Lisa Loeb@Blue Note東京参戦記。

Blue Note東京の会員をやっていると,7回ライブを観ると,1回招待券がもらえるという特典があることはこのブログにも書いた。ただ,この招待券,期限が短いのと,使える公演の上限金額が決まっているので,チョイスは限定的になるのだが,今回,それを使って観に行ったのがLisa Loebのソロ・ライブである。
Lisa Loebと言えば,映画「リアリティ・バイツ」にメジャー・デビュー前の"Stay (I Missed You)"が使われて一気に知名度を上げ,その後Geffenからアルバムをリリースしたのがもう30年以上前である。私はそのアルバム"Tails"も買ったものの,その後彼女を追い掛けてきた訳ではない。しかし,魅力的なシンガーであることは間違いないが,日本のマーケットでニーズがまだあるのかなぁなんて思いつつの参戦となった。
それでもミュージック・マガジンの最新号にはインタビュー記事も掲載されているし,根強い人気があるのかなぁとも思っていた。会場となったBlue Note東京はほぼフルハウスだったが,何となくいつもの聴衆と感じが違うと思えたのはそうした根強いファンが結構多かっただろうし,いつもはこのヴェニューに来そうにない女性客が多かったのも事実だろう。
そして始まったライブだが,完全弾き語りというシンプルなセッティングなので,ステージも地味と言えば地味。だからステージ上に花を添えるのも当然かという感じではあったが,演奏が始まってしまえば,Lisa Loebの歌が上手いのはもちろんなのだが,ギターが実に上手い。ゲージは細い弦を使っていたと思うが,ギター・プレイに全く破綻がない。そして歌も実に見事という完全プロな演奏を堪能したのであった。曲はメジャー・デビュー・アルバム"Tails"と"A Simple Trick to Happiness"からが中心という感じだったが,大いに満足ができるライブだったと思う。
途中でゲストとして平原綾香が出てきたのには驚いたが,"Stay"と"Truthfully"をデュエットというのは,東京最終日のお得感ってところか。ちゃんとLAでリハーサルしていたらしいが,聴衆としては間違いなく得した気分である。私は実は秦基博が出てくることを期待していたのだが,まぁそれはよしとしよう。いずれにしても,平原綾香のショッキング・ピンクのドレスも印象的だった。
Lisa Loebはおしゃべり好きなので通訳を付けるのよというのが微笑ましかったが,Lisa Loebの英語は実に聞き取りやすいものであったから,通訳なしでもOKのレベル。しかし,出てきた丸山京子の通訳ぶりは極めて適切だったなぁと別の意味で感心していた。わかっている人の通訳は心地よいのだ。
いずれにしても,たまにはこういうライブもいいねぇとつくづく思わされるとともに,Lisa Loebというミュージシャンのレベルの高さを改めて感じた一夜であった。改めてデビュー・アルバム以外もちゃんと聞き直すかといういい動機付けにはなったことは間違いない。ただねぇ,折角リクエストに応えるならば,聴衆側ももう少しマイナーな曲をリクエストしてもよかったようにも思う。だったら私が"All the Young Dudes"って叫べばよかったんだが...。老い先短いんだから,こういう時に控えめな高齢者ではいかんな(爆)。
トップの写真はBlue Note東京のWebサイトから拝借(初日の模様)。
Live at Blue Note東京 on March 23, 2026 2ndセット
Personnel: Lisa Loab(vo, g), 平原綾香(vo)
« Anita O'Dayはやはりいいのだ。 | トップページ | Brad Mehldauとビッグバンドの共演を収めたブートレッグを入手。 »
「SSW/フォーク」カテゴリの記事
- 先日のライブを振り返るべく,Lisa Loebのメジャー・デビュー・アルバムを聞く。(2026.03.27)
- Lisa Loeb@Blue Note東京参戦記。(2026.03.24)
- 長年音楽を聞いてはいても,聞いたことのないアルバムなんていくらでもあるってことで,今日はPaul Simon。(2026.03.04)
- "Sittin’ in":相当前に買ったまま放置されていたアルバム。(2026.03.02)
「ライブ」カテゴリの記事
- András Schiff@住友生命いずみホール。素晴らしい演奏を堪能し,感動した!(2026.03.29)
- Lisa Loeb@Blue Note東京参戦記。(2026.03.24)
- Steve Smith & Vital Information@Blue Note東京参戦記。(2026.03.21)
- 今年初のイタリア文化会館行脚(笑)。(2026.03.14)
- Pino Palladino & Blake Mills@Blue Note東京参戦記(2026.03.07)
« Anita O'Dayはやはりいいのだ。 | トップページ | Brad Mehldauとビッグバンドの共演を収めたブートレッグを入手。 »







































































コメント