2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
フォト

2021年のおすすめ作

無料ブログはココログ

カテゴリー「映画」の記事

2023年1月15日 (日)

第1作は見ていないのだが,「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を観に行った。

Avatar「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター("Avatar: The Way of Water")」(’22,米,20世紀)

監督:James Cameron

出演:Sam Worthington, Zoe Saldana, Sigourney Weaver, Kate Winslet, Stephen Lang, Cliff Curtis

世界中で大ヒットしているにもかかわらず,日本ではイマイチらしいこの映画であるが,珍しくも家人からの誘いもあり,3D,IMAXでの鑑賞と相成った。

実は私はこの映画の第1作を見たことがないので,ストーリーの展開については想像するしかない訳だが,別に第1作を見ていなくても,単体で見ても問題はないと思えるものであった。シナリオはさておき,この映画はその映像に圧倒されるという感じで,最近の3Dは以前に比べると随分と改善された感じもするし,IMAXのサウンド効果もあって,視覚,聴覚に与える感覚的な刺激は大きい。

だが,どうなんだろうねぇ。この映画,3時間12分という長尺であるが,ここで描かれるストーリーだけならこの尺は必要ないとしか思えない。Peter Jackson版「キング・コング」でも同じようなことを書いたが,ストーリーとして不必要なシークエンスが多過ぎやしないか?結局,James Cameronが見せたいのは「圧倒的な映像」という一点ではないのかと思いながら,映画を観ていた私である。確かに映像や特撮技術は凄いねぇとは思っていたが,どう考えても映画としては冗長なのだ。

モーション・キャプチャーやCGを駆使した映像にはびっくりするし,Sigourney Weaver演じるKiriと,彼女の実年齢のギャップには笑うしかない。しかし,Sigourney Weaver含めて役者陣が水中シーンを演じているってのには改めて感服せざるをえないが。

まぁ,映画としてはそこそこ楽しめるとは言え,これってどっかで見たことあるよなぁというデジャヴ感もありありの映画で,私としては評価は星★★★程度が限界。20世紀フォックスをディズニーが買収したことで,いかにもディズニー的な感じがするのも気に入らない要因かもなぁ。

2023年1月11日 (水)

ちょっと遅くなったが,正月休みにストリーミングで見た映画:Peter Jackson版「キング・コング」。

King-kong 「キング・コング("King Kong")」(’05,米,Universal)

監督:Peter Jackson

出演:Naomi Watts,Jack Black, Adrien Brody, Andy Serkis, Thomas Kretshmann, Evan Parke

これは正月休みに家族が外出した際の,暇つぶしに観た映画(笑)。その後,「キング・コング」は改めて映画が製作されているが,これは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのPeter Jacksonが,真面目に1933年版のオリジナルにオマージュしながらリメイクした作品。

テクノロジーやCGを駆使して作り上げた映像は凄いねぇと思わせるが,何となく「ロード・オブ・ザ・リング」を見ているような既視感に加え,「ジュラシック・パーク」かっ!と言いたくなるような映像があれだけ必要なのかと言いたくなる。

モーション・キャプチャーを駆使したキング・コングを演じるのはAndy Serkisだが,「ロード・オブ・ザ・リング」といい,「猿の惑星」と言い,よくやるわとしか言いようがない。しかし,テクノロジーの真価を活かし,表情豊かなキング・コングの造形であったのは見事だし,ちゃんと悲劇的な要素を仕込んだシナリオはそれなりに評価できる。それでも,そもそもこういう映画で3時間を越える尺にしてしまうのはさすがにやり過ぎで,もう少し編集のしようもあっただろうというのが正直なところだ。

まぁ,それでも私が大昔に見た,Jeff BridgesとかJessica Langeが出ていた1976年版に比べればはるかにまとも。それでも星★★★☆ってところだろうなぁ。しつこいようだが正月の暇つぶしってことで(笑)。

 

2023年1月 8日 (日)

Netflixで「グラス・オニオン」を観た。ミステリーなのに結構笑える。

Glass-onion 「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン("Glass Onion: A Knives Out Mystery")」(’22,米,Netflix)

