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2026年2月 6日 (金)

Chick Coreaの旭川でのソロ・ライブ音源が公開された。

Welcome-to-my-living-room "Welcome to My Living Room: Asahikawa 2005" Chick Corea (Universal)

早いものでChick Coreaがこの世を去って5年になろうとしているが,そのレガシーは人を魅了し続けるがゆえに,生前の未発表音源も続々とリリースされている。"Trilogy 3"然り,"Forever Yours: The Final Performance"然りである。そこに今回加わったのが2005年,旭川におけるこのソロ・ライブである。それを早速ストリーミングで聞いた。

このアルバムがレコーディングされた大雪クリスタルホール音楽堂は音響の良さで知られるところらしいが,ここでの録音自体はサウンドボード音源と言うより,DATか何かで録られたような少々くぐもった音という感じで,このホールの良さを反映している訳ではない。MCも結構聞きづらい。本作が日本限定リリースというのはそうした要素を加味したものだろうが,こういう演奏がリリースされることにこそ意義があるというのがChick CoreaのChick Coreaたる所以である。

演奏はいかにもChick Coreaらしいソロ・ピアノと言ってもよいが,即興での演奏が多いのが特徴という気がする。演奏そのものは"Forever Yours"に近く,例えば即興で会場の特定の人物を音楽化する"Portrait"をここでも2曲やっているが,"Forever Yours"にはMCも収録されていたのに対し,ここではMCが省かれているようなので,どういう人物を描いたものかは不明だ。そしてラストに収められた"Asahikawa Choir"はChick Corea得意のパターンで聴衆に歌わせるという「あれ」である。私はあの演出を好まないので,またかよって気もするが,現地にいた聴衆にとってはいい思い出にはなるだろう。しかし,ここでの歌わせ方ははっきり言ってやり過ぎで,逆に言えば,旭川の聴衆は相当頑張ったねぇとも言える(笑)。

私からすれば,もう少しスタンダードを入れてもよさそうにも思えるが,まぁこれはこれでやっぱりChick Coreaだと思わせる部分はあるということにしよう。今後もChick Coreaの未発表音源は発掘されていくものと思うが,私にとっては例外はあったとしても,基本はストリーミングで済ませるだろうなぁというのが実感である。

Chick Coreaにはこれより優れた音源はいくらでもあるということで,今回は星を付けることはしないが,現地にいた旭川の聴衆にとっては嬉しい置き土産ということになるだろう。

Recorded Live at 大雪クリスタルホール音楽堂 on May 27, 2005

Personnel: Chick Corea(p)

本作へのリンクはこちら

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コメント

いっやーー実感ですねぇ
>今後もChick Coreaの未発表音源は発掘されていくものと思うが,私にとっては例外はあったとしても,基本はストリーミングで済ませるだろうなぁというのが実感である。
・・・まさにそれですね。人それぞれ異なってはいるかとも思いますが、ピアノもの好きの私でも、どうしてもチック・コリアはそうなってしまいます。なぜか解りませんが(笑)、私はハービー・ハンコックの方がアルバムは持っているんです。

photofloyd(風呂井戸)さん,おはようございます。

>いっやーー実感ですねぇ
>>今後もChick Coreaの未発表音源は発掘されていくものと思うが,私にとっては例外はあったとしても,基本はストリーミングで済ませるだろうなぁというのが実感である。

発掘音源も玉石混交なので,何でもかんでもって訳にはいきません。ブートレッグの方がいいじゃんと思えるものもありますしね。

>・・・まさにそれですね。人それぞれ異なってはいるかとも思いますが、ピアノもの好きの私でも、どうしてもチック・コリアはそうなってしまいます。なぜか解りませんが(笑)、私はハービー・ハンコックの方がアルバムは持っているんです。

こういう音源は審美眼を持って判断する必要がありますよねぇ。Herbie Hancockのブートまがいと言えば,"Live in New York"というJazz Doorから出たエグい音源がありましたねぇ。ああいうのはどんどん出して欲しいものです。

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