追悼,Michael Tilson Thomas。

またも訃報である。Michael Tilson Thomasが亡くなった。長きに渡ったサンフランシスコ交響楽団との付き合いにより,多数のレコーディングを残し,数多くのグラミーも受賞しているが,私の場合,クラシック畑の音楽は全然聞いていないというのが実態なのは告白しておかねばなるまい。私にとってMichael Tilson Thomasと言えばSarah Vaughan/ロス・フィルとの"Gershwin Live!"ってことになるのだが,そのほかにもMahavishnu Orchestraの"Apocalypse"のバックでロンドン響を振ったりと,クラシックに留まらない活動を示した人だった。因みにJohn McLaughlinとは"Mediterranean Concerto"ってのもやっている。
レコーディングのほか,若手音楽家の育成にも力を注いだ人だったが,今回亡くなった原因が膠芽腫と知り,母を同じ病気で亡くした私としては別の感慨があった。この膠芽腫という病気は超悪性の脳腫瘍で,罹患してしまうと生存確率が極めて低いことで知られる。Michael Tilson Thomasは一度脳腫瘍の手術を受けているが,それが最悪のかたちで再発したということになる。この病気,高齢だからと言って進行が遅い訳ではないという厄介な病気だけに,ご家族も大変だったのではないかと想像する。
いずれにしても,膨大なレコーディングを行っているので,改めて追悼を込めてMichael Tilson Thomasの残した音楽に触れてみることしよう。
R.I.P.
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