Björn MeyerのECM第2作。これはやっぱりECMでしかできないな。
"Convergence" Björn Meyer(ECM)
早いもので,Björn MeyerがECMでの第1作である"Provenance"をリリースしてから,もう10年近くの時間が経過している。もうそんなに経ったのかと時の流れに驚いてしまうのだが,Björn Meyerとしては「満を持して」というところかもしれない。
そもそも6弦エレクトリック・ベースでアルバムを一枚作ってしまえるのがECMたる所以とも言えるが,こうした音楽がどのような環境にフィットするかはなかなか難しい。ある意味アンビエントな響きを持ちながら,アルペジオによりメロディ・ラインを紡ぐ瞬間もあるとは言え,やはりこのアルバムを購入しようという人はある程度限定されるのは仕方ないと思える。
しかし,穏やかに音楽は流れていき,刺激的な部分は少ないにしてもなかなか面白い。6弦ベースでミニマル的な演奏を行ったり,アルペジオなどの奏法を展開するのは握力的にも相当大変なのではないかとも思ってしまうが,そこは多少シークェンサーの力も借りてってところだろう。更に多重録音を加えている部分もあるようだ。
前作でも同じようなことを書いているが,こういう音楽は小音量でプレイバックするのが適切のようにも思える。鑑賞にも堪えるが,どちらかと言えばやはりこれは環境音楽だと思う。まぁこれを面白いと思えるか思えないかがECMに対する絵踏みだろうな。甘いの承知で星★★★★。
Recorded in April 2024
Personnel: Björn Meyer(b)
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