Fritz Langの"M":こんな映画が1931年に製作されていたこと自体が凄い!
監督:Fritz Lang
出演:Peter Lorre, Otto Wernicke, Theodor Loos, Gustaf Gründgens, Friedrich Gnaß, Georg John
この映画が製作されたのは1931年,日本で言えば昭和6年である。そしてこの映画がFritz Langにとって初のトーキー映画だったらしいのだが,それでこの完成度ってマジで凄いと思った。舞台設定はクラシックでも,ストーリー自体は現代にも通じる部分があるし,全編を通じたサスペンス,結末を観る方に想像させるシナリオ,シーンの切り替え,登場人物のシルエット等,95年前の映画としてはあまりによく出来た映画であった。これを傑作と言わず何と言うというってところだ。
それにしてもPeter Lorreである。まさにミスター性格俳優,あるいはミスター怪優と呼ぶに相応しい。ぎょろ目のむき方からして強烈な個性炸裂であった。
私がこの映画を見たのは今回が初めてであったが,私が生まれるはるか前にこうした映画が作られ,その後映画が産業,娯楽あるいは芸術としての成長曲線を描いて行ったことを考えると実に感慨深かった。一度は見るに値する映画として星★★★★★。
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