Keith Jarrett入りCharles Lloyd Quartetによる欧州楽旅のライブ。
"In Europe" Charles Lloyd (Atlantic)
今年で88歳となったCharles Lloydのレコーディング歴は1960年代から始まるが,結構な数のリーダー作を残している。現在でも素晴らしいアルバムを連発しているCharles Lloydではあるが,やはり名声を高めたのはKeith JarrettやJack DeJohnetteを擁したアルバムをリリースしてからだろう。このアルバムもそのメンツによるノルウェーでのライブ音源である。
私がCharles LloydにはまったのはECM時代であって,Atlanticレーベル時代の音源はほぼ後付けで聞いたものだが,本作は今はなき高田馬場のMilestoneでレコードや本の販売を始めた際にゲットしたもの。私の場合,Charles LloydのアルバムはBlue Noteに移籍してからのアルバムを聞くことが多いので,本作をプレイバックしたのも実に久しぶりであった。これも廉価盤CDでリリースされたことがあるので,入手は全然難しくないと思うが,往時のCharles Lloydを振り返るには丁度いい感じの演奏と言ってもよい。
アルバムA面の3曲中2曲ではフルートを吹いているので,かなり軽い感じの演奏と言ってもよいが,本作での一番の聞きものはB面トップの"Manhattan Carousel"のスリリングな響きだと思う。Jack DeJohnetteらしいドラミングはこういう曲にこそフィットするし,Keith Jarrettのピアノ・ソロもいいと思う。アルバム全体ではところどころにフリー的なアプローチを示しつつも,ややおとなしめの演奏と言ってよいが,それでも十分楽しめるとは思う。まぁ,最後の"Hej Da!"はオマケ的な不思議な曲だが。星★★★★。いい機会だから,久しぶりに"Forest Flower"でも聞いてみるかねぇ(笑)。ECMのアルバムも久しく聞いていないので,一度それらを振り返るのも一興かもしれない。
Recorded Live at Aulaen Hall,Oslo on October 29, 1966
Personnel: Charles Lloyd(ts, fl), Keith Jarrett(p), Cevil McBee(b), Jack DeJohnette(ds)
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キース・ジャレットといえば1980年に「ケルンコンサート」のLIVEアルバに嵌り1981年に札幌コンサート(当時は北海道勤務)に行った事が懐かしいです!当時の日本のファンにとって、キースのソロ公演=ケルン・コンサートのような完全即興の世界を期待して会場に入りました。演奏中の咳払いや写真撮影に対して非常に厳格だった時期でもあり、張り詰めた緊張感の中で聴いていました。
(PS)「アメリカの都市をバンド名にした特集」の第3弾、シカゴ・ボストンに続き「カンサス」の特集です!プログレ的な構成が多いですが、POPでキャッチーなメロディと融合しており結構聴き易い米国プログレ・ハードのロックバンドですので聴いてみて下さい。https://rolingwest.exblog.jp/34696796/
投稿: ローリングウエスト | 2026年4月 7日 (火) 11時24分
ローリングウエストさん,こんばんは。リンクありがとうございます。
>キース・ジャレットといえば1980年に「ケルンコンサート」のLIVEアルバに嵌り1981年に札幌コンサート(当時は北海道勤務)に行った事が懐かしいです!当時の日本のファンにとって、キースのソロ公演=ケルン・コンサートのような完全即興の世界を期待して会場に入りました。演奏中の咳払いや写真撮影に対して非常に厳格だった時期でもあり、張り詰めた緊張感の中で聴いていました。
Keithは神経質でしたからね。私は問題のあった大阪公演の後のライブを紀尾井ホールで観た時,聴衆の緊張度合いが半端じゃなかったです。演奏前の咳払いは笑えるレベルでしたよ(爆)。
>(PS)「アメリカの都市をバンド名にした特集」の第3弾、シカゴ・ボストンに続き「カンサス」の特集です!プログレ的な構成が多いですが、POPでキャッチーなメロディと融合しており結構聴き易い米国プログレ・ハードのロックバンドですので聴いてみて下さい。https://rolingwest.exblog.jp/34696796/
拝見しております。私はKansasもアルバムは2枚保有するのみですが,いい曲を書いてましたね。改めてコメントさせて頂きますね。
投稿: 中年音楽狂 | 2026年4月 7日 (火) 18時31分