監督:Rian Johnson

出演:Daniel Craig,Edward Norton, Janelle Monáe, Kate Hudson, Dave Bautista, Leslie Odom, Jr., Madelyn Cline

私が「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を観たのは,コロナ禍が本格化しつつあった2020年3月の米国出張時の機内エンタテインメントであった。既に日本企業では出張自粛が始まりつつあったが,そんなことを気にせず,アリゾナ州フェニックスに出張していたのも懐かしい。

第1作の好評を受け,製作された第2作がNetflixで観られるようになったので,早速の鑑賞である。今回,Netflixは2本分の権利を買ったようなので,第3作もNetflixで観られることになるはずだ。第1作においても登場人物は癖が強い設定であったが,本作においても同様で,出てくる人物がそれぞれ一癖も二癖もある。また,ミステリーにもかかわらず,かなりのユーモアが織り込まれているところも前作同様と言ってよい。本作を観ながら,結構笑ってしまうシーンがあった。

そして,本作では次から次へとカメオ出演が続き,思わずなんでやねん?と感じてしまうぐらいである。その数は,先日観た「ラブ・アクチュアリー」どころではない(きっぱり)。一昨年亡くなったStephen Sondheimや,昨年亡くなったAngela Lansburyも出てくるが,ちょっと見ただけではなかなか気づかないところに出てくる(そしてちゃんと献辞がエンド・ロールに出てくる)。そういうのを見直すべくもう一度見るって話もあるし,Serena Williamsの出番なんて,完全にギャグだしねぇ。

まぁ,ミステリーとして期待してはいかんだろうと思えるようなストーリーではあるのだが,エンタテインメントとしてはよく出来ていて,相応に楽しめる。年末年始の休みに楽しむには丁度良かったと思えるような映画であった。星★★★★。せっかくなので,第1作も再見することにしようかなぁ。

2023年1月 3日 (火)

年末に観た「ラブ・アクチュアリー」:気分よく新年を迎えるには最高の映画であった。

Love-actually「ラブ・アクチュアリー("Love Actually")」(’03,英/仏/米,Universal)

監督:Richard Curtis

出演:Hugh Grant, Colin Firth, Liam Neeson, Martine McCutcheon, Laura Linney, Bill Nighy, Emma Thompson, Alan Rickman

この映画をAmazon Primeで観たのは大晦日だったのだが,主題の通りである。私は初めてこの映画を観たのだが,この映画から得られる幸福感は,気分よく新年を迎えるには最適,最高だったと思える。もの凄い数の英国の有名どころの役者が登場する群像劇でありながら,強く感じるのは幸福感の方だが,クリスマス前の時期を背景としながら,すべてがうまく行く訳ではない恋愛模様や結婚生活も描いていて,単なる幸福感だけでは終わらせないところがうまい。

これだけの役者が出てきて,いくつかのストーリーが並行的に語られ,最後にそれらが結びつくというところは敢えて必要なのかという批判もあるかもしれないが,私としてはネガティブな見解よりも,この映画に感じたナイスな感覚の方を大事にしたい。結局,こういう映画が単純に好きな私である。星★★★★☆。

そして,Rowan Atkinsonがこの映画にも出てきて大いに笑わせてくれたり,Jeanne Morreauがカメオ出演しているのも面白いが,何よりもギャグ的なサプライズとして秀逸だったのが,ラスト近くにClaudia Schifferが出てくるところ。詳しくは書かないが,それは途中のLiam Neesonnのセリフを受けての登場となることだが,こういうキャスティングが出来てしまうところもこの映画の楽しさであった。エロいシーンもあるものの,特にエロ過ぎずって感じだし,ホリデイ・シーズンに観るのに適した映画と言ってよい。

大晦日がこの映画をAmazon Primeの無料のストリーミングで見られる最終日だったのだが,丁度いいタイミングでこの映画を観られたのはラッキーだった。

2022年12月27日 (火)

