Steve Smith & Vital Information@Blue Note東京参戦記。

元Journeyのというのがもはや不要と思われるほど,完全にジャズ/フュージョン系の音楽にシフトしたSteve Smithである。私が前回Steve Smithのライブを観たのはもう13年前の2013年にまで遡る。前回はCotton Clubで見たが,その時の記事を見ると集客は相当悪かったようだ。しかし,今回のBlue Note東京での2ndセットはフルハウスということで,まずは集客がよくてよかったねぇと思った。
前回観た時はギター入りのクァルテットで,キーボードには元SantanaのTom Costerがいたが,今回はキューバ出身のManuel ValeraにベースのJanek Gwizdalaを加えたトリオという最小編成。Manuel Valeraは初聞きのはずだが,Janek Gwizdalaは2009年のロンドン出張時にWayne Krantz入りのバンドで見たのが初で,その後,Peter Erskineのバンドでのライブも観ている(だがそれももう10年も前だ...)。
そんな編成でどのような演奏が展開されるのかを期待しつつ現地に向かった私だが,そもそもこのメンツで昨年"New Perspective"というアルバムをリリースしていたのを知り,慌ててそれを聞いて予習しての参戦となった。
演奏は最新作"New Perspective"とその前作"Time Flies"からの曲を中心にしつつ,YouTubeで公開されているSoundgardenの"Black Hole Sun"等を交えたもの。そして演奏はアルバムにもならったかたちでのSteve Smithのタイトなドラミングが支配的と言ってもよいもので,聞いてるこっちは勝手に身体が揺れるというグルーブ感に満ちたものであった。よくよく調べてみればこの編成になって結構時間が経過しており,コンビネーションもこなれた感じで,アイ・コンタクトを取りながら演奏を行うところにも,そうした感覚をおぼえていた。
いずれにしても非常にライブの心地よさを感じさせるもので,ついつい財布の紐も緩み,サイン会ねらいで"New Perspective"のアナログ盤も購入してしまったのであった。あぁ,無駄遣いと思いつつ,それぐらいいい気分だったと言えよう。
今回のステージでも演奏したYouTubeにアップされているJourneyの"Don’t Stop Believin'"の映像を貼り付けておこう。原曲のイメージは希薄で,イントロはStevie Wonderみたいだが(笑)。
Live at Blue Note東京 on March 19, 2026 2ndセット
Personnel: Steve Smith(ds, konnakol), Manuel Valera(key), Janek Gwizdala(b)
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