こんなアルバムがあったのか:John TaylorとAnders Jorminがヴォーカルとのトリオで演じた”Triangoli”。
"Triangoli" Diana Torto / John Taylor / Anders Jormin (Astarte)
先日,John Taylorのアルバムをストリーミングで聞いていた時に,そのアルバム終了後にランダム再生になって,プレイバックされたのがこのアルバムからの1曲であった。いつも書いているが,私はジャズ・ヴォーカルの熱心な聞き手ではが,本作はバックを務めるのがJohn Taylor,そしてMarilyn CrispellとのアルバムもよかったAnders Jorminで,しかもこのヴォーカルのDiana Tortoが典型的なジャズ・ヴォーカルではないが,なかなか魅力的な声で,これにはついつい耳が行ってしまった。John Taylorとヴォーカルと言えば,ついついAzimuthと比較してしまいたくなるのが人情だが,これはこれで少々タイプは違っていても本作は面白いと思った。
このイタリア出身のDiana Tortoという人についてはあまり情報がないが,John Taylorとはデュオでツアーもやったようだし,Kenny Wheelerのビッグバンドとも共演したことがあるようだ。本作ではメンバーのオリジナルを中心にしているが,Diana Tortoはスキャットの比率が高いところもユニーク。オリジナルでない曲はイタリアのピアニスト,Stefania Talliniが書き,Diana Tortoが歌詞を付けた"Deseo"と,スタンダード"Summer Night"の2曲。私にとってはJohn TaylorとAnders Jorminゆえに関心度が高かったとも言えるが,これはなかなか面白いアルバムであった。そんなこともあり,ストリーミングでもいいものをこの手のアルバムとしては珍しくも中古盤をゲットしたのであった。
このメンツもあり,Diana TortoのオリジナルであるMi(s)stangoのようにややリズミカルな曲よりも,バラッド・スタイルの歌唱の方がしっくりくるが,全体的には佳作として評価できるアルバムだと思う。ヴォーカルのないところではJohn TaylorとAnders Jorminとのデュオ作として聞くのも一興。星★★★★。私としては全く知らなかったアルバムに出会えたのもストリーミングのおかげってことである。世の中色々あるねぇ(笑)。
ただ,やっぱりAzimuthは素晴らしいバンドだったという思いが強くなったもの事実なのだが...。Azimuthを改めて聞きたくなった私であった。
Recorded on September 14-16, 2008
Personnel: Diana Torto(vo), John Taylor(p), Anders Jormin(b)
現物へのリンクが見つからないので,ストリーミングのリンクはこちら。
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