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カテゴリー「ポップス」の記事

2023年1月23日 (月)

ライブ演奏なのにフェード・アウト?と驚いたのも今は昔の10CCのライブ・アルバム。

_20230120 "Live and Let Live" 10CC(Mercury)

以前にも書いたことだが,10CCの全盛期は70年代中盤から後半にかけての時期だと思うが,そうした時期にリリースされたのがこのライブ・アルバムである。以前,私は本作をアナログ盤で保有していたが,今ではMercury時代(75-78年)のアルバムを集成したボックス・セットに収められたものとして聞いている。このボックス,どうせなら1stと"Sheet Music"も入れてくれればよかったのにと思うが,まぁいいや。

このアルバムを初めて聞いた時,ライブ演奏にもかかわらずフェードアウトする曲があってびっくりさせられたものだが,当時の論調はスタジオでの演奏を再現する「能力」みたいな感じだったように記憶する。しかし,10CCの曲はそんなテクニカルなものではないので,プロダクションに対するこだわりの裏返しと考える方が正確ではないかと思える。

このアルバムはGodley & Creme組が抜けた後にリリースされた"Deceptive Bend"ツアーの位置づけらしく,同作からの曲が多く,過去のヒット・パレード的ではないが,当時の10CCの進行形のライブというかたちで捉えればいいものだろう。その辺り,ベスト盤的な位置づけにしていいようにも思えるが,ソングライターとしてのEric StewartとGraham Gouldmanは,Godley & Creme色を薄めたいと思っていたのかもなぁと思う。

いずれにしてもよく出来たライブ盤で,バンドの実力も十分捉えられたものだと思う。そして,やっぱりいい曲書くわと改めて感じさせられた。星★★★★。しかし,このジャケは...ってところだが。

Recorded Live at Hammersmith Odeon on June 18-20 and at Manchester Apollo on July 16-17, 1977

Personnel: Eric Stewart(vo, g, p, el-p), Graham Gouldman(vo, b, g), Rick Fenn(g, b, vo), Tony O'Malley(vo, p, key, synth), Paul Burgess(ds, perc, el-p), Stewart Tosh(ds, perc, vo)

2023年1月18日 (水)

Everything but the Girl:24年ぶりのアルバム・リリースを前に。

Ebtg

Everything but the Girlがこの春,24年ぶりとなる新作"Fuse"をリリースするというニュースは,長年の彼らのファンにとっては待望と言ってよい知らせであった。その間,Ben Watt,Tracy Thornの各々がソロ・アルバムをリリースしていて,それらはそれらで実によいアルバムだったのだが,この二人がユニットで生み出すサウンドへの渇望感も一方に存在していたのは事実であった。

そんな彼らがアルバムのリリースを前に先行して"Nothing Left to Lose"のMVを公開しているが,これを見ると,どちらかと言えばやはり後期の彼らのサウンドを踏襲した感じかなと思えるものである。私にとって,彼らのアルバムはリミックス音源を集めた"Adapt or Die: Ten Years of Remixes"が最新のものということになるが,Ben Wattが一時期DJ活動に熱心だったこともあり,アコースティックな路線ではないとは思っていたが,まずは想定通りというところか。いずれにしても,新作がアルバム全体を通して,どのようなサウンドになっているかが楽しみであり,リリースを首を長くして待っている私である。

ということで,"Nothing Left to Lose"の映像を貼り付けておこう。それにしても,上の近影を見ると,Tracy Thornの髪が綺麗な白髪になっているが,彼女は私とほぼ同年代(私より一つ下)なので,染めているのかなぁなんて想像してしまった。

2022年12月17日 (土)

John Legendのゴージャスで楽しいホリデイ・アルバム。

_20221215 "A Legendary Christmas: Deluxe Edition" John Legend(Columbia)

最近はホリデイ・アルバムを聞くことも少なくなった私だが,先日,John Legendの新作を聞いて,そう言えばこのJohn Legendのホリデイ・アルバムって聞いてなかったなぁと思って,慌てて発注したもの。

本作はそもそも2018年にリリースされたものに,4曲追加したデラックス・エディションが翌年発表されたようで,私がゲットしたのは後者。お馴染みのホリデイ・ソングにオリジナルを加えた構成は実に楽しくも,ゴージャスな作りで,Stevie Wonder,Kelly Clarkson,そしてEsperanza Spaldingがゲストとして華を添える。オリジナルとは曲順も変わっているようだが,Donny Hathawayの"This Christmas"の追加なんかは嬉しいところ。ポップ,ソウル,ブルーズ,何でもござれみたいな感じになっているが,John Legendの歌のうまさがあってこそって感じである。

