年末年始に見た映画(3):「その女を殺せ」は短いながらもよく出来た映画であった。
「その女を殺せ ("The Narrow Margin")」('52,米,RKO)
監督:Richard Fleischer
出演:Charles McGraw, Marie Windsor, Jacqueline White, Paul Maxey, David Clarke, Peter Brocco, Peter Virgo
70分そこそこという尺からして,二本立てのメインではない方のBピクチャーとして製作されたと思われる映画だが,これが実に面白かった。あまりの出来の悪さに辟易としたNetflixの「第10号客室の女」の後に見たのが本作だったのだが,いい口直しになった(笑)。
マフィアに関する重要な情報を握る,殺されたボスの夫人を列車で護送する刑事と,夫人をつけ狙う組織が,シカゴ発LA行きの列車内でバトル(と言っても派手ではない)を繰り広げるストーリー。途中にいろいろな仕掛けとある意味でのどんでん返しがあって,かつテンポよく話が進んでいき,私は大いに楽しんでしまった。
後に「ミクロの決死圏」や「トラ・トラ・トラ」も撮る職人監督Richard Fleischerの佳作として記憶されるべき映画で,この面白さ故,後にGene Hackman主演で「カナディアン・エクスプレス」としてリメイクされることになるのも納得。こういう短い尺で小気味よく話が進む映画は本当に見ていて楽しいと思ってしまった。低予算でも面白い映画は作れるという証左。星★★★★。この映画は当時未公開だったらしいが,こうしてストリーミングで見られるってのも時代のおかげだ。
主演のCharles McGrawという人は,この映画ではタフガイぶりが印象的だが私の記憶にはなかった。しかし,調べてみると「鳥」とかにも出てるんだねぇ。今度チェックしてみよう。
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