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カテゴリー「歌謡曲」の記事

2024年12月 7日 (土)

追悼,中山美穂。

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中山美穂の突然の訃報には驚いた。まだ54歳ってのは若過ぎるだろう。詳しいことはわからないが,体調不良でビルボード大阪のライブがキャンセルされたその日に亡くなるとは...。正直言って,歌い手としての中山美穂にはほとんど興味もなかった私が,唯一彼女の曲ではまってしまったのが"You're My Only Shinin' Star"であった。それは曲を提供した角松敏生の手柄と言ってもよいが,彼女にとって一期一会の曲だったと今更ながら思えてくる。彼女より歌の上手い歌手はいくらでもいても,中山美穂という人にフィットした曲だったとつくづく思う。

よって,私が彼女の訃報に接し,いの一番に聞いたのが"You're My Only Shinin' Star"であったことは言うまでもない。いろいろなヴァージョンが存在することからも,彼女のがこの曲に思い入れがあったことは間違いないところだろう。この曲だけでも彼女は私の記憶に残り続けるだろう。

R.I.P.

2024年5月18日 (土)

追悼,キダ・タロー。

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キダ・タローが亡くなった。私ぐらいの年代の人間にとっては,TVやラジオの番組のテーマ・ソングやCMソングを通じて,極めて馴染の深い人であった。TVで言えば「プロポーズ大作戦」,「ラブアタック!」,「ノンストップゲーム」,ラジオなら「ABCヤングリクエスト」,CMで言えば「日本海みそ」,「有馬兵衛 向陽閣」,「出前一丁」,「かに道楽」等々枚挙に暇がない。そのどれもが一度聞いたら頭に残ってしまうメロディ・ラインというのが凄い。

作曲家としてはもちろんだが,話術も巧みな人であった。関西に在住していた頃にはよくラジオも聞いたものだ。93歳ということで,天寿を全うしたと言ってもよいだろうが,改めてその業績を偲びたい。

R.I.P.

下に貼り付けたのは「ABCヤングリクエスト」のオープニング・テーマ。私が小学生高学年から中学生になる頃,本当にこの番組は毎晩聞いていた。11時からスタートする番組だったが,大体1時過ぎまで(あるいはもっとか)は聞いていただろうか。記憶が確かなら,邦楽と洋楽が交互にかかっていて,私の洋楽心に火をつけたのはこの番組だったかもしれない。因みにこの曲のオリジナルは奥村チヨが歌っていたが,今回貼り付けたのは私にとってなじみ深い岡本リサ版の方である。懐かしい...。

2024年4月26日 (金)

中森明菜の復活の狼煙。

「北ウイング クラシック」という映像が昨年11月にYouTubeにアップされて,久しぶりに中森明菜の歌声を聞いたのだが,その後,ジャズ・ヴァージョンとして「Tattoo」,「Blonde」,「ジプシー・クイーン」と公開が続き,今度は「北ウイング」がジャズ・ヴァージョンとして公開された。

カメラ・アングルをかなり気にしているようにも感じるし,見た目もちょっと変わったかなぁと思いつつ,中森明菜の歌声は全く変わらない。ここで聞けるしっとりした「北ウイング」もいいものだ。さすがに私がカラオケでがなる「北ウイング」とはレベルが違う(当たり前だ!)。次は是非「スローモーション」をやって欲しいなぁ。何せ私は「スローモーション」のシングル盤を保有しているぐらい好きな曲だし,このブログで記事にさえしているのだ(記事はこちら)。

ということで,「北ウイング」の映像を貼り付けておこう。中森明菜,完全復活の日も近いと信じよう。

2021年11月 6日 (土)

皆さんが「今日は一日“松田聖子”三昧」で盛り上がったのに便乗して...。

Seiko-index"Seiko Index" 松田聖子(CBSソニー)

