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カテゴリー「ロック」の記事

2022年5月16日 (月)

これも無駄遣いと言えば無駄遣い:Patti SmithのRecord Store Dayに出たベスト盤。 #PattiSmith

Patti-smith-curated-by-rsd "Curated by Record Store Day" Patti Smith(Arista)

恒例となったイベント,今年のRecord Store Day(RSD)においてリリースされたPatti Smithのベスト盤(アナログ2枚組)である。私はPatti Smith教の信者として,彼女の公式アルバムはベスト盤"Land"を含めて全て保有しているのだから,敢えてこのアルバムを買わなくたって,ここに収められた音楽は聞ける。つまり,普通の人から言わせれば,無駄遣いってことになる。

ではなぜ私がこのアルバムを購入に至ったかと言えば,それは偏にこのジャケットにある。場末のレコード・ショップらしきところで,Patti Smith様が抱えているのは"A Love Supreme"ではないか。くぅ~,これほど雰囲気のある写真があるか!ってことで,このジャケット欲しさにアルバムを買っているのだから,アホと言われれば返す言葉はない。しかし,いいのだ。ファンとはそういうものだ。私はファンというレベルを越えた信者なのだから,これが本当のお布施のようなものである(爆)。

収録された21曲はどれもが馴染みのあるものだが,なぜ"Cureted by Record Store Day"と題されているかと言えば,選曲したのがRSDの共同創設者,Michael Kurtzだから。偏にRSDへのPatti Smithの賛同の意思が感じられるアルバム。ここに収められた曲を聴いて改めて痺れてしまった私であった。

2022年5月15日 (日)

"Eye in the Sky"からこの"Ammonia Avenue"あたりがAlan Parsons Projectの最盛期か。 #AlanParsonsProject

_20220510_20220511182901 "Ammonia Avenue" Alan Parsons Project(Arista)

私はAlan Parsons Projectの最高傑作は”Eye in the Sky"だと信じて疑わない人間だが,今回,彼らのボックスからその次作となる"Ammonia Avenue"を改めて聴いた。そこで思ったのは,"Eye in the Sky"に聞かれる劇的な要素は薄いものの,曲のクォリティは実に高いということであった。

Alan Parsons Projectのアルバムにおいては,複数のリード・ヴォーカリストが存在するというのが通常であり,本作もその通りだが,私はその中でEric Woolfsonの声にずっと痺れているところもあり,Eric Woolfsonが歌う曲のクォリティが私の心象に大きく影響する。本作において,Eric Woolfsonがリード・ヴォーカルを務めるのは"Prime Time","One Good Reason","Don’t Answer Me",そしてタイトル・トラック"Ammonia Avenue"の4曲だが,どれもが実に魅力的に響いてしまうところの訴求力が高いのだ。

そんなアルバムなのだが,絶対このアルバムが損をしていると思うのはこのジャケットだと思う。これがもう少しスタイリッシュなものであれば,更に売れたはずだと言いたくなるが,それでもこのアルバムに収められた曲の魅力は不変で,Alan ParsonsとEric Woolfsonの曲作りが"Eye in the Sky"と本作でピークに達したと思えるのだ。まぁ,"Ammonia Avenue"なんかは"Old And Wise"の焼き直しではないかと言われれば,そう聞こえないこともない。だが,やはり私にとっては,こういう曲でアルバムを締めるというのが予定調和と言われようが,心地よいのだ。

Eric Woolfsonがリード・ヴォーカルを取り始めるのは"The Turn of a Frinedly Card"からなので,ついつい私の場合,それ以降のアルバムに手が伸びてしまうのだが,なぜか"Stereotomy"にはリード・ヴォーカル曲がない。最終作"Gaudi"でまた復活するが,やっぱり私は"Eye in the Sky"とこのアルバムが好きなんだなっていうのを改めて感じた次第。星★★★★☆。

