無茶苦茶面白かった白黒ハード・ボイルド:「復讐は俺に任せろ」。
「復讐は俺に任せろ("The Big Heat")」(’53,米,Columbia)
監督:Fritz Lang
出演:Glenn Ford, Gloria Grahame, Jocelyn Brando, Lee Marvin, Alexander Scourby, Jeanette Nolan
相も変わらず往年の白黒映画を見ている私だが,これは1953年に撮られた典型的ハードボイルドと言ってよい映画。まぁ原作がウィリアム・P. マッギヴァーンだからハードボイルドになって当たり前だが,私の中では西部劇のイメージが強いGlenn Fordがタフな刑事を演じている。
まぁ善玉と悪玉がはっきりしているのだが,出てくる女優陣も色付けがはっきりしている。ここでヒロインの一人を演じるGloria Grahameは初めて見たように思うが,川本三郎も高く評価する人である。この人,綺麗は綺麗なのだが,少々私の好みからは外れる感じで,本作での途中までの少々おつむの弱そうな演じっぷりも少々影響したところはあるかもしれない。せっかくだから写真も貼り付けておこう。
Glenn Fordの妻を演じるJocelyn BrandoはMarlon Brandoのお姉さんらしいが,この人は清楚系,そして悪玉を演じるJeanette Nolanは結構怖い感じと,ハードボイルドでありながら,なかなか女優の使い方に工夫が感じられるところも感心してしまったのであった。この3人に加えて,この映画では89分という尺の中で,全部で4人の女性が命を落とすというのも,この当時としては相当強烈なストーリーだったと思わざるをえないが。
加えて強い印象を残すのがLee Marvinの悪役っぷり。Gloria Grahameの顔面にコーヒーをぶっかけて火傷を負わせるって結構無茶苦茶だが,その後その因果を受けるというのも強烈な話だ。そうしたストーリーや人物の造形も含めて,やっぱりこれはハードボイルドだと思ってしまった映画。実に面白いと思えた映画。星★★★★☆。
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