突如現れたPeter Erskine Trio+Bob Mintzerのライブ・アルバム。
"Four Gentlemen of Verona" Peter Erskine(ZenArt)
ストリーミング・サイトに突然現れたライブ・アルバム。Alan PasquaとDarek Olesとのトリオはほぼレギュラーと言ってよい面々だが,そこにBob Mintzerのテナーが加わるという編成。詳細は不明ながら,タイトルからしてイタリア,ヴェローナでの録音だろう。ヴェローナと言えば「ロミオとジュリエット」の舞台となる世界遺産の街。まぁこのジャケは...って感じだが,それはよかろう。
私はPeter Erskineのトリオの演奏については評価しているクチだが,実のところ,Bob Mintzerが苦手なので,メンツを知ってう~むとなってしまったのも事実。正直言ってもはやこれは相性と言ってもよいのだが,どうも私はBob Mintzerのテナーに魅力をあまり感じないのだ。Yellowjacketsでの演奏はバンド・サウンドもあって苦にならないが,ストレートな吹き方の場合はやはり苦手なのだ。Peter Erskineのトリオによるイタリアのライブと言えば,"Live in Italy"というのもあったが,それに比べるとどうもBob Mintzerのテナーが必要だったのかという思いが強くなってしまうのだ。
このアルバムはメンバーのオリジナルとスタンダードから構成されるが,Alan Pasquaが書いた"Contemplation"なんて実に美しいイントロからして魅力的に響く。しかし,その後のテナー入り演奏を聞いていると,これはトリオでやった方がきっとよかっただろうと思えてしまう。全編を通じて演奏は少々軽くやり過ぎではないかとさえ感じさせるもので,もう少し美的に響く瞬間や,スリリングに響く瞬間が欲しい。
ストリーミングで聞いているせいかもしれないが,ドラムスのミキシング・レベルが少々低めなのも惜しい。彼らのやることだから演奏は悪くはないとしても,ついつい期待値が大きいだけにこの程度では...と思ってしまったのであった。星★★★。Bob Mintzerも本人のオリジナル"All Is Quiet"辺りはいい演奏を聞かせるが,いかんせん同じテナー入りワンホーンならGeorge Garzoneとやった"3 Nights in L.A."の方が圧倒的に優れている(きっぱり)。ここまで来ると,単なる好き嫌いだな(爆)。
ベースがScott Colleyに代わってのトリオ盤,"Peregrine"もそのうち記事にしよう。
Personnel: Peter Erskine(ds), Bob Mintzer(ts), Alan Pasqua(p), Darek Oles(ds)
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