Personnel: Alan Parsons(Fairlight, g, Lynn-ds), Eric Woolfson(vo, p, el-p, key), Lenny Zakatek(vo), Chris Rainbow(vo, key), Colin Blunstone(vo), Ian Bairnson(g), David Paton(b, g), Stuart Elliot(ds, perc), Mel Collins(sax), Andrew Powell(arr)

2022年5月11日 (水)

Santanaは好きなんだが,何回聞いてもピンとこない”Viva Santana!”。 #Santana

Viva-santana"Viva Santana!" Santana (Columbia)

私の記憶によれば,このアルバムを購入したのは,私がまだ町田に在住していた頃のレコファンにおいてであったと思う。当然中古であったはずだが,かなりの安値(2枚組だが500円ぐらい)で入手したように記憶している。それ以来,結構な時間が経過しているが,何度聞いてもこのアルバムはピンとこないのだ。今回,久しぶりに聞いてみて,その原因を考えてみた。

私は結構Santanaが好きな方だと思う。アルバムだって結構保有している。前にも書いたかもしれないが,一番好きなのは"Caravansarai"ではあるが,特に初期のアルバムの方に惹かれるというのは事実である。でも"Moonflower"とかも結構好きだったりする。だからと言って,昨今のアルバムはストリーミングで済ませるというのが通常という,それぐらいの好きさ加減だと思ってもらえばよい。

このアルバムはバンドとしての活動が20年という節目を迎え,それまでの活動を回顧するという一種の企画アルバムなのだが,未発表音源やライブ音源,あるいはリマスター音源などが入っているのはいいのだが,80年代の低迷期の音源も入っていて,なんでそれが低迷期だったのかというのは売れ筋の音を模索したかのような音源から明らかになる。ある意味,Santanaらしさの欠如ってところか。また,このアルバムに入っている80年代のライブ音源は,音自体はSantanaでも,軽さを感じさせてしまうように思えるのだ。私が感じるピンと来ない感じ,あるいは違和感と言ってもよいかもしれないが,それは80年代の演奏におけるヘヴィーさが足りないというところに今回行きついた。

確かに未発表音源が多いので,聞きたくなるファンがいても不思議はない。しかし,これを聞くなら,Santanaの過去のアルバムを聞く方がずっとましなのだ。ということで,やっぱりこのアルバムは趣旨は分かるが,編集方針,あるいはパフォーマンスの選定が失敗だったと思う。星★★☆。"Lotus"でも聞いて口直しが必要だな(笑)。

2022年5月 9日 (月)

’69-’74のFleetwood Macボックスから今日は未発表ライブ音源を。 #FleetwoodMac #BobWelch #ChritineMcVie

_20220504-3 "Live from Record Plant" Fleetwood Mac(Reprise)

先日このブログにアップした,Fleetwood Macの1969年~74年のアルバムを集成した8枚組ボックスの8枚目がこの未発表ライブ音源である。現地のFM局,KSANのために録音されたスタジオ・ライブ音源であるが,聴衆は入れていたとしてもごく少数のようだ。この音源が注目に値すると思うのは,Bob Welch,Christine McVie,John McVie,Mick FleetwoodにBobby Huntのキーボードという編成でどういう音を出していたのかという点に尽きる。

全11トラック中,3トラック(1曲は"Black Magic Woman"と"Oh Well"のメドレーなので,全4曲)はPeter Greenの作品であるが,そのほかはBob Welchの曲が5曲,Christine McVieの曲が3曲という構成である。冒頭の"The Green Manalishi (with the Two Prong Crown)"からソリッドなロック・サウンドが飛び出すが,その後はロックとポップがうまい具合にブレンドした感覚を与えるパフォーマンスになっている。この時期のバンドは2ギターが基本だっただけに,この編成ではBob Welchのギターの活躍度が高いのも特徴。この人のギターはテクニックがどうのこうのという感じのものではないが,ソロもバッキングもいい感じの音を出している。エフェクターの利用も最小限って感じで,結構素のギター音が聞けるってところで,だからこそ実力がもろに出てしまうところはあるが,これぐらい弾いてくれれば十分って感じである。