私は聞いていないが,先日FMで「今日は一日"松田聖子"三昧」なる番組が放送されていて,私のお知り合いも大いにネット上で盛り上がっていたので,それに便乗である。

松田聖子に関して,私が音楽的にショックを受けたのがアルバム”Pineapple"であったことはにもこのブログに書いたことがある(記事はこちら)。あのアルバムに収められた曲の素晴らしさは今でも不変であり,私が変わらず保有している松田聖子のアルバムはその"Pineapple"と"Utopia"だけである。あと,"Dancing Shoes"の12インチは今でも持っているなぁ(笑)。

"Pineapple"が出て,それで松田聖子にはまってしまった私が次に買ったのがこの当時のベスト・アルバムである。松田聖子のキャリア上,一体何枚のベスト・アルバムがあるのか?と思ってしまうが,私は相当このアルバムにはマジではまった記憶がある。選曲が実によいのだ。そして曲の並びも素晴らしい。シングルだけではなく,アルバムからの曲も選んでいて,選曲の妙とはこれのことだ。

「今日は一日"松田聖子"三昧」において実施された「心の聖子ソング SWEET投票」で1位となったらしい「制服」も入っているが,「Squall」とか,「いちご畑でつかまえて」とかよくわかっているねぇという選曲である。唯一,このアルバムにおいて私があまり評価していないのはAメロが「青い珊瑚礁」みたいな「風は秋色」ぐらいである。その「風は秋色」という曲はAメロの印象が悪いだけで,それを除けば悪くないのだが,ここに代わりに「渚のバルコニー」が収録されていれば完璧だったと思う。こればかりは当時のシングルのリリース・タイミングもあっただろうから仕方がないが,多少もったいないと思ってしまうのだ。しかし,そうした瑕疵が気にならないほどよく出来たベスト・アルバムである。

今となっては私は松田聖子への関心を失ってしまったが,それでも1982年から83年こそが松田聖子の黄金期であり,その頃の彼女の歌は今でも十分に魅力的だと思っている。今でも十分魅力を発散する森高千里はそういう意味では凄いなぁと思ってしまうが。

ってことで,皆さんのノリに便乗してこんな記事を書いてしまったが,ストリーミングで聞き直してもこのアルバムはよく出来ていた。

因みに私にとっての心の聖子ソングは「P・R・E・S・E・N・T」,「秘密の花園」,「マイアミ午前5時」,そして「Rock’n Rouge」と「ボン・ボヤージュ」の合わせ技ってところか。懐かしいねぇ,松田聖子黄金時代。

2021年7月 1日 (木)

キュートな上白石萌音が70年代歌謡を歌うということ。

1_20210628222201「あの歌-1-」上白石萌音(Universal)

ドラマでも大ブレイクしている上白石萌音である。本来なら妹の萌歌の方がもっとメジャーになってもよかったところだが,姉の方がポピュラリティとしては想定以上に先んじてしまった感じだろうか。しかし,姉妹二人そろって歌も芝居も両刀使いってところが実に素晴らしい。私はどっちも可愛いと思うが,「見た目」的には姉の萌音ちゃんの方が親しみやすいかなぁってところである(笑)。

それはさておき,その萌音ちゃんが70年代,80-90年代の曲をカヴァーしたアルバムを2枚同時にリリースしていると知って,当然私はまずは70年代の方からストリーミングで聞いたのであった。いやはやチャーミングではないか。CDを買おうとは思わない(でも一瞬発注しそうになった:爆)が,一緒に歌いたくなる曲が揃っている。だって冒頭から「年下の男の子」だもんなぁ。

こんなキュートな歌い方をしながら,「君は薔薇より美しい(私の持ち歌だ:笑)」とか「勝手にしやがれ」を歌っているのにはびっくりするが,それなりにちゃんとこなしているのがいいねぇ。私の感覚で言えば,「歌のうまい子が昔の曲を歌ってみました」って感じではあるのだが,上白石萌音のようにポピュラーな人がこうした曲に改めてスポットライトを当てることにこそ意義があると思う訳だ。今の若人には全く縁がなかったであろう昔の曲の魅力を知らしめるということの重要性は,過小評価してはならないと思う。

