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カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2020年3月24日 (火)

追悼,Peter Serkin。

Peter-serkin-bw

昨日のAnna Gourariの記事にも書いたのだが,私を本当の意味で,現代音楽,特にピアノ音楽に誘ったのはPeter Serkinだったと言ってよい。もちろん,現代音楽に限らず,Peter Serkinはバッハの音楽においても優れたアルバムを残しているし,それも私は長年愛聴してきた。2017年にはすみだトリフォニー・ホールで「ゴルトベルク変奏曲」を聴いている(その時の記事はこちら)。

そんなPeter Serkinの訃報(2/1逝去だったらしい)を知ったのはつい最近のことであった。昨年の来日公演がキャンセルされたのはよほど体調が悪かったが故と思われるが,本当に惜しい人を亡くしたという思いである。そうは言っても,Peter Serkinも既に72歳となっていて,いつまでも若いイメージを持っているのはこっちだけだよなぁというのは,すみだトリフォニーでも思っていたことである。

遅ればせながら,彼を追悼するには何がいいだろうと思って,取り出したのがメシアンの「アーメンの幻影」であった。高橋悠治とのデュオによるこの演奏をレコーディングしたのがほぼ半世紀前。当時から才気に溢れたピアニストであったと想像させるに十分な演奏である。また,そこに追加されている「鳥のカタログ」からの第7曲,「ヨーロッパヨシキリ」も実に素晴らしい演奏で,ますます惜しい人を亡くしたと思ってしまった私である。

現代音楽は難しいと思わせる面があるのも事実だが,そうしたイメージを払拭し,心に響く音楽,あるいは純粋に身を委ねればいい音楽なのだとわからせてくれたPeter Serkinには改めて感謝したい。

R.I.P.

2020年3月 5日 (木)

出張はつらいよ。

Phoenix

コロナウィルスの感染が広がる中,米国出張中の私である。今回訪問しているのは,アリゾナ州フェニックス。フェニックスに来るのは20年ぶりぐらいだろうか。前回はよりリゾート的なスコッツデールだったが,今回はダウンタウン。

何が辛いかと言えば,16時間の時差。表は写真のように陽光が降り注いでいるが,老体には時差の調整が実に厳しい。

明日はサンフランシスコに移動してひと仕事して帰国だが,マジでヘロヘロである。いつものことながら出張はつらいのだ...。

2020年2月28日 (金)

またもブログ更新停滞中。

世の中では新型コロナウィルスの感染の拡大を受けて,何でも自粛するモードが広がりつつあるが,そうした中で,私はと言えば,そんな風潮に抗うかのような生活を送っている。関与者に迷惑が及ぶので,詳しくは書けないのだが,いわゆる濃厚接触の場にいたのだが,そうした生活を送っていると,どうも今回の世の中の反応は過敏に過ぎるようにさえ思えてくる。まぁ,ウィルスの実体が不明なので,ある程度の反応は仕方がないとも思うが,うがいと手洗いをこまめに行っていれば,感染のリスクはある程度抑制できると思うのだが...。

それでも,先日出張で行ったシンガポールではオフィスの出入りはもちろん,銀行の営業店に入るのにも,検温,質問票への記入/署名を求められたのに比べると日本の対応は甘いって話もあるのも一方では事実だが,国土の面積と人口に対する感染者の数を考えれば,シンガポールがよりクリティカルに捉えるのは当然のことだと思う。

まぁ,それはさておきである。そんな生活を送っていると,ブログの記事をアップする余裕もないというのが事実で,来週にはこのご時世に米国出張を控え,更に記事を書いている余裕がなくなるはずなのだ。ということで,先日,Pat Methenyの記事をアップしてから,全然記事を書いていないので,現状のご報告って感じなのだが,なんかちゃんと音楽を聞けていないのは事実で,この停滞感がいつまで続くのやら...。

2020年2月18日 (火)

出張中に見た映画(20/02編):2本目は「ジョン・ウィック:パラベラム」だったが,よくやるわとしか言えない。

John-wick 「ジョン・ウィック:パラベラム(”John Wick: Chapter 3 - Pallabelum”)」(’19,米,Lionsgate)

監督:Chad Stahelski

出演:Keanu Reeves,Halle Berry,Ian McShane,Lawrence Fishburn,Mark Dacascos,Asia Kate Dillon,Angelica Houston

