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カテゴリー「ロック」の記事

2026年4月11日 (土)

オリジナル"Somewhere in England"の内容を収めたアナログ盤はブートレッグらしい。

Somewhere-in-england "Somewhere in England" George Harrison(Bootleg?)

私がこのLPを入手したのは随分前のことだ。George Harrisonの"Somewhere in England"は元々の音源があったのだが,販売元のWarner Brothersから却下されて,曲を差し替えたバージョンが正規盤ということになっている。しかし,George Harrisonのファンたるもの,差し替え前のバージョンも聞きたいに決まっているということで,これを入手した時は嬉しかった。

ジャケを見る限り正規のプロモ盤のようにも見えるぐらいしっかり作ってあるのだが,実はこれはブートレッグだったらしい。しかし,これぐらい真っ当な作りなら,本物だと思ってしまっても仕方がない。違いがあるとすれば,レーベルが偽物臭いこと,裏ジャケの曲順が無茶苦茶なこと,クレジットがないという3点ぐらいだが,ファンとしてはお蔵入りした4曲,即ち"Flying Hour","Lay His Head","Sat Singing","Tears of the World"が聞けるだけで価値があると言い切ってしまおう。

Somewhere-in-england-2nd このアルバムは,元々の正規盤のジャケは別のもの(→)に差し替えられているが,現在流通しているものは上の写真に近いものに変えられるという紆余曲折を辿っている。ジャケはさておき,音楽としてはどっちがいいのかって話もあるが,差し替え前のバージョンでのA面冒頭の"Hong Kong Blues"の銅鑼からのスタートはどうなのよ?って感じがしてしまうのは仕方ないな。あとは差し替え後はPaulとRingoも参加した"All Those Years Ago"の存在意義が大きいので,まぁどっちも保有すべきってところ(笑)。

2026年4月 5日 (日)

George HarrisonがプロデュースしたSplinterのアルバム。

Splinter "The Place I Love" Splinter(Dark Horse)

何ともいなたいジャケットである。このアルバムはGeorge Harrisonが主宰したDark Horseレーベルからリリースされた最初のアルバムというだけでなく,プロデュースもGeorge Harrison自身が務め,演奏にもHari Georgeson及びJai Raj Harisein, 更にはP. Roducerという変名で参加ということで,George Harrison好きとしては保有必須のアルバムである。

今やCDでもアナログでも再発されて,入手は容易になったが,私がこのアルバムを中古で購入した頃は入手が結構難しかったものだ。私はオークション・サイトで購入したように記憶しているが,ジャケットはそこそこ傷んだ感じはあるし,盤の状態も決して綺麗なものではなかった。しかし,再生してみると全くノイズが出ないという不思議な現物であった。

それはさておき,このアルバム,ジャケの見た目だけだと,フォーク・デュオみたいな感じもするが,実際はよりロック的,あるいはソフト・ロック的と言ってもよいサウンド。音楽的に聞けば,まぁそれなりって感じだが,George Harrisonのアルバムにも通じるサウンド・プロダクションって感じがする。バックを固めるメンツもGeorge Harrison人脈と言ってよい人たちが揃っているからそうなるのも当然だ。

曲は基本的にBob Purvisが書いているが,George Harrisonがプロデュースしていなかったらだいぶ違う感じになっていたかもしれないなぁと改めて聞いて思った私であった。それぐらいいかにもGeorge Harrisonって感じの音なのだ。それがSplinterにとってよかったかどうかはわからないが,一般的な認知度を高めたのはやはりGeorge Harrisonゆえってところだろう。それでもこのアルバムが売れたって話は聞いたことがないが...(爆)。星★★★★。

Personnel: Bob Purvis(vo), Bill Elliot(vo), George Harrison(g, b, mandolin, harmonium, synth, perc, jew's harp, vo), Alvin Lee(g), Gary Wright(p, el-p), Billy Preston(org, p), Klaus Voorman(b),Graham Maitland(accor), Willie Weeks(b), Mark Kelly(ds), Jim Keltner(ds), Mel Collins(horn arr)

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2026年4月 3日 (金)

