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カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2020年7月12日 (日)

Ennio Morriconeを偲んで「荒野の用心棒」を見た。

Photo_20200710222501 「荒野の用心棒("A Fistfull of Dollars")」(’64,伊)

監督:Sergio Leone

出演:Clint Eastwood,Gian Maria Volontè,Marianne Koch, José Calvo

先日亡くなったEnnio Morriconeを偲んで,「荒野の用心棒」をDVDで再見した。この映画自体は黒澤明の「用心棒」の無許可リメイク(笑)だが,Sergio Leoneとしては東宝に打診をしたが,返事がなかったので"OK"と見なしたというような話を聞いたことがあるが,まぁそれはさておき,元々の「用心棒」もよく出来た映画だったが,この映画も実にうまく翻案しているってところである。Clint Eastwoodがカッコいいしねぇ。前にも書いたかもしれないが,私は高校の頃まで,部屋ににClint Eastwoodのポスターを貼っていたのである(笑)。

映画自体はよく知られているところなので,ここはEnnio Morriconeの音楽についてである。この映画のテーマ,「さすらいの口笛」と邦題がついていたが,今回映画を見直して懐かしいなぁと思う一方,イメージが違ったのがこの曲が流れるタイトル・ロールのバックで銃声がバンバン入っていることによるものだと感じた。まぁ,それでも「夕陽のガンマン」もそうだが,口笛を使った哀愁のメロディだよなぁってところである。この曲は銃声の効果音なしで聞いた方が感じが出るってことで,音源を貼り付けておこう。

「夕陽のガンマン」とかは敢えて同じ作風にしていると思うが,それだけではないEnnio Morriconeのこのほかの音楽についてもそのうち聞いてみることにしよう。いずれにしても惜しい人を亡くした。

改めてR.I.P.

2020年7月 7日 (火)

追悼,Ennio Morricone。

Ennio Morrioneが亡くなった。私は子供の頃,関光夫が司会のNHK FMの映画音楽の番組をよく聞いていて,ロックやポピュラー音楽に目覚める以前に映画音楽に親しんでいたような気がする。そうした番組を聞いていて,Ennio Morriconeと言えば,マカロニ・ウエスタンという感じで,「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」を筆頭に,その手の音楽によく触れていた記憶が原初的な体験であった。

その後,いろいろな映画音楽を手掛けながら,「天国の日々」あたりから評価が高まって,「ミッション」以降は大物映画音楽作曲家としての評価が固まったっていう感じだろうか。先日見た「遊星からの物体X」とかも担当して,ある意味,何でもやってしまう人であったが,ついに2016年「ヘイトフル・エイト」でオスカーの作曲賞を受賞するに至った。

_20200706-2 そんなMorriconeを追悼するに,私が今保有しているのはEnrico Pieranunziが吹き込んだMorrikcone集ぐらいしかないわけだが,これがまたあまり知られていないであろうイタリア映画音楽ばかりをやっているところに,むしろEnrico Pieranunziの美学を感じてしまった私である。ここで取り上げられた映画は,おそらく私は1本も見たことがないはずだが,ここで聞かれる音楽は古い時代から,Ennio Morriconeの音楽が美的なセンスに富んでいたことを実証するに余りある出来である。もちろん,Pieranunziのトリオの美学があってこそって気もするが,メロディの本質的な部分に美しさが存在していたことが本作を聞くとよくわかる。ここに収録されている最も古い映画は1962年の「狂ったバカンス」なので,「荒野の用心棒」より前である。その時代からそうした美学を表出させていたことに今更ながら気づかされた私であった。

91歳という長命ではあったが,また一人,映画界は大御所を失ったというところである。Enrico Pieranunziを聞き終わったら,DVDで「荒野の用心棒」を見て追悼することにしよう。

R.I.P.