歌いっぷりは平板と言えばその通りだ。しかし,私のような70年代を同時代とするような人間には,よくやってくれたとしか言いようがない。選曲からしてこの人は一本芯が通っていると思わせるに十分なアルバム。そうした中でこの人に一番合っていると思わせたのは「夢前案内人」と思った。山口百恵のオリジナルもいいと思ったが,この曲の魅力を改めて感じさせてもらった私であった。これに限らずどの曲もオリジナルの強さが明白なので,相応に楽しめるものではあったが,萌音ちゃんのキュートな歌いっぷりがいいのだ。但し「木綿のハンカチーフ」は絶対太田裕美の方がいいが...。なぜなら私は上白石萌音の歌では泣けなかったからだ(きっぱり)。

続けて80-90年代をカヴァーした「あの歌-2-」も聞いているが,そっちも捨てがたいとしても,やはりおっさんには70年代のこっちの方が好き(ジャケは-2-の方が好きだが...)。続編の方では「AXIA ~かなしいことり~」の収録には驚いた。この曲の12インチを今でも保有している(記事はこちら)私としては本当に嬉しい。改めて斉藤由貴のオリジナルを聞きたいと思わせるところが立派なのだ。

いずれにしても,歌手としても女優としても,上白石萌音はこれからも応援したいと思わせるに十分な2枚であった。娘にしたいわ(爆)。

2021年5月26日 (水)

30数年ぶりに聞いた「タモリ3 戦後日本歌謡史」。

Photo_20210511185701 「タモリ3 戦後日本歌謡史」タモリ(Alfa)

唐突だがこのアルバムである。実は私はこのアルバムを以前保有していた。大学時代に,一旦発禁になったこのアルバムが,新星堂を通じて限定的にリリースされた時に購入したのであった。それが社会人になって寮生活をしている時に,会社の後輩に貸したと思っていたものが,忽然と姿を消して35年以上の時間が経過した。しかし,どうしてもまた聞きたくなってしまい,今更ながら中古でゲットしたのであった。それにしてもあのレコードはどこに行ってしまったのだろうか...?

それはさておきである。超久しぶりに聞いて,我ながら笑ってしまったのが,このアルバムの内容をほぼ完璧に覚えていたことだ。一体学生時代にどれだけこのレコードを聞いていたのかと思ってしまうぐらいなのだ。当時は「タモリ」も「タモリ2」も,更には「ラジカル・ヒステリー・ツアー」のレコードも持っていたのだから,私も相当のアホだが,一番聞いたのが多分この「タモリ3」だと思う。

内容は,発禁になっても仕方がないと思えるパロディの連発である。ほぼ原曲そのままに歌詞を変えただけではないかという感じの曲もあり,そりゃ引っかかるわと言いたくなるような曲の連続である。そこに加わるナレーションやものまねも大体覚えている自分に正直呆れてしまった。ついでに歌の部分ではレコードを聴きながら一緒に歌ってしまった私であった。

今やタモリは密室芸人でもなんでもないビッグネームとなってしまったが,タモリが「オールナイト・ニッポン」をやっていた頃をこのレコードを聞きながら懐かしく思っていた。こうして人間は歳を取っていくのねぇ...。それにしても今聞いてもよくできたパロディ盤であった。このレコードを「歌謡曲」カテゴリーに入れていいのかと思うが,副題が「戦後日本歌謡史」だから,まぁよかろう。

2020年11月16日 (月)

私にとっての今井美樹の原点

_20201112 "Ivory II" 今井美樹(For Life)

私がこのブログで取り上げる日本のポップス・シンガーは極めて限定的なのは読者の皆さんならご存じのはずであるが,数少ない例外が今井美樹であることは間違いない。今でも今井美樹が歌ったYuming集や"I Love Piano",そしてこのアルバムは私のCDラックの中でも優遇された位置に置かれているのだ(笑)。