まぁライブ音源ゆえに精緻な音とかを求めてはいけないが,この音源はこの当時のバンドがリアルにはどういう演奏をしていたかを知るのが重要というドキュメントだと思えばいいのである。Christine McVieよりはBob Welchの露出が目立つが,私はBob Welchも好きなので,全然問題なし。だが,Bob Welchの曲とChristine McVieの曲には結構落差があって,そこも面白い。とは言え,このメンツで"Black Magic Woman"をやってしまうのが一番興味深かったりして(笑)。

Recorded Live at the Record Plant on December 15, 1974

Personnel: Bob Welch(vo, g), Christine McVie(vo, key), John McVie(b), Mick Fleetwood(ds) with Bobby Hunt(org, key, synth)

2022年5月 5日 (木)

Christine McVieのソロのベスト盤が出ると知って,ついつい買ってしまったFleetwood Macの69-74年期の集成ボックス。

Fleetwood-mac-box ”1969 to 1974" Fleetwood Mac(Reprise)

RhinoからEメールが来て,Chirsitine McVieのソロ・アルバムからのベスト盤が"Songbird"の新録+未発表曲込みでリリースされると知って,私はカラー・ヴァイナルのアナログ盤を即発注してしまったのだが,そんなこんなでネットを見ていて,このボックスを見つけてしまったのであった。

私はFleetwood MacにおいてはChristine McVieのヴォーカルが一番好きなので,実はBuckingham~Nicks組が加入して大ブレイクする前の時期についても,関心はあったものの,これまで保有していたのは"Bare Trees"だけであった。そのアルバムはBob Welchが亡くなった時にも記事にしている(記事はこちら)が,実はBob Welchも結構好きな私としては,この二人が在籍していた時期のアルバムも含めて集成したボックスは実に興味深いものであった。この二人だけでなく,その前から在籍したDanny Kirwanだって気になる人だったのだから尚更である

そういうところに,このボックスは強い訴求力を持って私を刺激してきた。だって,値段は8枚組だが結構手頃,かつ新たに発掘されたChrisitine McVie入りの74年のスタジオ・ライブ音源が含まれている。それに加えて,69年の"Then Play on"から74年の"The Heroes Are Hard to Find"に至る7枚のスタジオ録音アルバムには,"Penguin"以外の6枚にボートラ入り,そして最新リマスターとあっては,Christine McVie参加は全部でない(6/8:但し,クレジットされていないだけで参加しているという話もある)としても,これは買わねばということで,即発注してしまった私である。

Fleetwood Macの黄金期(人気絶頂期)はBuckingham~Nicks組加入以降の"Fleetwood Mac(邦題は「ファンタスティック・マック」だったか?)"以降であることは間違いないところでも,Peter Greenがいた頃のブルーズ・バンドから転じて,ロック/ポップ色を加味していったこの時期のバンドだって十分に魅力的で,私のようなStevie Nicksをあまり得意としないリスナーにとっては,こっちの方がいいではないかとさえ思ってしまう。

一般に低迷期とか言われることの多いこの時期のFleetwood Macの音楽ではあるが,ゆっくりとこのボックスを聞いて,今一度Christine McVieの活動内容を知り,そして音楽を再評価したいと思う。まぁ,ブックレットはもう少し詳しい情報を載せてもいいんじゃないのって言いたくなるところはあるものの,ジャケの作りといい,優れた編集方針によって実によく出来たボックス・セットとなった。この時期のFleetwood Macについて,世の中同じように感じている人はいるのだなとつくづく思ってしまって嬉しくなった私である。それだけで星★★★★★。だったらもっと早く買えよ!って言われそうだが,おっしゃる通り(爆)。

2022年5月 3日 (火)

