年末年始に見た映画(4):小品ながら面白い「脅迫者」。
「脅迫者 ("The Enforcer")」(’51,米,United States Pictures/Warner Brothers)
監督:Britaigne Windust
出演:Humphrey Bogart, Zero Mostel, Ted de Corsia, Everett Sloane, Roy Roberts
なかなか複雑なシナリオを持ったフィルム・ノワール。地方検事補を演じるボギーがカッコいいねぇ。Hamphrey Bogart が犯罪の黒幕を告発するための証言者が前半で死んでしまうのだが,複雑なシナリオとはそこからの重層的な回想シーンを交えたストーリー展開で,結末までのサスペンスが継続するところがなかなかよく出来ている。まぁそうしたサスペンスもありがちではあるが,それでもいいのである。
監督のBritaigne Windustは舞台出身の人のようだが,この映画の撮影中病気になって,クレジットはされていないが,実際のところRaoul Walshがかなりの部分を撮ったということらしい。そうしたアクシデントはありながら,派手さはない小品ではあるがしっかり撮られていた。Hamphrey Bogartのキャリアの中では決してメジャーな作品ではないが,もはや大スターであった1950年代になってもこういう映画にも出ていたというのが,作品を選ぶ審美眼が見て取れて,改めて感心してしまった。
ストーリーやキャラクター設定には突っ込みどころもあるが,私は評価したいと思えた佳品であった。星★★★★。
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