アルバムを聞いて,彼らのライブへの期待値が異常に高まるMessthetics & James Brandon Lewis。
"Deface the Currency" The Messthetics And James Brandon Lewis
(Impulse!)
James Brandon LewisはDownBeat誌の国際批評家投票で,テナー・サックス部門第1位に推されたプレイヤーである。前回の自身のバンドでのライブを見逃しただけに,次に来るときは必ずと思っていたのだが,27年1月にMesstheticsと来日することが告知され,速攻で予約を入れたのであった。
このバンドがどういう音楽をやるのかもよくわかっていなかったので,まずストリーミングで聞いたのだが,これがジャズとグランジの合体という感じで,何とも強烈な印象を与えてくれた。決してフリーではなく,メロディ・ラインは維持される中で,激しい音楽が展開されるという感じだ。もちろんJames Brandon Lewisは時折フリーキーなフレーズを発するとしてもだ。
バンドを構成するMesstheticsのリズム隊は元々Fugaziというバンドのリズム隊だったらしい。そもそもこのFugaziはNirvanaのKurt Cobainがファンだったという逸話も残っているから,相当のヴェテランである。リズム隊2人は既に還暦を過ぎているのだが,このアルバムから発せられる熱量は年齢なんて全く感じられない。
そうしたサウンドを聞けば,ライブの場でどのような演奏が展開されるのかが大いに楽しみになる訳だ。正直言って,彼らの音楽がCotton ClubやBlue Noteのようなこじゃれたヴェニューにフィットしているとは思わないのだが,そんなこと関係なしにぶちかましてくれるだろうという期待値も高まるアルバムである。これは実に爽快な騒々しさである。今年の2月のリリースなので,時間は経過しているが,新譜扱いとし,ライブへの期待も込めて星★★★★★としてしまおう。ディスクやストリーミングでもこれだけ興奮しているんだから,ライブでは悶絶必至?(笑)
Personnel: Anthony Pirog(g), Brendan Canty(ds), James Brandon Lewis(ts), Joe Lally(b)
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