Toninho Hortaを武蔵野市民文化会館で聞いた。

来日中のToninho Hortaはいくつかのライブを行うことになっているが,完全ソロは今回の三鷹と静岡だけのはずだ。王子や大阪でも一部ソロはあるだろうが,私としては完全ソロを聞きたいということで,武蔵野からのメールでチケット発売情報を知り,速攻で申し込んでの,真正面ではないが,ステージに向かってやや左の最前列であった。まぁほぼかぶりつきだ(笑)。上の写真は開演前に私の席から撮ったToninho Hortaのギター3本。
今回,私にとっては初の生Toninho Hortaとなったが,彼も既に77歳ということで,次があるかはわからない。そこへ未聴ながらスタンダードを演奏した新譜も出しているので,どういう演奏をするのかという期待値も高まる。場所は三鷹なので,我が家から少々遠く,椎間板ヘルニアの術後が経過が芳しくなく,電車で座れないとしびれが出てこける不安を抱える私である。12月には再手術を決意している状態での移動には不安を抱えつつも,行かぬ訳にはいかないのである(きっぱり)。ということで,時間は多少掛かっても,足に影響の出ない移動ルートを取って,現地に向かった。
右のポスターにもあるが,今回の公演はほぼソールド・アウトという人気ぶりであるが,Toninho Hortaのこれまでのキャリアを踏まえれば当然という気がする。そうした人気ぶりもあって,Toninho Hortaは終始ご機嫌な様子であった。演奏は2部構成であったが,第2部では新作"Standards & Stories"から"My One And Only Love"と"S'Wonderful"を聞かせた。この美しいプレイぶりは絶品だったと言え,私はCDの発注をその場で決意したのであった。そのほかにも"Bicycle Ride”やら聴衆のリクエストに応じた"Liana"等サンバ,ボサノヴァ,MPBでも何でもござれのようなプレイぶりであった。
Toninho Hortaの歌そのものは加齢もあって,もはやヘタウマの世界だと思うが,そのギターの技は見事なもので,私はその指先を見ていて圧倒されていたという感じだ。それはアコースティックでもエレクトリックでも同じ。まぁシャイな日本人の聴衆,しかも三鷹界隈の聴衆に歌わせるのには少々無理があったと感じるが,ビルボードライブ大阪の聴衆ならノリノリで対応するかもなぁと思っていた。いずれにしても大いに楽しめる約90分のライブであった。
残念だったのは終演後サイン会がありながら,物販は早々と終了してしまったようで,私は物販期待でCDを持参しなかったことだ。せっかくのチャンスを逃したのは痛かった。
しかし,Toninho Horta本人にとっても,聴衆にとっても幸せな瞬間を共有できたことには感謝したい。
Live at 武蔵野市民会館小ホール on September 27, 2026
Personnel: Toninho Horta(g,vo)
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