懐かしの82年の”The Young Lions”ライブ盤を入手。
"The Young Lions: A Concert of New Music Played by Seventeen Exceptional Young Musicians - the Kool Jazz Festival June 30, 1982" Various Artists (Elektra/Musician)
長~いタイトルのアルバムである。昔,私はこのアルバムを保有していたようにも思うのだが,どうも記憶違いだったようにも思える。保有していたとしてもほとんど聞かずに売り払ってしまった可能性もあるが,改めてよくよくメンツを見ると聞きたいという思いが強くなってしまった。特に私にとってはHamiet Bluiettの名前をここに見つけたことが大きかった。しかし,本作はCD化されていないし,ストリーミングでも公開されていないので,アナログLPを某オークション・サイトでゲットしたもの。送料別だが,2枚組でディスクだけなら¥380だったので,痛くもかゆくもない(笑)。
この当時Young Lionsと呼ばれた面々の中には既に世を去った人もいるところに時の流れを感じるが,メンツの中ではWynton MarsalisやChico Freeman,あるいはBobby McFerrin辺りは既に名を知られた存在だったとしても,India Navigationに吹き込みをしているような所謂ロフト系の人たちにとって,カーネギー・ホールの舞台に立つことの意義は大きかったはずだ。ソロイストは入れ替わり立ち替わりという感じだが,そうした背景もあって,非常に力の入った演奏になっていて,結構意義深いイベントだったのだなと思わせる。
思い起こせば,私が在米中に開催されたKool Jazz Festivalの後継としての1991年のJVC Jazz Festivalにおいても,Jon FaddisやBobby Watsonを番頭格とした"Be-Bop: 40 & Under"という若手を中心とするプログラムがあって,大規模ジャズ・フェスにおいてもこうした新しいミュージシャン育成の試みは続いていたということが思い出される。それはそれで大いに楽しめた記憶があるものの,演奏としてはもう少しコンベンショナルなものだったので,この82年のコンサートは1991年のプログラムよりはるかに意欲的なものだったと感じられる。
こうしたコンサートのライブ盤が残っているだけでも,歴史を振り返るという観点では重要だと思えたアルバム。仕切ったMichael Gibbsの働きもよっく,ドキュメントとしての位置づけも評価して星★★★★☆
Recorded Live at Carnegie Hall on June 30, 1982
Personnel: Wynton Marsalis(tp), Bobby McFerrin(vo), Paquito D'Rivera(as), John Purcell(as, oboe, eng-horn, fl), Chico Freeman(ts, b-cl), Hamiet Bluiett(bs), Craig Harris(tb), James Newton(fl), Jay Hoggard(vib, balafon), Kevin Eubanks(g), John Blake(vln), Abdul Wadud(cello), Anthony Davis(p), Avery Sharpe(b), Fred Hopkins(b), Ronnie Burrage(ds), Daniel Ponce(perc)
« Björn MeyerのECM第2作。これはやっぱりECMでしかできないな。 | トップページ | またも無駄遣い:Argerichのバッハをアナログで再入手。 »
「ジャズ(2026年の記事)」カテゴリの記事
- リリースからひと月半を経て,ようやく現物が到着したPat Methenyの新作。(2026.04.12)
- いかにもECM的な音:Marilyn CrispellとAnders Jorminのデュオ作。(2026.04.10)
- John Taylorの未発表音源をストリーミングで聞いた。美しいソロ・ピアノだ。(2026.04.09)
- Sakata Orchestraのライブ盤を改めて聞く。(2026.04.08)
- Keith Jarrett入りCharles Lloyd Quartetによる欧州楽旅のライブ。(2026.04.07)
« Björn MeyerのECM第2作。これはやっぱりECMでしかできないな。 | トップページ | またも無駄遣い:Argerichのバッハをアナログで再入手。 »







































































コメント