久しぶりにMyung-Whun ChungのDGボックスを取り出す。
"Myung-Whun Chung DG Recordings 1991-2010"(Deutsche Gramophone)
この33CDのでかくて重いボックスは2011年にこのブログで記事にしている。それから15年近い時間が経過しているのだが,そのうち何枚聞いたのか?と聞かれると答えに窮してしまう。ボックスが重い上に,でか過ぎてなかなか手が伸びないのだ。しかし久しぶりに派手派手しいオーケストラ音楽が聞きたくなって,このボックスを取り出したのであった。
このボックス,重いのには理由がある。そもそもこのボックスが韓国における編集ものなので,ライナーも韓国語,英語の2か国語表記なのだが,そのブックレットそのものが重いのだ。ディスクだけだったら大したことはないのだが,このハードカヴァーのブックレットのせいで扱いが面倒になってしまっていることは否めない。
そんなことを思いながら,今回取り出したのが1枚目がサン・サーンス:「交響曲第3番/オルガン付き」/メシアン「キリストの昇天」,2枚目がリムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」/ストラヴィンスキー:「火の鳥 組曲」という濃い~ものであった。そしてこの2枚が実にいい出来で,Myung-Whun Chungのこのレコーディング当時の充実度が如実に表れていると思った。現在も精力的に活動するMyung-Whun Chungではあるが,往時の勢いのようなものは感じられないというのが正直なところだとしても,この2枚を聞く限りは実に素晴らしい。
この中ではメシアンがやや異質にも感じられるのだが,メシアンだからと言ってついついかまえがちになってしまうことを強く反省して,このボックスに数多く入っているメシアンの曲を改めてちゃんと聞こうという気にさせてもらった。
そして率いたパリ・バスティーユ管弦楽団がフランスのエスプリというよりも,ダイナミズムを発揮しているところに感心してしまったのであった。昨年聞いたパリ管もそうだったが,十分にエネルギッシュなのだ。思い込みは怖いと思う一方,それもMyung-Whun Chungの指揮あってのこととも考えられるが,今にして思えばいい買い物であった。
このボックスにしてもそうだが,韓国のDGと言えば,Claudio Abbadoのマーラー全集を70年代~80年代の旧盤(録音のなかった8番だけは別)でボックス化するなど,気が利いているところは見習うべきところがあるな。
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