"Blues Breakers with Eric Clapton":この段階でEric Clapton既に恐るべし。
"Blues Breakers with Eric Clapton" John Mayall (Decca)
近く来日を控えるEric Claptonであるが,私は今回のライブには参戦するつもりはない。Steve Winwoodとのライブを聞いたのが2011年で,Claptonの単独公演は多分2006年に行ったのが最後だと思う。このブログを開設したのが2007年で,それ以降の来日時に行っていれば記事化しているはずだが,何も書いていないから多分2006年だろう。その段階からアンコールに確か"Over the Rainbow"をやっていて,何だかなぁと思っていたのだが,Winwoodとのライブは無茶苦茶よかった。やはりEric Claptonには鬼のようなギターを弾いて欲しいのだ(きっぱり)。そうした意味でJeff Beckとの共演を聞き逃したのは一生の痛恨事だ...。
そんな鬼のようなギターを弾くEric Claptonが聞けるアルバムがこれだ。この時Eric Claptonは弱冠21歳。そうとは思えぬフレーズを連発するここでのEric Claptonには,ギタリストとしてのClaptonの理想形が聞けると言いたい。このアルバムのリーダーはJohn Mayallだとしても,本作はあくまでもEric Claptonを聞くためにあるもので,後にFleetwood Macを支えるJohn McVieのベースがこれまたよいのだ。ブルーズ・ロックかくあるべし。星★★★★★。
今回,久しぶりに聞いてジャケを眺めていたら,ホーン・セクションにUKジャズ界で名を成すAlan Skidmoreの名前を見つけて,へぇ~となってしまった私である。
尚,ジャケ写真は私が保有するCDのものだが,もともとDeccaと書かれていたところが,似たようなフォントで再発元のDeramとなっているのが笑える。
Recorded in May, 1966
Personnel: John Mayall(vo, p, org, hca), Eric Clapton(g, vo), John McVie(b), Hughie Flint(ds), Alan Skidmore(ts), Johnny Almond(bs), Derek Healey(tp)
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