Meshell Ndegeocelloの新作がBlue Noteからリリース。
"The Omnichord Real Book" Meshell Ndegeocello (Blue Note)
Meshell Ndegeocelloの前作,"Ventriloquism"は実に素晴らしいカヴァー・アルバムだったが,それから4年以上のインターバルを経て,彼女の新作がリリースされた。それもBlue Noteレーベルからというのにはびっくりした。
私は"Peace Beyond Passion"で痺れて以来のMeshell Ndegeocelloのファンだが,総じてレベルの高い音楽を届けてくれて,私としては信頼度の高いミュージシャンなので,新作が出れば,迷わず現物を買うことにしているし,今回も例外ではない。そしてここで奏でられるのはもはやジャンルを超越した音楽だと言ってよい。ファンク,ソウル,ジャズ,そしてアフリカ的な要素が混然一体となったアルバムはやはり痺れる出来であった。裏切らないねぇ。
本作をプロデュースをするJosh Johnsonについてはよく知らないが,この人もジャンルを超越した音楽をやる人らしいから,こういう音楽になるのかもなぁと思ったが,それにしてもゲストに迎えるジャズ界の面々も多士済々であるが,基本的に尖った人が揃っていて,さもありなんってところである。
私好みの彼女らしいヘヴィーなファンクという感じではないが,より幅広く多様な音楽を実現したアルバムは称賛に値するものと思う。70分を越す大作にもかかわらず,全くダレることのない,このトータルな素晴らしさに対して星★★★★★としてしまおう。やっぱり凄いわ。YouTubeにアップされている"Clear Water"の映像を貼り付けておこう。カッコいいねぇ。
Personnel: Meshell Ndegeocello(vo, b, key, omnichord), Josh Johnson(sax, vo), Jebin Bruni(p, key, org, vo), Chris Bruce(g, b, vo, prog), Abe Rounds(ds, perc, vo) with Jeff Parker(g), Julius Rodriguez(key, org), Cory Henry(p), Jason Moran(p), Daniel Mintseris(key), Jake Sherman(key, b, vocoder), Joel Ross(vib), Ambrose Akimusire(tp), Brandee Younger(harp), Burnis Travis II(b), Deantoni Parks(ds), Andrya Ambro(ds), Mark Giuliana(ds), Justin Hicks(vo, key, prog), Kenita Miller(vo), Jade Hicks(vo), Sanford Bigger(vo), Joan as Police Woman(vo), Thandiswa Mazwai(vo, spoken words), Marsha DeBoe(vo), Hanna Benn(cho)
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