思えばThe Band関連の記事はほとんど書いていないところで,今日はRick Dankoのアルバム。

Rick-danko "Rick Danko"(Arista)

長年ブログを運営していても,そしていかにアメリカン・ロックが好きだと言っても,私がThe Band関連の記事を書く回数は何とも限定的なものになっている。The Bandについては"Big Pink"と"The Last Waltz"の映像版について記事にしただけだし,メンバーのソロにしてもLevon Helm関係しか記事にしていない。結局何を今更という感じがしてしまって,非常に記事化しにくいというのが本音なのだ。

しかし,そこは気まぐれな私なので,今日はAristaから出たRick Dankoのソロ名義による唯一のスタジオ・アルバムを取り上げることにした。このアルバムは"The Last Waltz"の翌年に出たものだが,やはりThe Bandのメンバー全員がゲストで揃っていることもあり,The Band的なサウンドが濃厚である。またゲストにはEric ClaptonやRonnie Woodも加わっており,Rick Dankoのソロ・キャリアのスタートを賑々しく彩ったってところだ。自らもド渋いアルバムをリリースしたKen Lauberの名前も見られる。

曲はロック風味もファンク風味もSSW風味もあって,ヴァラエティに富んでいる。名曲"Small Town Talk"はBobby CharlesとRick Dankoの共作だったのねぇなんてことに今更気づくのだが,私にとってはBobby Charles盤の方が圧倒的にいいと思える。いずれにしても,本作もリリースから半世紀近く経って,こういう音楽が現代の人々にどのように捉えられるのかが興味深い半ば高齢者の私である(笑)。私にとっては端的にGood Old Musicと感じればいいじゃないかと思えるアルバムではあるが,まぁそれは私の年相応の感じ方だな。まぁこのメンツであれば,これぐらいは行けるって感じで,甘めの星★★★★ってところ。

Personnel: Rick Danko(vo, b, g), Michael De Temple(g), Doug Sahm(g), Jim Atkinson(g), Ronnie Wood(g), Blondie Chaplin(g, vo), Eric Clapton(g), Robbie Robertson(g), Gerry Beckley(g, vo), Walt Richmond(p), Ken Lauber(p), Richard Manuel(el-p), Garth Hudson(accor), David Paich(synth), Jim Gordon(org, horn), George Weber(org), Tim Drummond(b), Denny Sewell(ds), Terry Danko(ds), Joe Lala(perc), Rob Fraboni(vibraslap, tamborine, vo), Levon Helm(vo), Wayne Neuendorf(vo)

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2026年4月 2日 (木)

Tedeschi Trucks Bandの新作”Future Soul”をストリーミングで聞く。

Future-soul "Future Soul" Tedeschi Trucks Band (Fantasy)

私はDerek Trucksのギタリストとしての腕を高く評価しているから,カミさんであるSusan Tedeschiとの双頭バンドであるTedeschi Trucks Bandのアルバムもこれまで全てCDで購入してきた。ただ,以前にも書いた通り,そろそろ私自身がSusan Tedeschiの声に飽きてきた感じもあった上に,今回のジャケを見て,購入を躊躇してしまった。以前なら速攻で買っているはずだが,昨今のCD価格の高騰もあって,購入するものは限定的になっているからそれも仕方がない。

昨年リリースされた"Mad Dogs & Englishmen Revisited Live at Lockin’"は昨年のベスト作の一枚に選んでいるから,彼らへの評価は相変わらずだとは思っているものの,あれは10年以上前の録音だし,Leon Russellあってこそのアルバムだったと言ってもよい。ということで,今回はストリーミングで本作を聞いた。

従来のアルバムと基本線は同じだとしても,このアルバムには今までのTedeschi Trucks Bandには感じられなかったポップさが感じられるのは,幅広いプロデュース歴を持つMike Elizondoが関わっていることの影響が大きいように思える。逆に言えば,Tedeschi Trucks Bandとしても新機軸が必要な時期に来ていると感じていたことの裏返しではないか。今回も決して悪い出来だとは思わないが,これならストリーミングでいいかなというところ。星★★★★。

