93歳にして今だ現役:ナベサダの新作をストリーミングで聞く。
ナベサダこと渡辺貞夫は今年2月で93歳になっている。楽歴75年というのも凄いが,現在でもライブ活動は盛んに行っているし,今年も後半までライブの予定が目白押しだ。私も7月にはBlue Note東京でのブラジルにフォーカスしたライブに参戦予定となっているが,まさに不老不死感すら感じさせる超高齢者である。
そんなナベサダがまたも新譜をリリースしたので,ストリーミングで聞いてみた。先日も小野リサの新作にゲスト参加していて,ライブだけでなくほぼ毎年のように新作をリリースしていて,レコーディングにも熱心なのは大したものだ。さすがに年齢も年齢だけにこのアルバムでもテンポはミディアム以下というもので,スピード感は感じられないものの,枯れた味わいというものはこういうものだろうというところだ。
"Peace","Hope for Tomorrow"に続く同一リズム・セクションとの共演もこなれていて,リラクゼーションに溢れ,気楽に楽しめるアルバム。今のナベサダに何を求めるかということにもなろうが,これだけのレベルを保っているのであれば,小難しいことは言わず,いつまでも元気に吹いて欲しいと思っていればいいのだ。最後の"Por Toda a Minha Vida(For All My Life)"を無伴奏アルトで締めるってのも渋い。星★★★★。それにしてもBen Williamsはうまいねぇ...。
同じ宇都宮生まれなので,ナベサダと私は同郷(と言っても私は生まれただけで,ほとんど宇都宮では暮らしてはいないが...)になるが,まさに故郷の誇りである。
Rrecorded in December 2025
ersonnel: 渡辺貞夫 (as), Russell Ferrante (p), Ben Williams (b), 竹村一哲 (ds)
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