更に"My Favorite Things"も追加されているが,これは米国内で毎年のように,映画「サウンド・オブ・ミュージック」がホリデイ・シーズンにTV放映されていることを受けたものなのかなぁと思っていた。いずれにしても,ホリデイ・シーズン感たっぷりで,誰しもが楽しめるアルバム。やっぱりJohn Legendは信用できるわ。参加ミュージシャン多数なので,Personnelは省略。

2022年12月14日 (水)

Supremes:今日は懐メロ(笑)なんだが,結構不思議なコンピレーション。

_20221212-2 "Classic Diana Ross and the Supremes" The Supremes(Motown)

懐メロである。私が保有しているSupremesのCDはこれだけなのだが,これが結構曲者なのだ。ベスト盤だけ持ってりゃいいやっていうなら,これから買うか?と言われそうなセレクションなのだ。彼女たちの超有名曲と言うより,裏ベスト,あるいは見逃されがちなカヴァー曲やあまり売れなかった曲を中心に選ばれているって感じなのだ。例外は「恋はあせらず("You Can't Hurry Love")」ぐらいだし,Diana Ross脱退前の大ヒット,「またいつの日か("Someday We'll Be Together")」だってもとはカヴァー曲なのだから,これだけ聞いてSupremesを聞いた気になってはいけないとしても,それでも十分魅力的な歌の数々である。

このアルバム,多分中古でただ同然みたいな値段で購入したと思うが,今でもジャケットを変えて売られているというのが凄い。でもあくまでもこれは「裏ベスト」的な位置づけとして考えるべきなので,購入を考える際には注意が必要だろう。しかし,彼女たちの歌で,"Unchained Melody"とか"(What a) Wonderful World"を聞けるということにはそれなりの価値はあると思っている。アルバムの最後は"With a Song in My Heart"だしなぁ。Rogers/Hartがこの曲を書いたのは1929年だってことを感じさせない実にいい曲だ。

廉価盤ゆえ,全くデータとかはわからないのだが,聞き流していると心地よく時間は経過することは間違いない。和むよねぇ(笑)。星★★★★。

2022年11月17日 (木)

久々に聞くSwing Out Sisterのマキシ・シングル。

_20221115"Heaven Only Knows" Swing Out Sister(Mercury)

最近は全く追い掛けることもなくなったSwing Out Sisterであるが,7枚目のアルバム"Somewhere Deep in the Night"までは全てのアルバムを購入していた私である。しかし,徐々に当初の魅力を感じなくなっていったというのが正直なところ。だが,デビュー・アルバムは今でも好きなアルバムだし,2枚目の"Kaleidoscope World"のJimmy WebbあるいはBurt Bacharach的なサウンドもよかった。ライブ盤,"Live at the Jazz Cafe"はライブ・バンドとしてもいけているところを示したし,結局,かなり好きだったというのが事実である。

そんな彼らが最初のベスト盤を出したのが1996年のことだが,そこに収められていた新曲がこの"Heaven Only Knows"であった。そういうのさえも聞きたいと思って買ったのがこのマキシ・シングルだが,この頃はやはりまだまだ魅力的な音を出していたと思える。この人たちのいいところは,そこはかとないファンク風味も感じさせながら,メロディアスな曲を聞かせるところにあると思うが,ここで聞けるゆったり感が何とも心地よい。

カップリングされているは3枚目のアルバム,"Get in Touch with You"からの"Incomolete without You"に,4枚目の"The Living Return"からの"That’s the Way It Goes"であるが,これらの曲だってベスト盤に入れてもおかしくない曲だったと改めて思う。この頃までのこの人たちの音楽には結構愛着を覚えてしまう私である。でももうこれも四半世紀以上前の音源だってことにちょっとしたショックを受ける私である。星★★★★。

Personnel: Corrine Drewery(vo), Andy Connell(key)

2022年10月24日 (月)

改めて歌のうまさに驚かされるKenny Rankinのベスト・アルバム。 #KennyRankin

_20221023 "Peaceful: The Best of Kenny Rankin" Kenny Rankin(Rhino)

このブログでもKenny Rankinは既に取り上げたことがあるが,私の表現力の乏しさから,この人についてはいつも同じようなことを書いているような気がする。それは歌のうまさであったり,フェイクの入れ方の素晴らしさになる訳だが,このベスト・アルバムを久しぶりに聴いても,同じような感想しか出てこない。