往路の2本目としてみた映画がこれなのだが,主題の通りなのだ。2時間以上に渡って,よくもこれだけのアクション・シーンを詰め込むわとしか言いようがない。実はこの映画,昨年の出張時にも一度見ようとしたのだが,どうしても睡魔を誘うのだ。これだけド派手な映画なのに,眠くなるというのは,私にとってはあまりに一本調子で面白くないってことかもしれない。実は今回も途中で眠りに落ちた私だが,結局今回は最後まで見た。

ストーリーからしても,もう1本作る気満々だが,映画の80%近くは格闘もしくはアクション・シーンではないのかと思えるほどの徹底ぶりで,こういう映画には固定ファンがついているってことだろうし,興行収入も好調のようだ。しかし,私は劇場に金を払ってまでこういう映画を見に行きたいとは思わない。あくまでも機内エンタテインメントだから見たようなものだが,このシリーズ,一応ストーリーとしては連続性は担保しているようだから,その点は認めてもいいだろうが,こういうノンストップ・アクションは相当に疲れる。

まぁ,TVゲーム感覚と言えばいいのだろうか。格闘もののTVゲームを見ているような感じを強く覚えた私であった。この映画の中で死ぬ人間は何人いるのか,なんて余計なことも考えてしまったが,やっぱりこういうのはあまり評価したくないというのが正直なところである。アクション・シーンは強烈だが,私にとってはそれだけ。星★★☆ってところだろう。見る映画のチョイスを間違えたな(苦笑)。

2020年2月11日 (火)

追悼,Lyle Mays。

Lyle-mays-portrait

ノムさんに続いて,Lyle Maysの訃報が届くとは...。半ば音楽活動からは引退状態だったはずだが,これでPMGの復活は完全に夢と化した。思えば,Lyle Maysの姿を日本で最後に見たのは,2009年1月6日のBlue Note東京におけるPMGリユニオン・ライブになってしまったが,あの演奏を見ておいてよかったと思わずにはいられない。その時にも書いた(記事はこちら)が,ライブを見ていて「私の渇望感を最も癒してくれたのはLyle Maysということである。やはりMethenyはMaysと共演しているときが最もよいのだということを痛感させられたし,私が飢えていたのはMaysのピアノであり,キーボードではなかったのかと思う。(中略) 私が一番感動していたのはMaysのプレイだったのかもしれない。」と感じていた。リーダーはPat Methenyであっても,Pat Metheny Groupとしてのサウンド・テクスチャーを作り上げていたのは,私にとってはLyle Maysだと思えたのである。

彼の死によって,Pat Metheny Groupの再編は不可能となったが,彼らが残した音楽,そしてLyle Maysがリーダーとして残したアルバムの魅力が色褪せることはないが,まだ66歳という若過ぎる死を惜しまずにはいられない。リーダー・アルバム”Street Dreams"に収められた"Before You Go"の響きに胸をしめつけられた私である。

R.I.P.

2020年1月 1日 (水)

本年もよろしくお願いします。

Sunrise

リアル・ライフにおいて喪中なので,今年は新年のご挨拶はなしとさせて頂きますが,このブログも14年目に突入です。だんだん還暦も近づいてきた身としては,いつまで続けるのか,あるいは続けられるのかという感覚も持ちながらのブログ運営となっていくと思います。それより,いつまで仕事を続けるのかって方が重大なんですが(苦笑)。

ともあれ,本年もよろしくお願いします。

2019年12月31日 (火)

皆さん,よいお年をお迎え下さい。

Nyc-fireworks

いよいよ大晦日である。年齢を重ねるごとに,時間の経過が早く感じるようになっているが,今年もあっという間に過ぎ去ってしまったように思える。今年はなぜかアジア圏の出張が多かったのだが,タイにもインドにも初めて行ったと言うと,「意外」という反応をされたことがよくあった。しかし,今まで縁がなかったと言えばその通りなのだが,昨年のスリランカ,バングラデシュに続いて,行った国が増えたということでまぁよかろう。

ブログの更新ペースも以前のようにほぼ毎日という訳にもいかなくなってきて,更新が滞ることも多くなった。まぁ,それでもまだマメに更新している方だとは思うのだが,更新頻度の低下は,CDの購入数の減少と連動しているようにも感じる。ストリーミングだけでは記事を書きにくいから,やはり現物CDを購入したものが中心になる。それで追いつかなければ,手持ちのアルバムを改めて聞きながらなんてことになるから,やはり購入が減っていることの証だろう。

ともあれ,このブログを始めて丸13年。我ながらよく続いていると思うが,相変わらずのしょうもないブログにアクセスして頂いた皆さんには改めて感謝したい。ということで,皆さま,よいお年をお迎え下さい。

