Mike Stern@ブルーノート東京参戦記

久しぶりのライブ・ネタである。今年もMike Sternがブルーノートにやって来た。ここのところ,毎年のように来日してブルーノートに出演しているが,毎回メンツを変えながらなので,やっている音楽には大きな変化はなくても(笑),毎度毎度楽しませてくれる。
それでもって今回のキモは神保彰との初共演であるが,もともとがタイトなドラマーである神保彰であるから,まぁ合わない訳はない。派手なアクションとかはないが,実にタイトかつしっかりとしたバックアップには,この人の性格が出ているのかなぁなんて思いながら見ていた。とにかくちゃんとしているのだ(笑)。
マイキーは負傷した手の影響も随分と癒えて来たようで,相変わらずのマイキーで,私も燃えてくると,もっとディストーションを!なんて思ってしまったではないか。我ながらアホである。サックスのDanny Walshは55 Barでもマイキーとの共演を見たことがあるが,その時は「善戦」なんて書いている私(記事はこちら)だが,今回は実に太くもメカニカルな響きを聞かせて,おぉっ,いいじゃんなんて思っていた。そう言えば,55 Barで去年見た時にはベースはJeff Andrewsが弾いていたが,今年の3月に亡くなってしまったのは残念なことである。
今回びっくりしたのがベースのEdmond Gilmoreである。この人,マイキーの最新作"Trip"にも参加しているが,生で見ると実に上手い。このバンドをドライブしていくのは結構大変なことではないかと思えるのだが,ファンク・フレイヴァーもばっちり,スラッピングもばっちりみたいな感じで,実に感心してしまった。Jeff Andrewsがこの世を去っても,世の中にはまだまだ優れたミュージシャンがいるってことだ。
2回目のアンコールには"Purple Haze"までやってしまった彼らだが,相変わらずの実に楽しいライブであった。当日のライブセットはブルーノートのWebサイトによれば,下記の通り。ということで,上は戦利品。我ながらミーハーであるが,いいのである,ファンなんだから。相変わらずマイキーは気さくで本当にナイス・ガイである。いつものように「マイキーと私(モザイク付き)」もアップしておこう。
1. HALF CRAZY
2. KT
3. ALL YOU NEED
4. WHAT MIGHT HAVE BEEN
5. CHROMAZONE
EC. RED HOUSE
EC. PURPLE HAZE
8/5の月曜日には再度参戦予定の私であるが,次回は更に前方の席で燃えてやる~(笑)。
Live at ブルーノート東京 on August 2,2019,2ndセット
Personnel: Mike Stern(g, vo), Danny Walsh(ts), Edmond Gilmore(b), 神保彰(ds)
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