Kenny Rankinの場合,オリジナルはオリジナルでよい曲は揃っているのだが,カヴァー曲を歌っても,完全に自分の世界に染めてしまう「崩しっぷり」が見事なのだ。このベスト盤で言えば,私が唸ってしまったのが"While My Guitar Gently Weeps"。このベスト盤には"Blackbird"や"Penny Lane"も収録されているが,The Beatlesの曲はメロディ・ラインと曲としてのイメージが確立してしまっていて,それを「崩す」ってことは相当歌手としての自信がないとできないことだと思えるのだ。

このベスト盤を聴いて感じるのは,ソングライターとしても,歌手としても,今一度再評価すべき人ではないかと思える曲のよさ,歌唱の素晴らしさである。このベスト・アルバムはKenny Rankinがまだ存命中にリリースされたものだが,レパートリーは1967年~80年のアルバムから取られていて,その後のアルバムからは選曲されていないのはレーベルとの契約ゆえかどうかはわからない。しかし,私がこのブログで取り上げたのが遺作となった2002年"Song for You"と88年のBottom Lineでのライブなので,それを遡ったかたちで,Kenny Rankinのキャリアを眺めるという観点では,私としては大いに意味があった。温故知新の意味を含めて星★★★★★。

尚,ベスト・アルバムゆえ参加ミュージシャン多数のため,細かいPersonnelは省略。

Personnel: Kenny Rankin(vo, g, p, el-p)

2022年9月17日 (土)

前々から気になっていた”Spirit of the Forest”を入手。

_20220909-4 ”Spirit of the Forest” Various Artists(Virgin)

熱帯雨林保護を目的としたチャリティ・ソングである。まぁ,"We Are the World"の環境保護版ってことになるのだが,以前からこれが気になっていたのは,偏にJoni Mitchellの参加ゆえである。こういうのって,同じくJoni Mitchellが参加したNorthern Lightsによる"Tears Not Enough"1曲を聞くために"We Are the World"を入手するのと同じようなものだが,ファンってのはそういうものだ(苦笑)。

Spirt-of-the-forest-vocal-chart ジャケのイメージからだけではわかりにくだろうから,参加したメンツがわかるイメージがDiscogsにあったので貼り付けておくが,まぁ凄いメンツである。チャリティについては,各々のミュージシャンが意思を以て参加しているので,それについてはそれを尊重すべきであるし,曲のよしあしとかについてどうこう言うつもりもない。それにしても,LA,NY,ロンドンの3か所でのレコーディングによくぞこれだけミュージシャンが集結したものだ。

私としてはこの7インチ・シングルをゲットしたことで満足である。オーストラリアのセラーから,送料込みにするとそこそこのコスト(と言っても大した金額ではない)は掛かったが,Joni Mitchellの一瞬のソロ・フレーズははっきりしているし,まぁいいやってことにしておこう。一般的には,完全にオタクの世界と言っても過言ではないが(爆)。

尚,このシングル,A面とAA面から成るが,両面でソロを取るミュージシャンには違いがあるのは写真の通りである。

YouTubeにはこの曲の映像もあったので,ついでに貼り付けておこう。因みに映像はA面のメンツ。普通の人はこれで十分でしょう(笑)。ところで,映像に出てくるブラジルのミュージシャンはどこで録ったのか?また,映像にはStingらしき人物も映っているように見えるのは気のせい?

2022年4月 5日 (火)

”All for Reason”:この1曲のためにこのアルバムは存在すると言ってもよい。 #Alessi

_20220403"All for Reason" Alessi(A&M)

シングル"All for Reason"が流行ったのは1977年,私が高校生になる年であった。非常にポップなメロディは強く印象に残っていて,いつかアルバムも買おう,買おうと思っていて,ついにそのアルバムを入手したのは昨年になってからのことであった。

それ以来,何度かこのアルバムを聞いているのだが,どうにもピンとこない。と言うより,タイトル・トラック"All for Reason"が曲としてよ過ぎて,完全に浮いている。それぐらいほかの曲が大したことがないと言ってもよい。いかにも売れ選狙いという感じのアルバムのつくりも,曲調がバラエティに富んでいると言えば聞こえはいいが,結局のところ一貫性が感じられないのだ。タイトル・トラック以外で言えば,アナログ盤であればB面1曲目の"London"はまぁ許せるって感じだが,間奏なんかはベタな感じだし,やっぱりこのアルバムは"All for Reason"のためにあるのだというのが結論になってしまう。