私はこの人たちのライブ・バンドとしての魅力が強いと思っているし,ライブ盤も多いことからも本人たちもそういう意識のはずだ。なので,私としてはこの人たちの演奏はCDよりもライブで見たいという思いの方が強い。しかし,23年のライブ時にはホーン・セクションをけなしている私なので,全面的に支持とは行かずとも,やっぱりDerek Trucksが見たいという思いが勝って,来日したら行っちゃうんだろうなぁ。

Personnel: Susan Tedschi(vo, g), Derek Trucks(g, el-perc), Mike Mattison(g, vo), Gabe Dixon(p, org, key, vo), Brandon Boone(b), Tyler Greenwell(ds, perc), Isaac Eady(ds, perc), Kebbi Williams(sax, fl), Emmanuel Echem (tp), Elizabeth Lea(tb), Mark Rivers(vo, shaker), Alecia Chakour(vo) with Mike Elizond(key, g, b), Abe Rounds(perc), Austin Hoke(cello) 

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2026年3月28日 (土)

改めてU.K.の1stアルバムを聞く。

_20260325_0001 "U.K." (EG)

邦題「憂国の四士」とはよく付けたものだが,一種プログレの鑑みたいなアルバムだ。このバンドが結成される前に,John WettonとBill BrufordはRick Wakemanとバンド結成をすべく,リハーサルをしていたらしいが頓挫。私は結果的に頓挫してよかったと思える。Rick Wakemanだったら,これほどハイブラウな響きは期待できなかったはずだ。

かく言う私をプログレの世界に導いたのはRick Wakemanの"The Six Wives of Henry VIII"だったので,あまりRick Wakemanのことは悪く言いたくはないが,Rick Wakemanはギミックが過ぎて,こういうハイ・テンションなロックの響きを期待できなかっただろうと思うのだ。その布陣の演奏も興味深いことは興味深いが,こうはなりそうにはない。そのRick Wakemanに代わって入ったのがAllan HoldsworthとEddie Jobsonというのは今にして思えば鉄壁の布陣であった。

しかし,Allan Holdsworthが方向性の違いから解雇され,Bill Brufordがバンドを去って,このフォーメーションは極めて短命に終わってしまったのは残念なことではあるが,このメンツでのアルバムが残っていただけでもよしとすべきだろうし,ここで聞かれるテンションの高い演奏は,プログレにおける「スリル」面を体現しているというのが実感だ。"Time to Kill"なんて今聞いてもぞくぞくする。

このアルバムがリリースされてもはや半世紀近い時間が経過しているが,私はこの演奏には古さを感じることはない。プログレ界にはこれより優れたアルバムもあるので,星★★★★☆とするが,Eddie Jobsonが繰り返し再演にこだわりたくなるのも理解できる。

Personnel: Eddie Jobson(vln, key, electronics), John Wetton(b, vo), Allan Holdsworth(g), Bill Bruford(ds, perc)

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2026年3月12日 (木)

Robert Plantの”Saving Grace”:渋さの極致。昨年聞いていればベスト作確実だった...。

_20260310_0001"Saving Grace" Robert Plant(Nonesuch)

このブログでもAlison Kraussとの2枚のアルバムは大絶賛だったにもかかわらず,このアルバムは今年になるまで聞けていなかった。しかし,主題の通り,昨年聞いていれば,昨年のベスト作の一枚に選出していたこと確実なアルバムであった。そう感じさせるほど,滋味溢れるアルバムであり,素晴らしい作品である。こんな作品を聞き逃していたのも私の審美眼の衰えか...。あるいはAlison Kraussとの共演作を突然変異と捉えていただけか(爆)。

一部アイリッシュの曲もあるものの,これはもはやアメリカーナの極致と言ってよいカヴァー・アルバムであるが,不勉強な私にとってはほとんど未知の曲ばかりである。面白いのはベース奏者の不在だが,Tony Kelseyのバリトン・ギターで代用しているということだろうか?しかし,そんなことが全く気にならないレベルで音楽が展開されていて,渋さだけでなく,ヘヴィさすら感じさせる演奏のレベルの高さ,そして提示される深みのある世界には心底参ってしまった。ストリーミングで聞いてこれは...と思っていたアルバムが,某サイトで結構な安値で売られていたので,即買いを決めた私であった。現物がデリバリーされたので改めて聞いているが,まじでこれはいいですわぁ。