メジャーな人たちによるLeonard Cohen曲のカヴァー集。全体的にはいいんだけど,はっきり言ってBonoは奇を衒い過ぎ。

_20220430 "Tower of Song" Various Artists(A&M)

このアルバムが出たのはもう四半世紀以上前のことだし,Leonard Cohenが亡くなってから既に5年半以上経過している。つくづく時の流れは早いと思うが,久しぶりにこのアルバムを聞いてみた。

そもそもこのアルバムを買った頃の私にはLeonard Cohenへの思い入れはなかった頃だ。確かに「ブラックホークの99枚」に"The Best of Leonard Cohen"は入っていたし,そのアルバムは昔から聞いていた。しかし,Leonard Cohenの魅力に本当に気づいたのは"Live in London"を聞いてだったということになるかもしれない(記事はこちら)。

ではなぜこのアルバムを買ったかと言えば,冒頭に入っているDon Henleyが歌う"Everybody Knows"を,Don Henleyの当時のベスト・アルバム"Actual Miles"で聞いて気に入ったからだったように記憶している。そして,ここに参加するミュージシャンも結構豪華な人が揃っており,そういう要素もあっての購入だったように思う。

各々のミュージシャンによるそれぞれの歌唱はLeonard Cohenへのリスペクトと個性が出ていて楽しめる。そうした中でもLeonard Cohenの曲中でも比較的よく知られている"Hallelujah"をBonoが歌うというところには期待と注目が集まると言ってもよいだろう。ところが,これが全然よくない。こっちが期待するのはBonoによるストレートな歌唱だったが,出てくるのはプログラミングされたごときバックの音と,例の"Hallelujah"のコーラスの部分だけで,あとはボソボソつぶやいているのかというものしか出てこないのでは,明らかに奇を衒い過ぎ,あるいは策に溺れたとしか言いようがない。BonoにはBonoの表現方法があろうが,もっと真っ当なカヴァーの仕方があって然るべきだったというのが私の感覚である。

例えば,Billy Joelが歌った"Light as the Breeze"は,Leonard Cohen本人が,自分の歌唱よりいいぐらいだと言ったとか言わないという逸話があるのとBonoの歌唱は対照的であり,ほかのミュージシャンが比較的素直な表現をしているだけに,このBonoの取り組みの失敗はこのアルバムの印象を悪くしただけである。それもあって,ほかの曲にはほとんど文句はないのに星★★★★とせざるをえないのは全てBonoの責任である(きっぱり)。

Tower-of-songs 参加ミュージシャンは多数なので,Personnelは詳細は省略し,メインの歌手陣のみ記述。尚,このアルバムには別ヴァージョンのジャケット(→)もあるようだが,そっちの趣味は...って感じである。まぁ,元のジャケも大したことないが(爆)。また,タイトルとなっている"Tower of Song"が未収録なのはシャレとして考えておこう。

Personnel: Don Henley, Trisha Yearwoood, Sting with the Chieftains, Bono, Tori Amos, Aaron Neville, Elton John, Willie Nelson, Peter Gabriel, Billy Joel, Jann Arden, Suzanne Vega, Martin Gore

2022年5月 1日 (日)

ど渋!Taj MahalとRy Cooderのブルーズ・アルバム。これは実に嬉しい! #TajMahal #RyCooder

_20220428 "Get on Board" Taj Mahal & Ry Cooder(Nonesuch)

長年,私はRy Cooderの音楽に接してきたが,その幅広い音楽への目配りに感心する一方,なぜRy Cooderが好きだったのかと言えば,そのスライド・ギターの腕によるところが大きい。今やスライドと言えば,Derek Trucksって感じだが,Ry Cooderのスライドとはやや趣が異なると思う。例えばアコースティックでごつごつした感じの音を出すRy Cooderのスライドは,それはそれで一つのスタイルを確立していて,Derek Trucksと違った魅力がある。そのRy Cooderのスライドの魅力もこの新譜では強烈に表れているところが,私としては実に嬉しいのだ。

