年末年始に見た映画(1):「バルカン超特急」。
「バルカン超特急("The Lady Vanishes")」(’38,英)
監督:Alfred Hitchcock
出演:Margaret Lockwood, Michael Redgrave, Paul Lucas, Dame May Whitty, Naunton Wayne, Basil Radford
年末年始はのんびりストリーミング三昧ということで,まず休暇の一本目に見たのがAlfred Hitchcock英国時代の「バルカン超特急」。私はこの映画を見た気になっていたが,ものの本で得た知識だけで見た気になっていたのではないかと思えてしまった。しかし,かつて見たことがあったとしても新鮮な気持ちで見られた。
列車というクローズドな環境の中で,老齢の女性が忽然と姿を消すというストーリーは,後にリメイクもされれば,ほかの映画のモチーフにも使われることとなった映画。シナリオは「絶壁の彼方に」でも実際に存在しない国を舞台として描いたSidney Giliat。更にGiliatが脚本を書いた「ミュンヘンへの夜行列車」で再登場させるクリケット好きのコンビであるBasil RadfordとNaunton Wayneがここでも狂言回し的な役割を演じるなど,複数の映画の共通項が感じられるが,この映画がその端緒となったものと想像する。
ややコメディ・タッチも交えながら,サスペンスを高めるところはちゃんと高めるのがAlfred Hitchcokらしいセンスだと思わせるが,CDなんてない時代だから,結構ミニチュアを多用していて,かなり作り込んであるところが凄いなぁなんて感心していた私であった。ちょっとストーリーに無理がある部分はあるものの,これは相当よく出来た映画で,この映画のヒットがHitchcock米国進出の足掛かりになったそうだから,なるほどなぁと思っていた。星★★★★。
この映画で主役を演じたMargaret Lockwoodは正統派の美人だとは思うのだが,ネットで検索される彼女のポートレートを見ていると結構きついイメージのものが多いように感じる。しかし,この映画の特に後半で感じさせるキュートさも示したと感じさせる写真を貼り付けておこう。笑うと可愛いんだけどねぇ。きりっとした写真が多くてチョイスに困った私であった。
しかし,この映画でHitchcockが撮ったMargaret Lockwoodの方が更にいいとも感じられるので,この映画のワンシーンからのイメージも一枚貼り付けてしまおう。
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