もはやLed Zeppelinのという言い方も不要とすら感じさせるRobert Plantの傑作。星★★★★★。

Personnel: Robert Plant(vo, hca), Oli Jefferson(ds, perc, vo), Matt Worley(g, banjo, cuatro, vo), Tony KKesley(g, vo), Suzi Dian(vo, accor) with Barney Morse-Brown(cello)

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2026年3月 2日 (月)

"Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。

_20260213_0002 "Sittin’ in" Kenny Loggins with Jim Messina(Columbia→Mobile Fidelity)

主題の通り,これは随分前に購入していたものの,全然聞かないで放置していたアルバム。そもそも購入の動機がMobile Fidelityからのリリースだから,いざとなればそこそこの値段で売れるという邪な理由によるものだったはずだ。そもそも私はLoggins & Messinaのアルバムは今まで聞いたこともない。Kenny Logginsは"Footloose"とかがバカ売れした頃に聞いたとしても,アルバムを購入するまでは行っていない。Loggins & Messinaで記憶にあるのはラジオから流れてきた"My Music"ぐらいのものだ。なので,今回,このアルバムをプレイバックしたのが私にとっての彼らの初聞きみたいなものだ(爆)。

このアルバムはもともとKenny Logginsのソロ・アルバムとしての企画だったらしいが,そこにJim Messinaがプロデューサーとして関与して,曲を提供するだけでなく,演奏に加わることで,Kenny Loggins with Jim Messinaとなったようだから,実質的にはこれがLoggins & Messinaとしての1stらしいってことも今頃になって知る。そもそもこのアルバムで最も知られているのは"House at Pooh Corner(プー横丁の家)"だろうが,それだって聞いた記憶もなかったから,私にはほとんど縁のない人たちだったと思ってしまう。むしろ「プー横丁」と言えば京都のレコード・ショップを思い出してしまう私である(笑)。

しかし,改めてこのアルバムを聞いてみると,私の好む,より渋い音とは異なるが,ポップさも兼ね備えたなかなかの佳曲揃いで,これは売れただろうし,自分としてももっと早く聞いておけばよかったなぁなんて思ってしまう。キャリアとしてはJim Messinaの方が目立っていたはずだが,その後のポピュラリティという観点ではKenny Logginsが上回って行ったのは面白いが,いずれにしてもこの二人,歌手としても,ソングライターとしてもなかなか優れていたのは間違いない。

リリースから半世紀以上を経てのアルバム初体験であったが,いい温故知新になった。反省も込めて星★★★★☆。

Personnel: Kenny Loggins(vo, g, hca), Jim Messina(vo, g), Michale Omartian(key, steel-ds), Larry Sims(b, vo), Merel Bregante(ds, vo), Milt Holland(perc), John Clarke(sax, oboe, steel-ds), Lester A. Garth(sax, recorder, vln, steel-ds)

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2026年2月26日 (木)

よくできたコンピレーションなのに廃盤なのが謎なGeorge Harrisonの"Best of Dark Horse 1976-1989"。

_20260217_0001 "Best of Dark Horse 1976-1989" George Harrison (Dark Horse)

私はGeorge Harrisonのファンを自認しているが,このブログではあまり取り上げていないのは今更何を語る?ってところがあるからだ。しかし,Dark Horseレーベル時代の曲を集めたベスト盤と言ってよいこのアルバムがずっと廃盤なのが解せないということもあって,ここで取り上げることにした。

このアルバムはベスト盤の趣もありながら,当時の新曲として"Poor Little Girl"と"Cockmamie Business"が収められていることが重要なのだが,この2曲はここでしか聞けないらしい。だとすれば,このアルバムを廃盤にすべきではないし,せめてこの2曲を何らかのかたちで入手できるようにしておくべきだと思うのだが,ストリーミングでも聞けないのが実態だ。

