暇つぶしに見た「西部悪人伝」:Lee Van Cleefをカッコよく見せればいいって感じ。
監督:Frank Kramer(Gianfranco Parolini)
出演:Lee Van Cleef, William Berger, Pedro Sanchez(Ignazio Spalla), Nick Jordan(Aldo Canti), Franco Ressell, Linda Veras
ストリーミングで見られる映画もいろいろで,これは典型的マカロニ・ウェスタンだが,主人公であるLee Van Cleef演じるSabataの造形には「用心棒」,「椿三十郎」で三船敏郎が演じた三十郎の影響が感じられる。しかし,この映画ではLee Van Cleef演じるSabataが危機に陥ることはないし,最初から最後までLee Van Cleefをカッコよく見せればいいという感覚が強い。
とにかくSabataが強過ぎるので,このストーリーには必要ないだろうというようなキャラクターも交えつつ,出てくる輩がLee Van Cleefにやっつけられ続けるという筋書きはもはや漫画的だ。こういうのは肩肘張らず,気楽に見るのが一番という感じの映画。まぁそれでも星★★☆がいいところだが,目くじらを立てるのも大人げないな(笑) 。
それにしても監督にしても,出演者にしても変名だらけなのには笑える。上記のクレジットではカッコ内が実名。まぁ,Pedoro Sanchezの場合は実名より変名の方が知られているようだが。飛んだり跳ねたりのアクロバティックなアクションを見せるIndio役のNick Jordan(Aldo Canti)は本業はスタントマンらしく,なるほどって感じだが,ほとんど演技にもなっていないところは笑えてしまった。
尚,このSabataを主人公とする映画は第1作である本作含めて3本あるようで,第2作が「大西部無頼列伝」,第3作が「西部決闘史」らしい。第2作ではSabataをYul Brinnerが演じ,第3作でLee Van Cleefが復帰するという不思議な展開を示すが,「荒野の七人」シリーズのChris Adams役(Yul Brinner×2→George Kennedy→Lee Van Cleef)みたいなもんだな。
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