2019年11月16日 (土)

ちょっとしたTommy Flanaganとの逸話。

Mooses

更新が滞ってしまった。

Tommy Flanaganが亡くなったのは2001年11月16日。即ち今日はTommy Flanaganの命日である。純粋に音楽の話ではないのだが,私にはちょっとしたTommy Flanaganとの思い出がある。

多分,2000年ぐらいのことだと思うが,私は仕事でサンフランシスコに出張しており,私の友人にして,コンサルをしてくれていたMikeとノース・ビーチにあったMoose'sに食事に繰り出していた。Moose'sは食事が非常に美味しいレストランで,趣味のいいピアノ音楽を生で聞かせてくれることもあるいい店だった。サンフランシスコに行く機会があると,毎度毎度の如くMoose'sに行っていたのも懐かしい。大概の場合,ノース・ビーチは車を停めるスペースを見つけるのが大変で,Moose'sに入るまでも実は結構時間を要した記憶がある。そんな2000年の出張の折,食事を待つ間にバーで一杯引っ掛けていたのだが,何とも趣味のよいソロ・ピアノが聞こえてきた。誰が弾いているのかなぁと思って見ていたら,どう見てもTommy Flanaganだったのである。

その時,Tommy Flanaganが前の週にブルーノート東京に出演していたはずだと認識していた私だが,そもそも移動もきついし,Tommy Flanaganがこの店に出るとは思ってもいなかったので,正直なところ私自身も半信半疑だった。しかし,MikeにあのピアニストはTommy Flanaganのはずだと言ったところ,そこはアメリカ人,演奏が終了した件のピアニストに歩み寄り,"Are You Tommy Flanagan?"とストレートに聞くではないか(笑)。そして結果はやっぱりTommy Flanaganだったのだが,その後,ちょこっと本人と話す機会があり,貴方もタフだねぇなんて話をした記憶がある。

その頃のTommy Flanaganは体調が思わしくなかったと知ったのは後になってのことだが,ミュージシャンとは言え,当時のスケジューリングには無理があったのではないかと,今更のように思っている私である。そしてその翌年,Tommy Flanaganはこの世を去り,その時一緒だったMikeも2年前にこの世を去った。そしてMoose'sも今やそこにはない。それでもその時の記憶はいつまでも残るということで,ちょっとした逸話である。上の写真はMoose'sのピアノ。ここでTommy Flanaganがピアノを弾いていたと思うと,何とも感慨深い。私が生でTommy Flanaganのピアノを聞いたのは後にも先にもこの時だけ,ということで,今にして思えば非常に貴重な遭遇であった。

2019年10月21日 (月)

よく頑張ったラグビー日本代表。

Photo_20191020231401

ラグビー・ワールドカップ史上,初の決勝トーナメント進出を果たした予選リーグにおける日本代表の戦いぶりは見事であった。それゆえ,このまま勝ち進むのではないかなんてことを考えた人間も多かっただろうし,少なくとも準々決勝の南アフリカ戦の前半の戦いにおいては,そうした可能性もあるのではないかと私も思っていた。

しかし,終わってみれば,南アフリカには完敗であった。前半は南アフリカのミスの多さにも救われて,ほぼ互角の戦いであったが,後半になって,様相は一転した。前半からも南アフリカのディフェンスの鋭い出足は感じられたが,後半になって,その凄みははるかに増していたと言っても過言ではない。特にSH,デクラークのちょこまかとした動き,嫌らしいキック,そしてスピーディなディフェンスには試合中相当イラつかされた(笑)。そしてモールで圧倒され,あっという間に押し込まれる日本代表には,バックス戦を挑む余裕すらなかったと言えるだろう。南アフリカのフォワード陣の圧力はこれまでの戦いと比べものにならなかったのではないかと思わされるほど,後半の日本代表は防戦一方の戦いを強いられていたし,それはペナルティの多さも物語っている。とにもかくにも前半の互角と思えた戦いぶりは一体何だったのかと思いたくなるような劣勢の連続。ラインアウトは取られ,ターンオーバーは頻発し,モールでは押し込まれるでは全く勝ち目はなかったと言ってよい。これが世界レベルとの真の実力差だと思ってしまった。とにかく,日本代表は予選リーグで見せたチームとしての戦力をほとんど活かすことなく封じられたというところだろう。

それは準々決勝のニュージーランドvsアイルランド戦における,オールブラックスの圧勝ぶりにも近いものすら感じたのは私だけではないと思うが,その一方で,私としては同じく準々決勝で敗れたフランス代表と日本代表の試合は見てみたいと思ったのだが,それも叶わぬ夢となった。

