのはこれが初めてである。前にも書いたことがあると思うが,私は一時期映画と結構縁遠い生活を送っていて,映画館に全然通わない時期も存在した。その分,当時はレンタル・ビデオ(死語!)やレーザーディスクで映画を見ていたと言っても過言ではない。今にして思えば邪道と言いたくなるような生活である。中学生の頃は音楽より映画が趣味として先行していた人間としては,なんで?って感じもするが,そういうこともあるってことにしておこう。

そうした事情もあって,ある特定の時期の映画はほとんど見ていないということになってしまうのだが,これもそうした一本ということになる。89年と言えば,仕事も忙しかったし,アメリカに渡る前の年で全然時間が取れない時期を過ごしていたから,それはそれで仕方がないということになる。そしてこの映画はむしろPrinceが映画音楽を担当したってことでの記憶の方が強いのだ。

それでもって初めて見たこの「バットマン」だが,Jack Nicholsonのキャラが立ち過ぎて,主役はジョーカーなのか?と言いたくなるような感じである。それはそれでキャスティング上仕方ないところもあるが,どうもTim Burton的な美術も私としては気になって仕方がなかった。Christopher Nolan版は街の造形とか,リアリティが感じられるものだったが,Tim Burtonはどうしてもファンタジー風味が強くなり過ぎて,私としては気になってしまうのだ。また,ジョーカーがゴッサム・シティの200周年パレードとして練り歩くシーンがあるが,そこで出てくる風船人形は「ゴーストバスターズ」かっ!って悪態をつきたくなっていた私であった。ジョーカーの造形についても,後のHeath LedgerやJoachin Phoenixのそれに比べると,どう見ても軽いのだ。

おそらく,Christopher Nolan版との決定的な違いは,「バットマン」に求められる「暗さ」ではなかったか。ジョーカーに関してもそうだし,ここでのMichael Keatonには「苦悩」のようなものが感じられないのだ。エンタテインメントとして見ている分には文句もないのだが,シナリオに無理がある部分もあるし,どうしても比較対象としてのChristopher Nolan版が良過ぎたこともあり,点はついつい辛くなって星★★★ってところか。これが私とTim Burtonの相性ということになるのかもしれないが,私にとってはChristopher Nolanの圧勝と言っておこう。

2021年8月11日 (水)

どんどん無茶苦茶になっていく「ワイルド・スピード」シリーズ最新作。実にくだらない。

F9「ワイルド・スピード/ジェットブレイク("F9: The Fast Saga")」 ('21,米/加/タイ,Universal)

監督:Justin Lin

出演:Vin Diesel,Michell Rodriguez,Jordana Brewster, Tyrese Gibson, Ludacris, Natalie Emmanuel, Sung Kang, Lucas Black, Charliz Theron, John Cena, Helen Mirren, Kurt Russell

夏休みに映画館に行ってこの映画を観てきた。延々と続くこのシリーズであるが,どんどん荒唐無稽になっていって,前半のシーンなどはほとんど「エクスペンダブルズ」みたいな世界になっている。そして,シリーズを進めるごとに,更にキャラクターを増やしていき,本作でもシリーズに出たキャラが多数出てきて,その分ストーリーにはまとまりがなくなってしまう。

今回の新キャラはJohn Cena演じるDomの弟,Jakobであるが,またの登場の機会を残していて,次作も出てくるのか?と思わせる。しかし,本作での最大の驚きは死んだと思われていたHanの復活である。しかし,こんなことをやっていたらどんなストーリーだって作り出せるだろうと言いたくもなる。本当に復活できないのは実際に亡くなってしまったPaul Walker演じるBrianだけではないか。あまりのご都合主義には失笑を禁じえなかった。一方,エンド・クレジット前にはJason Statham(今回は本編には登場せずだったが...)とSung Kangが対峙するシーンが収められているので,次作ではこの二人の遺恨も描かれるのかと思ってしまう。

映画としてはど派手なアクションと,何台車壊すのよ?ってな感じのシーンが続くが,それはまぁ置いておいて,この映画のストーリーはあまりに無茶苦茶で,もはやコメディか?と言いたくなっていた私であった。こうなるとリアリティがどうのこうのと言うこと自体が馬鹿げているが,この映画はちょっと行き過ぎであった。詳しくは書かないが,なんでそうなるの?ってシーンが一つや二つではない。疑問に思いだしたら,もうどうしようもなく,私は逆に笑っているしかなかったのであった。

これこそ金を掛けること自体が無駄と言いたくなる駄作であり,私がこのシリーズを見るのも,これが最後になるかもしれないとさえ思った。でもあと2作で終わりらしいから,最後まで付き合うかもしれないが,どんどん映画としての質が下がっていることは間違いのない事実である。これでどう落とし前をつけるつもりなのか...。適当なシナリオだけは勘弁して欲しいと思うのは私だけではあるまい。星★。いずれにしても,私が劇場でこのシリーズを見るようになってから(多分5作目以降)の最低作であることは疑いようがない。

余談だが,劇中にMichell RodriguezとJordana Brewsterが東京を訪れるシーンが出てくるが,そこで彼女たちはラーメンと一緒にホッピーらしきものをそのまま飲んでいるのにも笑ってしまった。焼酎足してよって思っていた私である。別にいいんだけど。

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