椎名豊 Inspired Swing Special Quartet Featuring Max Ionata@赤坂B-flat参戦記。

Max Ionataが椎名豊のバンドに客演するライブがあるという「夜の部活」メイトからのお誘いに乗って,赤坂のB-flatに行ってきた。ここに行くのは超久しぶりで,Steve Kuhnのトリオが先だったか,Tom Harrellがひっそり来た時のライブが先だったかの記憶は定かではない。よくよく見返すとTom Harrellは2008年のことだったようだが,記事には某所としか書いていない。ではSteve Kuhnはいつだったのか?まぁそれはさておきだ。
Max Ionataを生で観るのはイタリア文化会館でのDado Moroniとのデュオ以来だが,それからもう12年も経っているとは我ながら驚きだ。昨今はMax Ionataのレコーディングも停滞しているようなので,こうして改めてライブが見られるのはよいことだ。私が知らなかっただけで,スカンジナビアのミュージシャンたちと"Tivoli"というアルバムをリリースしていたようなので,それは改めてストリーミングで聞いてみることにしよう。
現地に到着すると会場はフルハウス。椎名豊のトリオにMax Ionataを加えたクァルテットに,上の写真には写っていないが,アルトの中島朱葉がゲストで加わったクインテットでの演奏は,オリジナル,Kenny Dorham,Lee Morgan,Mulgrew Millerらのジャズマン・オリジナルにスタンダード交えた2セットで,いい意味でコンベンショナルな響きのジャズを味わうことができた。Max Ionataをフィーチャーした"Stardust"では,ステージから外れたところもを歩きながらのソロを聞かせたが,やはりイタリア人の歌心というものを改めて感じたのであった。B-flatぐらいの箱なら,PA不要とすら感じたのであった。
椎名豊のトリオはレギュラーだと思うので,さすがに安定感のあるトリオだと思ったが,どのようなテンポでも対応できる万能型であった。ドラムスの広瀬潤次はライブでは初めて聞いたと思うが,この人のバスドラ使いはなかなかのものだと思いながら聞いていた。バスドラでドライブ感を生み出すってのは大したものである。
更にゲストの中島朱葉だが,小柄な体格から生み出すフレージングは切れ味鋭く,日本の女性プレイヤーの実力には改めて驚いた私であった。バークリーに行っていたのも伊達ではない。特に速いパッセージでは,この人はJackie McLean好きかなぁなんて思っていたが,まだまだバラッドよりもミディアム以上のテンポの曲の方がこの人には合っていると感じた。まぁそれでも音は結構でかいし,大したもんだと思っていたのも事実である。
終演後はMax Ionataはサインだ,撮影だと聴衆に大人気であったが,結構隅の席に座っていた「夜の部活メイト」を目ざとく見つけて寄ってきたMax Ionataである。彼女はイタリア語もこなすイタリア・ジャズ通として,Max Ionataとも長年の知り合い(日本のファン第1号ならぬ第0号と言っていたような...)であるから,私も便乗して,ちょっと話をしたり,自分のスマホでの3ショットを撮影したりであった。Max Ionataは酒や炭水化物の制限で14kg減量したと言っていたから,随分ほっそりしたのは見ての通りで,写真もなかなかいい具合になったが,ここではMax Ionata以外にはモザイクを掛けておく。
余談ではあるが,この赤坂B-flatの料理はなかなか美味くて,Jazz Diningを称するだけのことはある。Body & Soulなき今,プログラム次第で,この店がBody & Soulに代わるヴェニューになるかもなぁなんて思っていた私である。ってこともあり,そんなこんなで気持ちよく家路についた私であった。
Live at 赤坂B-flat on October 13, 2026
Personnel: 椎名豊(p), Max Ionata(ts), 中島朱葉(as), Pat Glynn(b), 広瀬潤次(ds)


























































































最近のコメント