しかし,今回のワールドカップにおける日本代表の戦いぶりはまさに見事なものであり,老若男女がラグビーに熱狂している姿には微笑ましさすら感じつつ,スポーツはやはり人を熱くさせるよなぁとつくづく思った私である。いずれにしても,今回の予選リーグ全勝による一位通過は,まさに日本代表にとっては偉業であり,今後のラグビー界に大きな影響を与えることは間違いない。今回,私も相当熱くさせてもらった日本代表には改めて感謝をするとともに,今回の活躍ぶりには心からおめでとうと言いたい。

日本代表は敗れたが,ワールド・クラスの真剣勝負があと2週間楽しめるなんて,これぞ至福と言わずして何と言おう。日本代表敗退で熱が冷めるのではなく,本当の「お楽しみはこれからだ」と思っている。私はサッカーでもイングランドを贔屓にしているので,イングランドには何とか頑張って,オールブラックスを苦しめて欲しい。そもそもオールブラックスは強過ぎて,一昔前なら,相撲界における北の湖状態なのだから,私は憎たらしささえ感じている。だからこそイングランドを応援するということもあるが,もう一方の準決勝では,ウェールズには申し訳ないが,日本を破った南アフリカを応援することにしよう。

2019年10月14日 (月)

実に見事な試合だった日本代表。感動した!

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アイルランドがサモアを圧倒するのは目に見えていたから,日本代表とスコットランド代表の一戦がラグビー・ワールドカップの決勝トーナメント進出に向けての雌雄を決する戦いになることは端からわかっていた話だった。今回の予選リーグの戦いぶりを見れば,おそらくは互角の勝負になると思っていたが,結果を見れば少なくとも前半に限っては日本代表の完勝と言っていい試合だったのではないか。

私は戦前はスコットランド代表のスクラムハーフ,レイドローのキック・パスへの対応に不安を感じていたのだが,案の定,先取点のトライはレイドローではなかったが,キック・パスからトライを決められた瞬間,不安的中かと思った。しかし,そこからの日本代表の立て直しは素晴らしく,前半は完全にボールを支配し,終わってみれば3トライという出来過ぎと言ってもよい結果だったと思える。しかも,2本目のトライはフォワードの稲垣がそこまでフォローするか?と思いたくなるような見事なトライであったのも事実。非常に素晴らしい戦いっぷりであった。

後半に入って,福岡のターンオーバーからのボーナス・ポイントを確定させる独走トライで,普通なら勝負あったと思わせる展開にもかかわらず,そこからのスコットランド代表のバックスを使った横展開に日本代表のディフェンスが対応が難しくなった頃には,正直同点も覚悟していた私であった。しかし,ノーサイド直前の最後の最後に攻め込まれても,フォワード勝負で乗り切ろうとする日本代表の姿には素直に感動してしまった私であった。あれは普通ならタッチに逃れたくなるが,相手に攻撃権を渡さないためのフォワード戦は理にかなっているとは言え,以前の日本代表だったら多分簡単にタッチに逃れる戦術を取っていたはずだ。

しかし,今回のスコットランド代表との試合を見ていて,アイルランド代表戦はフロックでも何でもなく,日本代表の現在の実力を示したものだったと痛感させられるものであったのに加え,今回のスコットランド代表戦における前半の戦いぶりは実に素晴らしいものであった。

予選リーグを4戦全勝で終えるなんて,誰も想像していなかったかもしれない。恥ずかしながら私もその一人だが,決して体格的に恵まれている訳ではない日本代表が,ラグビー強国であるアイルランド,スコットランドを次々に撃破したということは実に感慨深いし,世界に対して日本代表なりの戦い方があるということを実証した。こうなったら,次の準々決勝で南アフリカ代表も撃破して,このまま決勝まで行ってしまえと思いたくなるような戦いぶりであった。

そして言っておかねばならないのは,スコットランド代表戦が両チームともリザーブも全部使い果たしての死闘だったということである。そこまでの死闘を演じられることはプレイヤーにとっての誇りともなろうし,そうしたゲームを目撃できた私たちは幸せ者だと言いたい。そうした意味で日本代表,スコットランド代表の両チームにいいものを見せてもらったと感謝の念を表したい。ペナルティ・ゴールではなく,トライの取り合いというのがまさに面白さを盛り上げたと言っていいのだ。本当のナイス・ゲームだったと思える一戦であった。いやぁ,それにしてもいいものを見せてもらった。

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