まぁ中古盤は簡単に入手可能だから,希少性がどうこうというものではない。しかし,私はDark Horseレーベルでリリースされたアルバムにも,George Harrisonらしいメロディ・ラインを持ったいい曲はいくらでもあるということを認識させるこのコンピレーションは,捨てがたい魅力を持っていると思うのだ。このアルバムは復活させて然るべきものと思うが,何らかの大人の事情でもあるんだろうなぁ。あるいはベスト盤なら"Let It Roll - Songs Of George Harrison"を聞けってことか(笑)。だが私は保有していないので,元祖"Best of George Harrison"と本作でOKなのだ。

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2026年2月10日 (火)

Pretendersのアルバムを聞いて,自分の音楽へのフォローが足りないことを実感した。

Relentless "Relentless" Pretenders(Parlophone)

主題の通りだ。2023年に本作がリリースされたことすら全く認識していなかった自分が情けない。私はPretendersが結構好きだと思っているにもかかわらずだ。これも偏にショップに通うこともほとんどなくなってしまったせいだと言ってもよいが,ネット情報でも拾いきれていなかったのではいかんともしがたい。

昨今はストリーミングを聞いていて,新譜情報に出会うこともあるが,このアルバムについてはかつて目にしたこともなかったのだが,偶然とあるサイトを見ていて,Chrisse HyndeがBob Dylanをカヴァーしたアルバムの情報が出てきて,へぇ~と思っていたところで発見したのであった。

そしてChrisse姐さん,古希を過ぎてもロックをやる気満々なのは嬉しくなってしまった。冒頭の"Losing My Sense of Taste"からPretendersらしいエッジの効いたロックであるが,それだけにとどまらず,バラッド・チューンも魅力的で非常にバランスの取れたアルバムだ。

このアルバムの曲は全てChrisse姐さんと,ギタリストのJames Walbourneの共作で,曲のクォリティへのJames Walbourneの貢献度は結構高いと思える。以前Pretendersの"Break up the Concrete"についてこのブログに書いた時,曲のクォリティに疑問を呈したのだが,その時はChrisse姐さんが単独で曲作りをしていたことを考えれば,あながちはずれていないと思う。いずれにせよ,いいバンド・メイトを見つけたものだ。

このアルバムは様々なスタイルの曲を包含しているが,1stシングルとして公開された"Let the Sun Come in"のようにややポップな感覚を持った曲もあれば,"Merry Widow"のようにそこはかとなくトラッドの雰囲気を持つ曲もある。そのどれもが一定以上のレベルを保っていると思えるのは立派。歌声含め衰え知らずのChrisse姐さんの活動に触れられただけで私は満足であった。星★★★★☆。尚,Johnny Greenwoodが最後をしっとり締める"I Think About You Daily"でストリングスのアレンジを担当しているのもへぇ~って感じだ。

こういう音楽を見逃さないようにするには自分のアンテナを高くするしかないので,もう少し頑張らねばと思ってしまったのであった。

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2026年2月 5日 (木)

これって本当にSeamus Blake?って思わせるオルタナ・ロックの世界。

Moosejaww "Moosejaww" Seamus Blake(Planck)

ストリーミング・サイトでこのアルバムが出てきて,Seamus Blakeの名前に惹かれて聞いてみたのだが,これが実に驚きのオルタナティブ・ロック・アルバムであった。主題の通り,これが本当にSeamus Blakeのアルバムなのかと思ってしまうのが人情ってところだ。

Bandcampでこのアルバムが紹介されていて,そもそもこのアルバムではSeamus Blakeがサックスを吹いておらず,ギターとヴォーカルに専念しているというところにまず驚いてしまう。出てくるサウンドもグランジみたいだと言ってもいいもので,これも一つのSeamus Blakeの音楽性だと言ってもよいのだが,これまでのSeamus Blakeのイメージからの振れ幅が無茶苦茶でかい。

このアルバムの製作経緯等の情報がないので,どういう動機でSeamus Blakeがこのアルバムをレコーディングしたのかは謎だが,とにかくこれには驚いた私であった。まぁそれなりのクォリティは保っているので,普通のロック・アルバムとして楽しめばいいのだが。星★★★☆。

Personnel: Seamus Blake(g, vo), Kris Bauman(b, vo), Al Street(g), Jochen Rueckert(ds)

限定版の現物もあるようだが,本作のストリーミングへのリンクはこちら

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