これは私が同時代を過ごす中での印象が強いせいもあるだろうが,実際に曲としてよくできているのだから仕方がない。このCD,廉価盤なのでまぁいいやってところだが,私としては1曲のためだけに持っているのもなぁ...って感じである。だからと言って中古で処分しても二束三文で買い叩かれるのが見えているが,"All for Reason"はそれでもいい曲である(きっぱり)。

そう言えば,私は彼らの"Long Time Friends"(邦題は「そよ風にくちづけ」である:笑)も持っていたなぁ。どこにあるかのわからないし,もう売ってしまったかもしれない。Quincy JonesのQwestレーベルから出たのだが,あれも全然面白いと思った記憶がない(爆)。結局私は"All for Reason"1曲を除いてAlessiとは相性が悪いんだろうな。

2022年4月 3日 (日)

超寡作なSadeのライブ盤を久々に聴く。 #Sade

_20220401-2 "Lovers Live" Sade(Epic)

本当に寡作な人たちである。1984年にデビュー・アルバムをリリースして38年,その間にリリースしたスタジオ録音は6枚だけである。最後にリリースした"Soldiers of Love"からもう12年も経っている。その後,ライブDVD"Bring Me Home Live 2011"からだって11年経過しているのだ。

そんなSadeが初めて出したライブ・アルバムが本作であるが,それまでのリリースのおいしいところは押さえているって感じである。だが,私の場合,Sadeの音楽ってのはライブで観たいっていう感覚ではなく,部屋で聞いてりゃいいじゃんって思ってしまうのも事実である。私がSadeに求めるのは興奮ではなく,落ち着きなのだ。

まぁ,それでもSadeはSadeってことでいい曲が揃っていて,ライブ盤としては楽しめるのだが,私の場合,これよりはベスト盤の方がいいかなってところ。星★★★★。

尚,このライブ,映像版もあるようだが,私は未見ながら曲数は映像版の方が多いので,Sadeのファンの皆さんは,映像版もチェックしないといけませんな。

Recorded in Anaheim and Inglewood, California in September 2001

Personnel: Sade Adu(vo), Stuart Mattehman(g, sax), Andrew Hale(key), Paul S. Denman(b) with Ryan Waters(g), Peter Lewinson(ds), Karl Vanden Bossche(perc), Leroy Osborne(vo, g, fl), Tony Momrelle(vo)

2022年2月21日 (月)

馴染み曲満載(笑):Billy Joelのベスト盤。 #BillyJoel

_20220219 "Piano Man: The Very Best of Billy Joel" Billy Joel(Columbia)

Billy Joelの全盛期は70~80年代だと思うが,その頃リリースされたアルバム群はよく売れたし,シングル曲も結構ヒットしていたから,そういう時代を通過してきた私のような年代のリスナーにとっては懐かしい存在である。そういう人だから,Billy Joelのベスト盤は何種類もリリースされていて,私も以前"Greatest Hits Vol. ,1 &2"を保有していたはずである。そちらは多分売ってしまったのだと思うが,やっぱり聴きたいと思って買い直したのがこのアルバムだったと思う。我ながら馬鹿げたことの繰り返しだが,このアルバムは別物だからまだましで,同一アルバムでも,買っては売り,売っては買い,みたいなことはやらかしている私である。

それはさておき,全19曲,ほとんどの曲がお馴染みと言ってよいもので,本当にいい曲を書いていたと改めて思わされるベスト盤である。Billy Joelが大したもんだと思うのは,バラッドでも,アップビートの曲でも魅力的なところで,こういう曲作りができれば,幅広い層に訴求すると思ってしまう。私は彼のライブはDon Henley,Stingとのジョイント・ライブ(Concert for Walden Woods)で一度観ただけだが,曲の魅力に加えて,ライブの場においては,エンターテイニングなパフォーマンスぶりだったと記憶している。こういう人だから,新譜は出さずとも,今でも多くのファンを抱えているってことに納得してしまう。

まぁ,正直言ってしまえば懐メロな訳だが,時代を越えて楽しめる音楽だったと思った私であった。尚,私が保有しているのは輸入盤だが,国内盤には"All About Soul"に代わって,日本で局地的人気を誇る"The Stranger"が収録されているので念のため。"The Stranger"は本国ではシングル・カットされていないし,逆に日本では"The All About Soul"がシングル・カットされていないはずだから,そういう構成になったってことだろう。まぁ,でもやっぱりこの人は80年代までがピークだったというのが実感。星★★★★☆。

そう言えば,この人の4枚組+DVDのボックスも持っていたような気がするなぁ。全然聞いた記憶がないが,どこにしまったのやら...(爆)。

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