2022年の回顧:映画編

Movies-2022_20221225085001

いよいよ年の瀬も近づいてきたので,今年の回顧をしたい。まずは映画であるが,劇場に観に行ったのが16本(しかもそのうち2本は午前十時の映画祭での旧作)では回顧もへったくれもないのだが,決定的に最高と言える映画はあまりなかったように思う。そんな中で印象に残った映画はなんだったかなぁと考えると,シナリオが優れていたという点もあって,「ベルファスト」を挙げたい。私は常々,映画のよさはシナリオに依存するという考えを持っているが,この映画もシナリオのよさと,Kenneth Branaughの演出もよく,私にとって印象に残る映画となった。

演技という点では,何でもできちゃうと思わせるJoaquin Phoenixに感銘を受けた「カモン カモン」を挙げたい。記事にも書いたのだが,この人の演技の振れ幅は半端ではない。公開を控える「ジョーカー」の続編では,またも怪演を繰り広げると思われるが,この映画のような演技もまた見事にこなすところが凄い。そして,この映画,ついつい自分にストーリーを当てはめてしまうという共感型の実にいい映画であった。

そして,常々似合わないと言われるが,私は映画館で涙することに結構なカタルシスを感じる人間である。しかも単純なので,すぐ泣いてしまうのだが,ベタなストーリーとは思いつつ「コーダ あいのうた」にはついつい泣かされてしまった。ただねぇ,これもフランス映画「エール!」のリメイクってのはどうなのよって感じがない訳ではないのだが,こういうハートウォーミングな映画には弱いのだ。

あとは年齢を重ねても面白い映画を撮り続けるClint EastwoodとRoman Polanskiだが,今年公開の作品ではPolanskiの「オフィサー・アンド・スパイ」の勝ちってところか。これが実話に基づくというところが恐ろしい限りと思わせるに十分であった。

私としては「トップガン マーヴェリック」や「シン・ウルトラマン」も観ていることは観ているのだが,こうして振り返ると選ぶ映画が基本渋い方に行っちゃってるなぁってのは歳のせいか(爆)。

更に昨今は劇場に加えて,ストリーミングで映画を観ることも増えていて,都合30本ぐらいをストリーミングや録画したものを観ているが,最新作としては「ナイブズ・アウト」の続編を早いところ見ないとなぁ。

2022年12月 6日 (火)

Netflixで「モスラ」を観た。

Photo_20221126124601 「モスラ」(’61,東宝)

監督:本多猪四郎

出演:フランキー堺,小泉博,ザ・ピーナッツ,香川京子,ジェリー伊藤,上原謙

Netflixでこの映画が見られることを知って,ついつい見てしまった。この映画自体は,何度かTVで見たことがあるようにも思えるのだが,それもはるか昔のことなので,細部については記憶から飛んでいる部分が多かった。しかし,東京タワーで繭を作るシーンと,ザ・ピーナッツの出演シーンは間違いなく記憶に残っていた。

当時の円谷英二が関与した東宝の特撮映画については,以前このブログにも「妖星ゴラス」を取り上げた時に書いているが,とにかくミニチュアで何でも作ってしまうことには驚かされる。それはこの映画でも同様で,本当にこの労力を惜しまない対応には頭が下がるって感じである。現代のようにCG万能の時代においては,特撮もちゃっちいと言えばその通りだが,さまざまな技法を駆使して,何とかリアリティを持たせようとしているところに,往時の大変さを感じざるをえない。だからこそ,そういうところに価値を見出すべきだとも思える。

こういう映画に小難しいことを言っても仕方がないが,シナリオはかなり雑。最後にニューヨークを模したようなニューカーク・シティなる架空の街並みがモスラに蹂躙されるのだが,そこは全く記憶になかった私である。しかし,ジェリー伊藤演じるネルソンのような,人間の悪役が出てくるというのは新機軸であったろうし,何よりもザ・ピーナッツを担ぎ出して,あの「モスラの歌」を歌わせただけでも価値がある。

