2026年10月
日 月 火 水 木 金 土
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フォト
無料ブログはココログ

お知らせ

  • 当ブログはAmazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。

« このメロウなサウンドこそGretchen Parlatoの魅力。2月の来日が本当に楽しみだ。 | トップページ | Yellowjackets@Blue Note東京参戦記。 »

2026年10月 2日 (金)

私の推しの一人,Lizz Wrightの新作。相変わらずいいねぇ。

Lizz-wright-nearness "Nearness" Lizz Wright & Kenny Banks, Sr.(Candid)

私はデビュー以来,Lizz Wrightの推しである。この人の声は先日亡くなったCassandra Wilsonほどではないが,適度なディープさを持っていて,ジャズとゴスペル・フィーリングを融合させたその音楽は実に魅力的に響く。出したアルバムもことごとく出来のよいものであり,常にこの人の動きはウォッチしている。

そんなLizz Wrightの"Shadow"に続く新作は約2年という短いインターヴァルで届けけられたが,今回はKenny Banks, Sr.とのデュオ作である。Kenny Banks, Sr.という人については初聞きだと思ったら,Lizz Wrightのアルバムにはほぼ参加しているアトランタ・ベースのピアニストであった。この人は教会の音楽監督もやっているとのことなので,ゴスペル・フィーリングを持つLizz Wrightとの長年の付き合いもあり,相性は相当よいのだろうと想像させる。

ここでも"Nearness of You"や"All the Things You Are"等のジャズ・フィールドのスタンダードも歌っているが,半数以上はゴスペル曲であり,Lizz Wrightの音楽的ルーツに即した選曲と言える。そしてLizz Wrightの歌の上手さはここでも健在だし,Kenny Banks, Sr.の伴奏も適切。"All the Things You Are"で使っているのがクレジットに書かれたフェルト・ピアノだと思うが,この音色選びが何とも曲にフィットしている。

まぁ全体的にゴスペル色が強いので,ジャズ・ヴォーカルとして聞くと不満をおぼえるリスナーもいるだろうが,Lizz Wrightを元来純粋ジャズ・ヴォーカリストと捉えること自体に無理がある。こういう歌手だと認識して聞くと,これが何とも渋くも心に響く音楽である。昨日取り上げたGretchen Parlatoもジャズ・ヴォーカルの範疇を越えていたと思うが,Lizz Wrightも範疇は超越しつつ,全く違うアプローチなのが面白いのだ。

こんな歌を聞かされては,私のLizz Wright推しは永遠に続くとしか言いようがない。やや曲調にばらつきがあって,私としてはゴスペル・タッチ強めの曲の方に惹かれるところはあるのも事実だが,甘いの承知で星★★★★★としてしまおう。私の気持ちは下記の"Soon I Will Be Done"の映像を見てもらえばおわかり頂けよう。

Lizz Wrightが来日して時のライブを見てからもう11年の時が経過しているが,また来日して欲しいものだ。

Personnel: Lizz Wright(vo), Kenny Banks, Sr.(p, org)

 

« このメロウなサウンドこそGretchen Parlatoの魅力。2月の来日が本当に楽しみだ。 | トップページ | Yellowjackets@Blue Note東京参戦記。 »

「新譜」カテゴリの記事

「ジャズ(2026年の記事)」カテゴリの記事

コメント

 私も、もう10年近く前からお気に入りと同時に応援しているリズ・ライト、今作はデュオそして最後の曲はアカペラと、彼女の歌そのものがしっかり聴けるアルバム仕上げで歓迎でした。
 ジャズの世界も広く、教会音楽から育った世界も印象深いところがあります。
 まだまだこれから円熟期・・・頑張って欲しいですね。
(リンクよろしく御願いします)↓
https://osnogfloyd.cocolog-nifty.com/blog/2026/10/post-51d917.html

photofloyd(風呂井戸)さん,こんばんは。リンクありがとうございます。

>私も、もう10年近く前からお気に入りと同時に応援しているリズ・ライト、今作はデュオそして最後の曲はアカペラと、彼女の歌そのものがしっかり聴けるアルバム仕上げで歓迎でした。

この人も"Salt"でデビューしてからもう四半世紀近いというところに年月の流れを感じます。私もそれだけ歳をとりました(爆)。

> ジャズの世界も広く、教会音楽から育った世界も印象深いところがあります。
> まだまだこれから円熟期・・・頑張って欲しいですね。

そうですね。教会音楽に根差した彼女の歌はいつでも心に響きます。バランスがいいんですよね。まだまだ頑張って欲しいと思いますし,何よりもまた日本に来て欲しいと思います。

閣下、リンクをありがとうございます。

いいアルバムですよね。
閣下的、クリスマス・アルバムになりそうですな。

彼女の仄暗く、豊かなアルト・ヴォイスは、圧倒的な存在感がありました。
そして、言葉と言葉の間、息の余韻にも大きな魅力を持つ素晴らしい歌唱力。

バンクスも、最小限の音だけを奏で、長年演奏してきた2人ならではの呼吸を強く感じました。

私の投稿のリンクもおいていきますね。
https://mysecretroom.cocolog-nifty.com/blog/2026/10/post-76ea12.html

Suzuckさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>いいアルバムですよね。
>閣下的、クリスマス・アルバムになりそうですな。

はい。クリスマスでもいいのですが,日常的な信仰心を高めることにも寄与する音楽だと思います。

>彼女の仄暗く、豊かなアルト・ヴォイスは、圧倒的な存在感がありました。
>そして、言葉と言葉の間、息の余韻にも大きな魅力を持つ素晴らしい歌唱力。

この声は魅力ですよねぇ。しかも歌はうまいし,非の打ちどころなしです。やっぱり推しを続けます。

>バンクスも、最小限の音だけを奏で、長年演奏してきた2人ならではの呼吸を強く感じました。

長年の共演が生む阿吽の呼吸ってところですね。このアルバム,地味と言えば地味ですが,多くの人に聞いて欲しいですね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« このメロウなサウンドこそGretchen Parlatoの魅力。2月の来日が本当に楽しみだ。 | トップページ | Yellowjackets@Blue Note東京参戦記。 »

Amazon マイストア