休日にストリーミングで見た映画:「アギーレ/神の怒り」。Klaus Kinskiが濃いなぁ。
「アギーレ/神の怒り("Aguirre, der Zorn Gottes")」(’72,独/墨/ペルー)
監督:Werner Herzog
出演:Klaus Kinski, Rui Guerra, Helena Rojo, Peter Berling, Del Negro
私はWerner Herzogの映画を見たことがないはずだ。「フィッツカラルド」をレンタルで見ようとしたことはあったはずだが,結局未見に終わったので,これが初Herzogだろう。1972年製作のこの映画が11年後の1983年に日本で公開されたのは「フィッツカラルド」によるところが大きいとは思うが,これがなかなか重苦しい映画なので,未公開だったのもうなずける。
映画冒頭の説明にもあるが,16世紀にアマゾンの奥地に黄金郷,エルドラドを求めたスペイン探検隊の実話に基づくようだが,自然と原住民に阻まれ,探検隊が内部崩壊してゆく様子を描いていて,とにかく重苦しい。そしてKlaus Kinski演じるAguirreがほぼ狂っている感覚が延々と描かれるから,見ている方も疲れること甚だしい。
しかし,序盤の絶壁のシーンや川下りのシーンなど,自然との対峙を描いた映像はこれは凄いわと思えるのも事実。だが,そうした映像的なところよりも話の重さが勝ってしまうというところが,この映画の厳しいところ。最後の猿はシンボリックなものだろうが,結局は狂気の末,そして誰もいなくなったという映画であった。1.5時間そこそこの映画なのに,疲労感が半端ではなかったこの映画は,好き嫌いは確実に分かれるだろうし,私もこの作品は優れていても好きにはなれないってことで星★★★☆になってしまうのである。おそらく再見はないな(笑)。
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