Bill Evansの生前のリリース作はあまり取り上げていない中で,今日は"Alone"。
主題の通り,長年ブログを運営していても,Bill Evansの生前にリリースされたアルバムを当ブログで紹介したのは少数だ。おそらくは"You Must Believe in Spring","Affinity",そして"Undercurrent"ぐらいのものだろう。それは今更私が往年のアルバムに言説を弄する必要もなかろうという思いもあったからで,このブログでは発掘音源の紹介が中心だった。
そんな私でも,記事化でもしないと,Bill Evansのアルバムをちゃんと聞き直す機会はそんなにないのではないかとも考え,今回取り上げるのがBill Evansにとっての初のソロ・アルバムとなったこの"Alone"である。なんでRiversideとかのアルバムではないのかと言われれば,そこが私の天邪鬼たるところだ(笑)。
私が保有しているのはオリジナルに未発表テイク等7曲を加えた拡大版(ストリーミングでもこのヴァージョンが聞ける)であるが,そうしたテイクの意義は認めつつも,聞き通すにはオリジナルの5曲ぐらいが丁度よいという気もする。このアルバムを改めて聞いて,ソロでも紛うことなきBill Evansのタッチが聞かれ,Bill EvansはどうやってもBill Evansであったという当たり前の話しかできなくなる。
このアルバムではJoe Zawinulの"Mignight Mood"やミュージカル「晴れた日に永遠が見える」から,その主題曲"On a Clear Day (You Can See Forever)"等もやっているが,ここでのレパートリーはBill Evansとしてはほぼ本作以外では聞けない曲らしいという希少性もある。"Midnight Mood"なんて,後のWeather Reportの曲と同じ作者なのか?と思わせるような曲だ。しかし,私としては"A Time for Love"とか"Never Let Me Go"のような選曲により痺れてしまうというのが正直なところだが,いずれにしても改めてBill Evansのよさを感じるに十分なアルバムであった。星★★★★☆。
また別の機会にBill Evansのアルバムを聞いて温故知新と行きますかね。
Recorded in September and October, 1968
Personnel: Bill Evans(p)
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