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2026年3月29日 (日)

András Schiff@住友生命いずみホール。素晴らしい演奏を堪能し,感動した!

Schiff-at

András Schiffは私がCDで保有する枚数が最も多いピアニストだ。それはECMのベートーヴェンのソナタのボックスや,Deccaのバッハのボックスがあるからということもあるが,それ以外にも結構保有している。そのAndrás Schiffの生演奏は聞いたことがなく,一度は...と思っていたので,今回は訳あって大阪でのリサイタルに赴いたのであった。当日の演奏曲目は事前には発表されておらず,1曲毎にAndrás Schiffが日本語で曲目を述べるというスタイル。そして演奏された曲目が次の通りである(KajimotoのWebサイトより拝借)。

J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17(16)番 変ロ長調 K.570
ハイドン:アンダンテと変奏曲 へ短調 Hob.XVII: 6
ベートーヴェン:6つのバガテル op.126
        ***
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 op.27-1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D894 「幻想」
【アンコール】
ブラームス:インテルメッツォ 変ホ長調 op.117-1
シューベルト:即興曲 変イ長調 D935-2
シューマン:アラベスク op.18
メンデルスゾーン:無言歌集第6巻 op.67から 「紡ぎ歌」
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 へ長調 BWV971から 第2、3楽章
ショパン:ノクターン 嬰へ長調 op.15-2

最初のバッハこそ曲のせいが大きいと思うが,少々面白みに欠けた感覚はあったものの,それ以外の演奏の素晴らしさには完全に脱帽であった。特にベートーヴェンの2曲がよかったのに加え,ハイドンの「アンダンテと変奏曲」は初めて聞いたと思うが,これがまた素晴らしい演奏であった。静と動を完全にコントロールし,名器ベーゼンドルファーで奏でられるAndrás Schiffの音楽を聞いて,感動しない人間はいないと思った。どのような曲でも弾きこなすのはまさに匠の技としか言いようがない。本番の最後をシューベルトというのは集中力が続くのかと思ったが,全く問題にしない,まさに万能のピアニストという思いであった。

そしてアンコールは何と7回(イタリア協奏曲は楽章を2回に分けて演奏),リサイタルがはねたのは開演時間から3時間を超えた21:30過ぎという長丁場であった。会場には辻井伸行の姿もある中,最後は万雷のカーテン・コールとスタンディング・オヴェーションに応えたAndrás Schiff。その集中力と体力には感嘆の声を漏らさずにはおれなかった私である。

甚だ余談だが,終了後,私はタクシーで某所へ移動したのだが,乗せてもらったタクシーの運転手の方の話によれば,たまたま前日も終演後に同じように聴衆を乗せたらしい。前日も同じような時間までやっていて,東京から来ていた聴衆は最終の新幹線に乗りそこなったという話を聞いて,私は最初から宿泊にしておいてよかったと思ったのであった。

いずれにしても,わざわざ大阪に出向いてでも聞く価値は十分あったと思える一夜であった。

Live at 住友生命いずみホール on March 27, 2026

Personnel: András Schiff(p)

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