Al Di Meolaの初リーダー作を今更ながら。
"Land of Midnight Sun" Al Di Meola (Columbia)
私が初めてAl Di Meolaの音楽に触れたのは"Elegant Gypsy"で,まだ多少はギターも弾く高校生の私にはショッキングなギター・アルバムであったが,それ以前のアルバムはReturn to Forever(RTF)にしろ本作にしろ全て後付けで聞いたのであった。
「白夜の大地」ってそのまんまの邦題がついた本作はAl Di Meolaの記念すべき1stリーダー・アルバムだが,"Elegant Gypsy"で聞かせた技術は,既にここでも披露されていた。メンツも"Elegant Gypsy"に近いところもあるが,RTFのメンバー全員が個別でゲストとして加わりつつも,Jan Hammerはまだ不在だし,Paco De Luciaもいない。その代わりと言っては何だが,Jaco Pastoriusの参加が目を引くってところだ。
結局やっている音楽は変わらないし,プロダクションについても"Elegant Gypsy"との同質性が感じられるアルバムである。スリリングさという意味では"Elegant Gypsy"こそAl Di Meolaの最高傑作だと思っている私には少々物足りない部分があるのも事実で,リズム・セクションも少々もっさりした感覚を覚える。そうは言っても,Al Di MeolaはどうやってもAl Di Meolaだと思わせるし,レコーディング当時21歳になるかならないかぐらいだったことを考えれば,やはり恐るべきギタリストであったなぁというのが実感。初リーダー作としては十分星★★★★は与えられる佳作。
Recorded in July and August, 1975
Personnel: Al Di Meola(g), Barry Miles(key), Chick Corea(p, marimba), Anthony Jackson(b), Stanley Clarke(b, vo), Jaco Pastorius(b), Steve Gadd(ds), Lenny White(ds), Alphonse Mouzon(ds), Mingo Lewis(perc), Patty Buyukas(vo)
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