今回のアルバムのサブ・タイトルには"The Songs of Sonny Terry & Brownie McGhee"とある。不勉強にして,Sonny TerryとBrownie McGheeの音楽は私は聞いたことがない。彼らの音楽はピードモント・ブルーズというスタイルだそうだが,そもそもはギター・スタイルを言うらしい。こういう音楽に対するRy Cooderのギターやマンドリンのフィット感が半端ではないのに加え,Taj Mahalのハーモニカ,あるいはご両人のヴォーカルが超渋い。アメリカン・ロック好きの私としては,こういう音を出されるだけで全面的にOKなのだ。

しかもこの音楽にフィットした,意図的と思えるローファイなサウンドがまたいい感じなのである。Ry Cooderがライナーに書いている"We care enough to bring you the best. We're the old timers now."というセリフが象徴しているが,年齢を重ねたからこそできる音楽ってのもあるのだということを強く感じさせる素晴らしいブルーズ・アルバム。Taj Mahal,79歳,Ry Cooder,75歳。後期高齢者と言え,全然枯れてない。たまりまへん。当然星★★★★★だ。

Personnel: Taj Mahal(vo, hca, g, p), Ry Cooder(vo, g, mandolin, banjo), Joachim Cooder(ds, b), The Ton3s(vo)

2022年4月18日 (月)

Simon Phillips参加のJudas Priest:まだこの頃はヘビメタってよりハード・ロックだな(笑)。 #JudasPriest #SimonPhillips

Sin-after-sin "Sin after Sin" Judas Priest (Columbia)

先日,Simon Phillipsの新譜"Protocol V"を取り上げたところが,私がSimon Phillipsの名前を初めて意識したのは"801 Live",そしてJeff Beckの"There And Back"であった。前者は1976年のレコーディングだから,Simon Phillipsはまだティーンエイジャーだったというのは実に信じがたいことであった。後者は1980年だから,まだ20代前半という年代からは考えられないようなテクニシャンであった。

そんなSimon Phillipsは70年代からセッション・ドラマーとして活動していて,ヘビメタ・バンド,Judas Priestにも本作だけ参加している。今やJudas Priestはヘビメタの代名詞みたいになっているが,改めて本作を聴いてみると,ヘビメタと言うよりも,まだまだハード・ロックと言ってよい音である。Roger Gloverがプロデュースしていることもあって,Deep Purple的なところもそこはかとなく感じる。そうは言ってもアルバム後半になってヘビメタ風味が強まるので,バンドとしては過渡期だったのかなって感じだ。

そんな中でのSimon Phillipsであるが,本作のレコーディングが1977年前半だから20歳になるかならないかぐらいの頃であるが,何でもできちゃうのねぇって感じの余裕の叩きっぷりには,若い頃から凄いドラマーだったってのを改めて感じざるをえない。まぁ,私としては,Simon Phillipsつながりでこのアルバムをストリーミングで聞いたので,Judas Priestのファンからは何言ってんだかって感じかもしれないが,ある特定のミュージシャンから,日ごろ縁のないバンドの音も聞くのだから,それはそれで経験値の積み上げってことで(笑)。そういう意味では,ストリーミングあってこその音楽体験だよなぁ。

Recerded between January and March 1977

Personnel: Rob Halford(vo), K.K. Downing(g), Glen Tipton(g, p, org), Ian Hill(b), Simon Phillips(ds, perc)

2022年4月 8日 (金)

またも無駄遣い?"All Things Must Pass"50周年記念盤の3CD版を入手。 #GeorgeHarrison

_20220405-2"All Things Must Pass 50th Anniversary" George Harrison(Capitol)

