ようやく現物が届いたMike ReidとJoe Henryのアルバム。どえりゃ~渋い!
"Life And Time" Mike Reid & Joe Henry(Thirty Tigers)
ちっとも現物が届かないでやきもきさせられたアルバム。とっくにストリーミングでは聞いていて,その渋さにまいっていた私だが,とにかく現物が来ない。某サイトでは挙句の果てに注文をキャンセルされ,結局別サイトに発注したものがようやく届いたものだ。アルバム自体は9月にリリースされていたにもかかわらず,一体これはどういうことだったのかと思ってしまうが,これだけ渋いアルバムではプレス枚数も少ないということか?国内盤のリリースも大幅に遅れているみたいだしねぇ...。
閑話休題。このアルバムはMike ReidとJoe Henryのコラボ・アルバムということになっているが,ライナーによれば,Joe Henryが書いた詞にMike Reidが曲を付けるというかたちのようだ。そしてMike Reidがピアノ弾き語りで歌ったものに,その他のミュージシャンの演奏がオーバーダビングされるという,「コロナ禍」中のコラボのようなかたちで録音されたようだ。Joe Henryがギターでクレジットされているのは1曲だけだが,コーラスを付けているのはJoe Henryと思われる。このMike Reidという人,もともとはNFLのシンシナティ・ベンガルズのラインバッカーだったらしいが,そこからソングライター業に転じたという超異色の経歴ながら,Bonnie Raittの"I Can't Make You Love Me"を書いたのもこの人と知って,へぇ~となってしまった。Bonnie Raittが"The Bridge"でコーラスを付けているのはそうした縁によるものだろう。
それにしても滋味あふれるアルバムである。刺激的なところは何もない(きっぱり)。誤解を恐れずに言えば,余計なものをそぎ落とした一種のミニマル・ミュージックと言ってもいいかもしれない。しかし,私のような年齢になると,こうしたサウンドには癒されると感じる部分が大きい。こういうアルバムをグラスを傾けながら聞いていると,間違いなく落ち着きと潤いをもたらしてくれるだろう。そして歌詞をよく咀嚼したくなるようなアルバムである。星★★★★☆。やはりプロデューサーとしてのJoe Henryは信頼に値すると思わせるに十分な出来だった。
Personnel: Mike Reid(vo, p), Joe Henry(vo, gp), Joe Henry(vo, g), Bonnie Raitt(vo), Steve Dawson(g, pedal steel), John Smith(g), Pattrick Warren(key, org), David Piltch(b), Ross Gallagher(b), Jay Bellrose(ds),, Levon Henry(ts, as, cl, melodica)
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