長年保有していてもプレイバックの頻度が極めて低い"New York Second Line"。
"New York Second Line" Terence Blanchard / Donald Harrison(Concord)
主題の通りだ。私はこのアルバムを中古で買ったはずだが,長年保有していても,ちっともプレイバックの頻度が上がらないアルバムとなっている。それは1曲目のタイトル・トラックがどうしても私の嗜好に合わないという要素が一番影響している。
そもそも"Second Line"なんて言っているんだから,ニューオーリンズ的リズムに即した曲が出てくるとは想定できるとしても,それが1曲目からというのに面食らうのだ。Terence BlanchardとDonald Harrisonと言えば,この当時はJazz Messengers(JM)に所属して,当時のヤング・ライオンズとして捉えられていたはずだ。そしてこのアルバムでも当時ののメンバーであったMulgrew MillerとLonnie Plaxicoがバックを固め,御大Art Blakeyに代わってMarvin "Smitty" Smithがドラムスを叩いているから,よりJM的なハードバップ・サウンドを期待するのが人情ってものだ。それが冒頭のタイトル・トラックで印象がずれるところにこのアルバムの決定的な難点を感じるのだ。
2曲目以降は彼らに期待すべき音が出てくるという感じだが,そこまで至らせる気にならないからプレイバック頻度が高まらないと言っておきたい。まぁ,リーダーの二人がニューオーリンズ出身だからということもあるだろうが,伝統に根差すにしても,アルバム単位で考えれば,タイトル・トラックを冒頭に持ってきたのは私は失敗だったと思える。二人ともこの当時は20代前半とは思えない演奏をしているだけに,何とももったいないと感じるのは私だけだろうか?星★★★。
Recorded on October 15 & 16, 1983
Personnel: Terence Blanchard(tp), Donald Harrison(as), Mulgrew Miller(p), Lonnie Plaxico(b), Marvin "Smitty" Smith(ds)
本作へのリンクはこちら。記事アップの時点でこのCDにアホみたいな値段がついている...。
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