何も言うことのないGeorge Harrisonの傑作である。私は2017年版のアナログと30周年記念盤のCDを保有しているのだから,敢えてこれを買わなくてもいいかなと思っていたのだが,結構なお買い得価格って感じのものがあったので,ついつい買ってしまった。さすがにスーパー・デラックス・エディションまでは買わないが,今回はオマケ1枚が付いた3枚組である。

結局なんでこんなことをしているかと言えば,ミックス違いの効果を知りたいがゆえである。音はこれから聞くのだが,中身のよさはわかっているのだから,やっぱり今回の注目は音だろうな。

それにしても,このボックス,開けにくいことこの上ない。そういうところが輸入盤の難点ではあるが,安かったからまぁいいや(爆)。

2022年4月 6日 (水)

今は亡きGregg Allman「祭り」はその曲の素晴らしさとサザン・ロックの魅力を強烈に感じさせる。 #GreggAllman

Gregg-allman"All My Friends: Celebrating the Songs & Voice of Gregg Allman" Variou Artists (Rounder)

Gregg Allmanが亡くなったのは2017年のことであったが,亡くなる前に吹き込んだ"Souther Blood"は涙なくしては聞けない素晴らしいアルバムであった。Gregg Allmanの体調が悪化したのは2016年頃のことと思われるが,それに先立つ死の約3年前に開催されたGregg Allmanの業績を称えるコンサートの模様を収めたのが本作である。私は本作をGregg Allmanが亡くなった後に,追悼を込めて購入したのだが,このブログには記事をアップしていなかった。

このアルバムは,Bob Dylanの30周年記念コンサートと同様の趣のものであり,Neil Youngがそれを"Bob Fest"と呼んだのにならえば,本作はまさに「Gregg Allman祭り」である。そもそもバック・バンドで音楽監督を務めるのがDon Wasってのも凄い(Don Wasは"Southern Blood"のプロデューサーでもある)が,様々なミュージシャンによって繰り広げられるGregg Allmanの曲の演奏からは,Gregg Allmanが書いた曲の私が想定していた以上の素晴らしさが浮かび上がる。そして,何よりもサザン・ロックの魅力が詰まっていると言っても過言ではない。

Allman Brothersのバンド・メイトであるWarren HaynesやDerek Trucksがぴったりはまるのは当然であるが,次から次へと登場するメンツもGregg Allmanの音楽やサザン・ロックへのシンパシーを十分に表出していると思う。まぁカントリー歌手であるEric Churchなんかはサザン・ロックにはヴォーカルの線が細いし,Gregg Allmanの曲に合っていると思えないところもあるが,そこはまぁお祭りってことで許す(笑)。

そしてびっくりしてしまうのが,ギターのJack Pearson。彼も一時期Allman Brothersに在籍していたが,これほどの凄いギターを聞かせるとは...と思わせるぐらいの強烈さであった。彼のスライドを聞いていると,Derek Trucksといい勝負だと感じられる腕前であった。

メンツとしてはBob Dylanほどではないとしても,そこそこのメンツが揃っているし,サザン・ロックの魅力を再認識する上でも意義のあるライブであったと思う。星★★★★☆。因みに,私の保有しているのはBlu-ray付きの3枚組(正確にはCD付きのBlu-rayと言うべきか)であるが,映像版は見たことがない(苦笑)ので,そのうち見てみよう。

Recorded Live at Fox Theater in Atlanta on January 10, 2014

Personnel: Gregg Allman with The Allman Brothers Band, Audley Freed, Brantley Gilbert, Chuck Leavell, Derek Trucks, Devon Allman, Don Was, Dr. John, Eric Church, Jack Pearson, Jackson Browne, Jaimoe, Jimmy Hall, John Hiatt, Keb’ Mo’, Kenny Aronoff, Martina McBride, Pat Monahan, Rami Jaffee, Robert Randolph, Sam Moore, Susan Tedechi, Taj Mahal, Trace Adkins, Vince Gill, Warren Haynes, Widespread Panic, Zac Brown, The McCrary Sisters

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