Kraftwerk:初のオフィシャル・ライブ"Minimum-Maximum"は踊れるよねぇ(笑)。
"Minimum-Maximum" Kraftwerk (EMI)
当ブログに前にも書いたことがあると思うが,私は若い頃はKraftwerkの何がいいのかさっぱりわからなかった。それが徐々に変化して,今や私は彼らのボックス,ドイツ語版"Der Katalog"も保有していれば,そのライブ・ヴァージョンと言ってよい"3-D Catalog"も保有していて,後者についてはBlu-rayボックスさえも保有というはまりっぷりなのには我ながら笑うしかない。人間変われば変わるのだ。
本作は今のところ,Kraftwerkにとっての最新(と言ってももう20年前だ!)のスタジオ作"Tour de France"を受けてのワールド・ツアーからの各地の音源を集めたもので,Kraftwerkにとっては最初のオフィシャル・ライブ作。そういうこともあり,"Tour de France"からの選曲が多いものの,基本的にはお馴染みのヒット曲が並んでいる。改めて聞いてみると,Kraftwerkの音楽って踊れるよなぁなんて思ってしまう訳だが,その割に私が観に行ったオーチャード・ホールでのライブでは聴衆がおとなしかったなぁ...。
いずれにしても,久しぶりに聞いてもKraftwerkの音楽の楽しさは不変。星★★★★★。そう言えば,本作の映像版も持っていたな。今度見てみるか(笑)。
因みに私が保有しているCDはすこぶる評判の悪かったCCCDだが,現在のストリーミング全盛,そしてLP復権の時代においては考えられない仕組みであった。何てたって音響機器での再生保証しない,故障しても責任を持たないという無茶苦茶な仕組みなんだから批判されて当然。日本で一番積極的だったのがエイベックスってのがさもありなん。
Recorded at Various Venues in 2004
Personnel: Kraftwerk<Ralf Hütter, Fritz Hilpert, Henning Schmitz, Florian Schneider>
本作へのリンクはこちら(リンク先はCCCDではないと思われる)。
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