久しぶりに聞いた"Jack Wilson Quartet Featuring Roy Ayers"。
"Jack Wilson Quartet Featuring Roy Ayers" (Atlantic)
このアルバムをアナログでどうして買ったのかは記憶が定かではないが,多分,村上春樹がJack Wilsonのファンだと知って,どういう音楽なのかと興味があってのことだと思う。まぁJack WilsonについてはBlue Noteの"Easterly Winds"の方が圧倒的に知られていると思うし,私も随分前に記事にしているが,あちらがいかにもBlue Noteらしいサウンドだったのに比べると,このJack Wilsonの初リーダー作は随分趣が違うってところか。本作はピアノ・トリオにRoy Ayersのヴァイブを加えたクァルテット編成なので,サウンドに違いはあって当たり前だが。ジャズ・ファンクの世界で知られるRoy Ayersの初期の演奏というのも興味深いところではあるが,それだけでこのアルバムを買ったとは思えない。
それはさておきである。久しぶりにこのアルバムを聞いたのだが,実にわかりやすいというか,軽快なアルバムである。大した回数を聞いた訳ではないから,記憶にないのも当然と言えば当然なのだが,初リーダー作の気負いのようなものが全く感じられないというところで,なかなか楽しめるアルバムであった。特に面白いのがB面2曲目(ラストに収められた"Nirvana & Dana"。軽快なワルツからバラッド,更には対位法的展開に転じる一種の組曲的な作りだが,この変化で多様性を表現したってところかもしれない。
いずれにして,滅多に聞かないアルバムとなっているが,たまにはこういう気楽に聞けるのも取り出さないといかんと改めて反省。そうした反省も込めて星★★★★としよう。
Recorded on February 6, 1963
Personnel: Jack Wilson(p), Roy Ayers(vib), Al McKibbon(b), Nick Martinis(ds)
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