私が生まれた年に作られたこの映画を改めて見て,当時の東京の街並みってのはあんな感じだったのねぇなんて思いをはせるだけでも,見ていて面白かった。星★★★☆。

2022年11月28日 (月)

無茶苦茶な話なのだが,結構面白かった「ザ・メニュー」

The_menu 「ザ・メニュー("The Menu")」(’22,米,Searchlight)

監督:Mark Mylod

出演:Ralph Fiennes, Anya Talor-Joy, Nicholas Hoult, Hong Chau, Janet McTeer, John Leguizamo, Reed Birney

なんでそうなるの?ってような話なのだが,結構面白く観てしまったのがこの映画である。Ralph Fiennes演じるSlowikシェフのレストランを訪れる出て客のほとんどが,スノビッシュ(あるいは怪しげ)に描かれる中で,Anya Talor-Joy演じるMargotだけがそうしたところから離れた「ある意味普通の人」のように描かれているのが,エンディングに向けた伏線となっているのが面白い。

ストーリーとしてはレストランの従業員たちが,どうしてこういう展開を受け入れるのかという説明は一切ないので,見ている方は「おい,おい」ってなるし,映画に出てくるこのレストランを訪れる客の感覚と同じってことになるのかもしれないが,ありえない話ではある。しかし,「カルト」ってこんな感じなのかもなぁとも思わせるのだ。

ほとんどホラーと言ってもよいような話の中で,Ralph Fiennesも怖いが,もっと怖いのがHong Chau演じる給仕長,Elsaである。この人の視線や行動は最初から怪しさ全開って感じだが,この訳のわからなさがこの映画の面白さの源泉かもしれない。星★★★★。

それにしても,Anya Talor-Joyは先日観た「アムステルダム」に続いての登場だが,2本の映画で全く違うキャラを演じていてその落差には笑ってしまった。この人,結構凄いねぇと思わせるに十分。

2022年11月24日 (木)

今更ながら「沈黙のパレード」を観に行った。

Photo_20221121093101 「沈黙のパレード」('22,東宝)

監督:西谷弘

出演:福山雅治,柴咲コウ,北村一輝,檀れい,椎名桔平,飯尾和樹,戸田菜穂,田口浩正,吉田羊,酒向芳,村上淳

何だかんだ言って,ガリレオ・シリーズの好きな私である。新作が出れば読むし,映画化されれば,ついつい見てしまうのだ。まぁ,それでも公開されてから随分経ってから観に行っているのが,その程度の関心と思ってもらえばよい。小説版の本作について書いた時,「本作最大の悪役は誰が演じるのかが興味の焦点」なんて書いているが,ここでそれを演じる村上淳の嫌らしさは大したものであった。

但し,映画を観ていて,こんな話だったかなぁなんて思っているのだから,私の記憶力もいい加減なものなのだ。この映画はいかにもの東野圭吾的ストーリーだが,映画化するに当たって,ドラマ版よりは「予算を取ってます」的な感じが非常に強く感じられて,私としては冷めた感じで観ていたというのも事実である。映画では北村一輝の出番が結構多いが,それを生み出すドラマの背景との交錯具合はいかにも東野圭吾。しかし,小説ではあまり感じなかったストーリーのやり過ぎ感をこの映画に感じてしまった私であった。

まぁ,この映画を観ていて,女性刑事役は吉高由里子より,やっぱり柴咲コウだななんて思っていたが,まぁ映画としては星★★★ぐらいだろうな。

2022年11月14日 (月)

「アムステルダム」:David O. Russellの映画が与えるプチ幸福感

Amsterdam 「アムステルダム("Amsterdam")」(’22,米/日,20th Century)

監督:David O.Russell

出演:Christian Bale, Margot Robbie, John David Washington, Chris Rock, Michael Shannon, Mike Myers, Remi Malek, Robert De Niro

これまで私はDavid O. Russellの映画を3本取り上げている。振り返ってみれば,「ザ・ファイター」,「世界に一つのプレイブック」,そして「アメリカン・ハッスル」であるが,どれもが見た後,よい印象を残すというのがこの人の特長だと思っている。そうした印象はこの映画も同様である。