2020年7月 1日 (水)

これも凄い!Jerry Bergonzi完全ディスコグラフィ。

Jerry-bergonzi-discography1

昨年惜しまれつつ閉店した新橋のテナーの聖地,Bar D2のマスター,河上さんが既にSteve Grossmanの物凄いディスコグラフィを作られたことは,既にこのブログでもお知らせした(記事はこちら)。その河上さんが今度作り上げたのがJerry Bergonziのディスコグラフィである。

お店にも多数のJerry Bergonziのアルバムがあって,聞かせて頂くたびにお店でポチっていた私だが,このディスコグラフィを拝見すると,まだまだ全然知らないアルバムがあることを改めて認識した私である。いずれにしても,この河上さんの情熱と情報収集能力には頭が下がる。私もJerry Bergonziの音源はそこそこ聞いている方だとは思うが,レベルが違うのである。

Grossmanの時にも書いたが,河上さん,やっぱりコメント添えて本にしましょうよ。売れる保証はしませんが...(爆)。

少しでもご関心のある方はhttps://takej2019-jb.amebaownd.com/をご覧下さい。これも凄いでっせ。

2020年6月19日 (金)

中年音楽狂の沈黙...。

6/12に記事をアップしてから1週間更新が滞ってしまった。これにはいかんともしがたい理由があったことは,私をよく知る人にはお伝えしてあるが,不特定多数がお読みになる当ブログにおいては,細かいことを書くことは控えよう。

それでも私が今聞いている音楽が,宗教音楽ばかりだということで,読者の皆さんにはお察し頂きたい。フォーレのレクイエムやルネッサンス期の宗教音楽に心の安寧を求める中年音楽狂である。完全復活まではもう少々お時間を頂きたく。

2020年6月 9日 (火)

Criss Crossレーベルはどうなるのか?

Criss Crossレーベルは長年に渡って,多くのミュージシャンに門戸を開いてきた極めて良心的なレーベルだと思う。昔は輸入盤にもかかわらず日本語の帯が付いているというのを不思議に思っていたのも懐かしい。カタログは1981年以来,約40年で400枚近くというかなりのリリース・ペースを誇ったのは,昨年惜しくも亡くなった創設者Gerry Teekensの情熱故というところだと思う。

From-here-to-here しかし,そのGerry Teekensが亡くなって,ピタッとリリースが止まってしまった感のあるCriss CrossレーベルのWebサイトを覗いてみると,ニュー・リリースの告知が出ているではないか。リリースされるのはDavid Gilmoreの”From Here to Here"なのだが,Gerry TeekensにトリビュートするアルバムだとWebにはある。ただ,本作がレコーディングされたのは2018年9月のようなので,Gerry Teekens存命中である。これをGerry Teekens自身がプロデュースしたかはわからないが,少なくとも2019年以降は,かなりレコーディングのペースは落ちていたというのが実態ではないか。だとすると,Criss Crossレーベルの命運は,Gerry Teekensの子供や孫に託されるということになりそうだが,あまり積極的に取り組むように思えないのは残念である。

Generations 私にとっては,Criss Crossレーベルで印象に残っているのは,若き日のBrad Mehldauが参加したPeter Bernstein,Grant Stewart,Mark Turner,そしてWalt Weiskopf等のアルバムはもちろんだが,それ以上に強い印象を残したのはAlex Sipiaginのアルバム群だったかもしれない。生きのいいメンツを集めて,現代のNYCの匂いを強烈に感じさせるアルバム群は結構好きだった。こういうレーベルには存続して欲しいと思うのはきっと私だけではないと思うが,さてどうなることか...。今日はそのAlex Sipiaginを初めて意識した"Generations"のジャケットをアップしておこう。これも久しく聞いていないが,実にカッコいいアルバムであった。

いずれにしても,こうしたレーベルの行く末を心配しなければならないのは実に寂しいことだが,今後のレーベル運営はGerry Teekensの後継者に期待することにしたい。

2020年5月27日 (水)

追悼,Jimmy Cobb

Jimmy-cobb

Jimmy Cobbが亡くなった。Jimmy Cobbと言えば,いの一番に"Kind of Blue"となってしまうとは思うが,その後のMiles Davisのアルバムや,Wes Montgomeryとの共演盤等,記憶に残る人であった。ついこの間もWesとの"Smokin' at the Half Note"や,Sarah Vaughanの"Live in Japan,更には酷評はしたものの,Nat Adderleyの"Work Song Live at Sweet Basil"を立て続けに聞いていたのは単なる偶然か。

今年91歳になり,Roy Haynesに次ぐ高齢現役ドラマーとして活躍していただけに,この訃報は急だったが,歴史的なレコーディングだけでなく,まだNew Schoolの学生だった(かつJimmy Cobbの教え子だったらしい)Brad Mehldauを,Jimmy Cobb's Mobのメンバーとして迎え入れ活動したということだけでも私にとっては ポイントが高い。Jimmy Cobbはその後,2014年に"Original Mob"というアルバムで,久々にBrad Mehldauとの共演を果たすが,今回の訃報を受けて,Brad MehldauもFacebookに追悼のコメント(”The joy he has given me as a listener for decades and playing with him a short while, is a treasure I hold in my heart.”)を寄せている。

正直言って派手さはないのだが,Jimmy Cobbの持っていた堅実さと,的確にして適切なスイング感ってのは実は貴重だったのだと思える。

R.I.P.

