第1作は見ていないのだが,「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を観に行った。
「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター("Avatar: The Way of Water")」(’22,米,20世紀)
監督:James Cameron
出演:Sam Worthington, Zoe Saldana, Sigourney Weaver, Kate Winslet, Stephen Lang, Cliff Curtis
世界中で大ヒットしているにもかかわらず,日本ではイマイチらしいこの映画であるが,珍しくも家人からの誘いもあり,3D,IMAXでの鑑賞と相成った。
実は私はこの映画の第1作を見たことがないので,ストーリーの展開については想像するしかない訳だが,別に第1作を見ていなくても,単体で見ても問題はないと思えるものであった。シナリオはさておき,この映画はその映像に圧倒されるという感じで,最近の3Dは以前に比べると随分と改善された感じもするし,IMAXのサウンド効果もあって,視覚,聴覚に与える感覚的な刺激は大きい。
だが,どうなんだろうねぇ。この映画,3時間12分という長尺であるが,ここで描かれるストーリーだけならこの尺は必要ないとしか思えない。Peter Jackson版「キング・コング」でも同じようなことを書いたが,ストーリーとして不必要なシークエンスが多過ぎやしないか?結局,James Cameronが見せたいのは「圧倒的な映像」という一点ではないのかと思いながら,映画を観ていた私である。確かに映像や特撮技術は凄いねぇとは思っていたが,どう考えても映画としては冗長なのだ。
モーション・キャプチャーやCGを駆使した映像にはびっくりするし,Sigourney Weaver演じるKiriと,彼女の実年齢のギャップには笑うしかない。しかし,Sigourney Weaver含めて役者陣が水中シーンを演じているってのには改めて感服せざるをえないが。
まぁ,映画としてはそこそこ楽しめるとは言え,これってどっかで見たことあるよなぁというデジャヴ感もありありの映画で,私としては評価は星★★★程度が限界。20世紀フォックスをディズニーが買収したことで,いかにもディズニー的な感じがするのも気に入らない要因かもなぁ。
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