今年の"My Funny Valentine"はFrank Sinatraにしよう。
"Songs for Young Lovers" Frank Sinatra(Capitol)
ヴァレンタイン・デーとはもはや何の縁もない年齢になってしまった私だが,まぁ雰囲気だけってことで"My Funny Valentine"でも聞くかなんて毎年のように思っている(笑)。それでもって今回選んだのがFrank Sinatraである。もともとはここに挙げた10インチ・アルバムに入っているが,私が保有しているのは12インチ"Swing Easy!"にカップリングされたかたちのものだ。
そもそも私が"Swing Easy!"のLPを購入したのは相当昔のことで,そもそも裏ジャケに日本語で解説が書かれていて,そこには『シナトラを聴くなら、まずこのアルバムから 「シナトラ傑作集」』なんて書いてあることからしても相当に時代を感じさせるものだ。そのB面に収まっているのが"Songs for Young Lovers"で,その冒頭が"My Funny Valentine"であった。
私はあまりジャズ・ヴォーカルを熱心に聞いている訳でなく,更に男性ヴォーカルなんて数えるほどしか保有していない。そうした中で,Frank Sinatraを純粋ジャズ・ヴォーカルと呼んでよいかは微妙なところもあるが,それでも"Swing Easy!"が男性ジャズ・ヴォーカル,そしてFrank Sinatraのひな形となっていることは間違いない。
そうした中で,この"My Funny Valentine"も曲という観点でChet Bakerと並ぶヴォーカル版のひな形だと言ってもよいものだ。この1曲に限らず,"Swing Easy!"及び"Songs for Young Lovers"に感じられる小粋さこそが私にとってのFrank Sinatraのイメージであると言いたい。もはや私に手許に残っているのは"Swing Easy!"とAntonio Carlos Jobimとの共演盤ぐらいだが,常に手が伸びるのは"Swing Easy!"の方だと言っておこう。星★★★★★。せっかくなのでカップリングされた"Swing Easy!"のジャケもアップしておこう。しょっちゅう聞く訳ではないが,まさに温故知新という感じであった。
Recorded on November 5–6, 1953
Personnel: Frank Sinatra(vo), Nelson Riddle(cond)
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