"Tune-up!":Sonny Stittにはずれなし。いいねぇ。
"Tune-up!" Sonny Stitt(Cobblestone)
私が保有しているSonny Stittのアルバムなんて,数としてはたかが知れているのだが,確実に平均点が高いものばかりではずれがないと言ってもよい。そうした中でもこのアルバムは嫌いな人はいないだろうと言いたくなるようなナイスなアルバム。やっている音楽は典型的なバップと言ってもよいものだが,全編に渡って超快調なSonny Stittが楽しめる。そしてSonny Stittのアルバムの中でも特に評価が高いものの一つが本作。何てったってDownBeatも5つ星だし,70年代のレコーディングにおいては屈指の出来と言われている。
Sonny Stittはアルトもテナーもうまいものだが,ここでも両刀使いで見事なフレージングを聞かせる。まぁSonny Stittを支えるのがBarry Harris,Sam Jones,そしてAlan Dawsonという面々であるから,安定感は保証されたようなものだが,それにしてもこのアルバムはよい。急速調だろうがバラッドだろうが,これぞバップの神髄みたいな演奏である。
このレコードのオリジナルを入手できたのはつくづくラッキーだったと思う。これは今はなき高田馬場Milestoneでレコードや書籍の中古販売を開始した後に,たまたま売りに出ていたタイミングにお店に行った際に購入したもの。学生時代はほぼ毎日のように通っていたが,本作を買った当時は既に社会人となり,勤務場所や住まいの関係もあり,お店に行く頻度は必ずしも高くなかったが,これを入手できた時は結構嬉しかった。さすがにジャズ喫茶だけあって,レコードのコンディションはジャケ含めて完璧と言ってよいもので,これに限らずいいアルバムを何枚か入手させてもらったと思っている。
そんな記憶とも相俟って,このアルバムは最高に楽しめるアルバムと言ってもよいものであり,星★★★★★とすることに躊躇はない。マジでいいですわ。
Recorded on February 8, 1972
Personnel: Sonny Stitt(as, ts), Barry Harris(p), Sam Jones(b), Alan Dawson(ds)
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