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2026年3月25日 (水)

Brad Mehldauとビッグバンドの共演を収めたブートレッグを入手。

_20260323_0001 "Frankfurt 2026" Brad Mehldau & HR Big Band(Bootleg)

ブートショップからのメールでこの音源を知った。去る3月6日に収録されたばかりのホヤホヤの音源である。しかもBrad Mehldauがビッグバンドと共演するとあってはこれは聞きたいということで,早速入手である。HR Big Bandとはこのブログにも何度か登場したことがあるFrankfurt Radio Big Bandである。John BeasleyとのChick Corea集然り,クリポタことChris Potterを迎えた"Rituals"然りで,このバンドには意欲的な演奏が多いので,今回も期待可能と思った。

今回の演奏がどういう経緯で行われたのかはわからないが,今回はDarcy James ArgueがBrad Mehldauのオリジナルをアレンジして演奏するもので,公演はフランクフルトとハンブルクのたったの2回だけで,日本で聞くチャンスはほぼゼロだろう。また,高校時代を除いてBrad Mehdauがビッグバンドと共演したという記憶はないし,少なくとも公式音源は残っていないはずだ。せいぜいAnthony Wilsonとのノネットでの演奏ぐらいで,ビッグバンドとは言えるものではない。だからこそ聞きたいという欲求が増す訳だ。

決してブートレッグを礼賛する訳ではないが,このブートは音もまともで,おそらくは放送音源がソースだろうが,こういう演奏が素早いタイミングで聞けるのは実にありがたい。

選曲はかなり渋いと言ってもよく,Brad Mehldauのアルバムから満遍なく選ばれているが,選曲にBrad Mehldau本人が関わったかどうかはわからない。まぁ,Brad Mehldauのオリジナルがビッグバンドにフィットするかは少々疑問がなかった訳ではないが,これはかなりうまくできたアレンジだと思えた。豪快と言うよりは理知的だが,"Aquaman"なんかは十分にダイナミックなビッグバンド演奏にも合っている。Brad Mehldauのソロに加え,バンド・メンバーにもソロの機会を与えて,メンバーも優れたソロを聞かせて期待に応えている。このバンド,元々レベルが高いと感じさせる。

この演奏が公式化されることはないと思われるが,これはBrad Mehldauファンに限らず,聞いておいて損はしないブートレッグである。例のピアノ・コンチェルトよりは100倍楽しめると言っておこう(きっぱり)。しかし,Brad MehldauはMCをドイツ語でやってしまうのが凄いねぇ。

Recorded Live at HR-Sendeesaal, Frankufurt on March 6, 2026

Personnel: Brad Mehldau(p), Darcy James Argue(arr), HR Big Band(Frankfurt Radio Big Band)

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