私が今井美樹がいいねぇと思ったのは多分NYC在住中の頃である。友人の家に今井美樹が出ていた「あしたがあるから」のビデオがあって,それを見ていて思ったのが主題歌である"Piece of My Wish"のよさだったのだ。それがずっと記憶に残っていて,帰国後,このベスト盤が出た時に購入したのが1993年のはずである。その頃はまだ,今や今井美樹を象徴する曲となった"Pride"のリリース前であるが,そんなことは関係なく,私はこのアルバムに痺れてしまったのであった。

私が今井美樹に魅力を感じてしまうのは,彼女の声や歌唱はもちろんだが,イメージにフィットした曲を選んでいるということだと思う。このポップな感覚は万人受けすると思うが,私にとっても極めて高い訴求力で迫ってくる。加えてかまやつひろしが書いた"Tea for Two"のボサ・ノヴァ・タッチにだってピッタリなんだから,全く文句の言いようがないのだ。

今でも今井美樹のアルバムが出ると買ってしまう私だが,全部が全部いいとは思わないとしても,今でも魅力的な歌手だと思う。特にレア・グルーブ的なノリは特にいいと思っている。いずれにしても,私にとってラッキーだったと思うのは,彼女の音楽との出会いが本作だったということだろう。これは実によくできたベスト・アルバムであり,今でも十分魅力的に響く。久しぶりに聞いたが,現在でも十分通用するナイスなアルバムである。星★★★★★。

やっぱり原初的な体験は重要だよねぇとつくづく思った私である。そして上田知華の書く曲はよかったなぁと改めて感じた。

2020年10月22日 (木)

筒美京平の"History" 聞き,Vol.1の最後はCD4枚目で完全同時代(笑)。

1_20201018112601 筒美京平の業績を振り返るということで,"History" Vol.1を聞いてきたが,今日はその4枚目ということで,まずはここで一段落。

ここに入っている曲になると,私は中学生になっており,既に洋楽に目覚めている時期になるが,それでも深夜放送は結構聞いていたから,実に馴染みの曲が多い。私が聴いていたのがもっぱら「ABCヤングリクエスト」で,その番組では,邦楽と洋楽が交互にかかるという方式だったはずで,そこで当時のヒット歌謡も聞いていた訳である。

それはさておき,この年代になると,完璧同時代感をおぼえるが,このCD4においては岩崎宏美と太田裕美が非常に重要な位置づけにあることがわかる。私にとっては太田裕美では「木綿のハンカチーフ」が究極ではあるが,デビュー曲「雨だれ」も実に懐かしい。また,岩崎宏美の曲もどれもよくて,ついつい歌いたくなるものばかりである(爆)。

更にこのディスクはスリー・ディグリーズの「にがい涙」とか,Dr. ドラゴン&オリエンタル・エクスプレスの「セクシー・バスストップ」が入っていて,おぉっ,フィリー・ソウル!って感じで,この辺が私の洋楽心を刺激したはずである。

そしてもう1曲,桑名正博の「哀愁トゥナイト」である。桑名正博と言えばVol.2収録の「セクシャルバイレットNo.1」になりがちだが,私は曲としては圧倒的に「哀愁トゥナイト」の方がいいと思っている。ロックとソウルを感じさせるのである。この曲は現代においては認知度は決して高くないだろうが,私はカラオケでついつい歌ってしまうのだ(爆)。

結局,こうして聞き続けてくると,筒美京平の歌は歌いたくなるものである。「にがい涙」ですら,巻き舌交えたカタコトの日本語を真似て歌ってしまう私である(笑)。そうした衝動を生んでしまう,それが筒美京平の曲だということだと思う。本当に惜しい人を亡くした。

近いうちにVol.2も聞くことにしよう。

2020年10月21日 (水)

そしてまた筒美京平に戻るってことで,今日は”History Vol.1” の3枚目。

1_20201016223901 コンピレーション”History Volume 1"の3枚目となると,完全に同時代感が増してくる私である。スタートは南沙織の「17才」であるが,その後に野口五郎,西城秀樹,郷ひろみの御三家が出てくる。