2020年4月21日 (火)

Hal Willnerを偲んで。

Hal-willner

また一人,新型コロナウイルスの犠牲となってしまったのがプロデューサーのHal Willnerである。この人は"Amarcordo Nino Rota"をはじめとするトリビュート・アルバムで有名な人だが,それだけではなく,Marianne Faithful,Lou ReedあるいはLucinda Williamsの素晴らしいアルバムのプロデュースも行っていて,私を痺れさせてきた。

加えて,Hal Willnerは長きに渡って,"Saturday Night Live"の音楽を監修しただけでなく,David Sanbornがホストを務めた名番組"Night Music"のプロデューサーも務めていたことからしても,NYC在住時,それらの番組が好きだった私にとっては思い出深い。

そんなHal Willnerを偲ぶ際に,何が一番だろうかと考えた場合,私がいの一番に思い浮かべるのはTherlonious Monkへのトリビュート・アルバム,"That's the Way I Feel."に収められた"Reflections"ではないかと思う。もちろん,Lou Reedの"The Raven"でも,Lou ReedがMetallicaと共演した"Lulu"でもいいのだが,"Reflections"は誰がどう聞いても名演としか言えない演奏なのだ。この演奏を生み出したことだけでも,私はHal Willnerは記憶に残ると言っても過言ではないと思っている。Doanld FagenとSteve Khanのデュオによる至高の名演を聞いて,改めてHal Willnerを偲ぶこととしたい。

R.I.P.

2020年4月20日 (月)

Lee Konitzを偲んで”Angel Song”を聞く。

Lee-konitz_20200418134601

"Angel Song" Kenny Wheeler(ECM)

_20200418このところ,ジャズ界で訃報に接すると,新型コロナウイルスによる肺炎が死因となっていることが多くなるにつけ,その影響を痛切に感じている私である。Lee Konitzもその犠牲となった訳だが,92歳という年齢を考えれば,相応のリスクはあったと考えて然るべきとしても,あまりにも非情で残酷な結果である。

私はLee Konitzの熱心なリスナーとはとても言えないが,彼が参加したアルバムにはっとさせされることもあった。代表的なのがBrad Mehldau~Charlie Hadenとのトリオでのライブ盤2枚であるが,実に渋くも,素晴らしい音源だと思っていた。だが,今の気分を反映させながら,彼を追悼するならば何がいいだろうかということで取り出したのがこのアルバムである。静謐なトーンにより繰り広げられるこの「天使の歌」こそ,彼を追悼するには適しているのではないかと思える穏やかなアルバムである。

これを聞きながら,これ以上ジャズ界,あるいは音楽界全体,更には全世界にコロナウイルス禍が広がらないことを祈りたい。

R.I.P.

 

2020年4月 5日 (日)

やんごとない事情により...。

暫くブログの更新間隔があいてしまう可能性があります。極力アップを続けたいのですが,それを難しくする事情が発生中ですので,ご了承願います。

逆にブログがストレス解消になっているとも考えられますので,そうはならない可能性も無きにしもあらずですが...。

2020年4月 4日 (土)

新型コロナウイルス禍の犠牲者が音楽界でも増えている...。

Wallace-roney-and-ellis-marsalis

昨今の新型コロナウイルス禍の犠牲になるミュージシャンが増えている。ジャズ界だけ見ても,先日Wallace Roneyがコロナウイルスの犠牲となったばかりだが,今度はEllis Marsalisが亡くなった。米国における感染拡大はそれこそ日本の比ではないし,ニューヨークの状態はまさに信じがたいとしか言いようがない。

ジャズ界に限らず,全てのリアルな場での文化的なアクティビティが停止し,多くのミュージシャンが生活に困窮しかねないことも懸念されるが,命を落としてしまっては元も子もない。

私としては彼らを追悼すべく,彼らが生み出した音楽を聞くぐらいしかできないが,Wallace Roneyについては,Tony Williamsとのアルバムを,Ellis Marsalisについては,Wyntonと共演した”Standard Time Volume 3, The Resolution of Romance"を聞いて追悼することとしよう。それにしても罪作りなウイルスである。

R.I.P.

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