どこまでが史実に基づくのかはわからないとしても,数多くの有名俳優を登場させながら,ストーリーとしてまとめ上げるのは結構大変だったと思うが,気持ちよく劇場を後にするというのはこの映画でも同様であった。

いきなりTaylor Swiftが出てくるのには驚いたが,その後も出るわ出るわの役者陣。久しぶりにMike Myersを見た気がするが,相変わらず笑える。話を締めたのはRobert De Niroにほかならないとしても,このキャスト陣をまとめるのも監督としては結構重荷だったのではないか。

この話は,完全なハッピー・エンドではなく,若干苦みも伴うエンディングとも言えるが,史実というのはそういうものだということを改めて思い知らされるものの,それでもプチ幸福感は十分に味わえるところがDavid O. Russellのいいところである。

本当にこんな話があったんかい?と思わせる部分もあって,エピソードが多岐に渡る(渡り過ぎる)ところが難点と言えば難点ではあるが,私はこういう映画,好きである。星★★★★。

因みに,この映画,IMDbによれば,米日合作となっているが,どこの資本が入っているんだろう?興味あるなぁ。

2022年10月18日 (火)

Federico Felliniと縁遠かった私が初めて観た「8 1/2」。シュールな映画である。

8-1_2「8 1/2」('63,伊/仏)

監督:Federico Fellini

出演:Marcello Mastroianni, Anouk Aimée, Claudia Cardinale, Rossella Falk, Barbara Steele

長年映画を観ている私だが,どんな名匠でも縁遠い人ってはいるってことで,私にとってはFelliniもその一人である。真っ当に見た記憶があるのは「道」ぐらいではないかと思うし,その「道」すら記憶は曖昧になる程度。そんな私であるから,Felliniの映画を語る資格は全くないのを承知で,「午前十時の映画祭」でこの映画が掛かるのを知って見に行ってきた。

いやぁ,これは難しい。主題の通り,はっきり言ってしまえば,冒頭からしてかなりシュールな映画なのだが,私のような単細胞の人間にはこれはハードルが高いと思ったというのが正直なところである。主役のMarcello Mastroianni演じる映画監督,GuidoがFellini自身の心象風景を投影したものだというのはわかるとしても,過去と現在,現実とイメージが混在,交錯するこの映画は決してわかりやすいものではないし,エンタテイメントと言うには,劇中にも出てくるが,「前衛性」が勝ってしまっている気がする。

誤解を恐れずに言えば,こういう映画を評価するのは業界人か,相当のスノッブっていう気もして,どんなにいい映画だとしても,私には合わないというのが正直なところである。それが私の映画鑑賞上の限界と認めなければならない(きっぱり)。Marcello Mastroianniのセリフにも出てくる「混沌が映画だ。人生は祭りだ」というのがこの映画を象徴していると言ってよいが,その「混沌」具合が,私のような凡人には辛いのだ(笑)。

まぁ,Felliniとしては,映画の「芸術」としてのレベル向上という意図があったと思わせるに十分な,相当難しくも厳しい映画。その意義は認めつつも,観ている側には結構辛い部分もありなので,星★★★★。私としてはMarcello Mastroianniの渋い美男ぶりと,眼鏡をかけたAnouk Aiméeのクール・ビューティぶりが最も印象的(爆)。いずれにしても,私には難しい映画であった。はっきり言ってしまえば,私にとっては「いい映画」だからと言って「好きな映画」とはなりえない典型。ますますFelliniの映画を観る機会が減るかもと思わせる作品であった。

観ようと思えば,Blu-rayでもDVDでも観られる映画ではあっても,劇場で観ることに意義を感じる私にとって,「午前十時の映画祭」はこの映画についてもいい機会を与えてくれたが,それにしても時折襲ってくる睡魔と戦うのに苦労したと告白しておこう(苦笑)。

より以前の記事一覧

Amazon検索ツール

2023年のおすすめ作

2022年のおすすめ作