それはそれで私にとっての同時代感には満ちているのだが,このCD3枚目で私がたまらんと思ったのは麻丘めぐみなのだ。彼女の「姫カット」と言われた髪形は今でも覚えているが,それよりも彼女は脚が奇麗だったというのが子供心にも感じていた私である。ここに入っているのはデビュー曲「芽ばえ」,「女の子なんだもん」,そして「私の彼は左きき」の3曲だが,どれを聞いても「萌え~」っとなってしまうオヤジなのだ。アイドルとはこうあって欲しいなんて今さらながら思える王道である。

そしてこの3枚目で印象的だったのは岡崎友紀の「私は忘れない」だ。岡崎友紀と言えば,私にとっては「おくさまは18歳」と「なんたって18歳」,そして「ママはライバル」辺りになるが,彼女の絶頂期と言っていい,それらのドラマの時期にリリースされたこの曲は,何ともいい曲なのである。確かにこのメロディ・ラインは聞き覚えがあったが,これほどの曲だとは思っていなかった。

このディスクになると,私は小学校の4~5年ぐらいで,徐々にテレビから深夜放送に移行し始める年頃だったかもしれない。だからこそ,ここに入っている曲は当時のテレビ番組で放送されたり,AM放送でエアプレイされていたがゆえに記憶が結構ヴィヴィッドなんだろうと思う。

Photo_20201016224501でもやはりこのCD3は麻丘めぐみなのだ(きっぱり)。私より彼女は年上だが,小学生の私でさえマジで可愛いと思っていたよなぁ。その頃は天地真理押しの私だったが,今だったら絶対麻丘めぐみを取るな(爆)。後の森高千里と言い,麻丘めぐみといい,脚の綺麗な人に弱いのである。

この3枚目のディスクには南沙織の曲が結構入っているのだが,それはそれで捨てがたいものではあるのだが,私にとっては麻丘めぐみにつきると思わせた1枚であった。あまりに懐かしいので,彼女の写真もアップしてしまおう(笑)。これで萌えない奴とは友だちになれない(アホか?)。

2020年10月19日 (月)

続けて筒美京平の"History"を聞く。今日はVol.1のCD2。

1_20201015190401 筒美京平が亡くなったことを受けて,改めて彼の業績を振り返るべく,”History"を聞く2回目。Vol.1のCDの2枚目を聞くと,その冒頭の3曲でまいったとしか言えなくなってしまった。だって,「また逢う日まで」~「真夏の出来事」~「さらば恋人」である。私の自我が明確なものとなった昭和46年のこれらの曲は強烈な印象を残したものばかりであり,明確な記憶として私の脳内に存在している。

そしてCD2の面白いところは,その最後にザリバの「或る日」が入っていることである。ザリバと言えば,知っている人は知っているが,知らない人にとっては何それ?って感じだろう。そのザリバには若き日の矢野顕子が参加していることを知ったのは,私も随分後になってから(って言うより,このコンピレーションを買ってようやく知った)のことなのだが,こういうところに才能の集積というか,類は友を呼ぶって感覚を覚えざるをえない。

それはさておき,このCD2で印象深いのは欧陽菲菲だろうか。「恋の追跡」なんてタイトルがついているが,明らかにChaseの「黒い炎」のようなブラス・ロック的なノリには笑ってしまう。これを聞いて,私がカラオケでこの曲に挑んだことは言うまでもない(爆)。それとかチェリッシュとかは実に懐かしかったが,それよりも渚ゆう子の「さいはて慕情」とか,朝倉理恵の「あの場所から」とか無茶苦茶いい曲じゃないかと思ってしまうことの方が印象深い。

小学校の中学年ぐらいの,まだ洋楽に目覚める前の私にとってはとにかく懐かしい曲ばかりだが,実のところ筒美京平が書いた曲から,私の洋楽志向が芽生えるきっかけになったのかもしれないなぁなんて聞いていて思った私である。

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