ナベサダのフュージョン・アルバムをストリーミングで聞く。
"Birds of Passage" 渡辺貞夫(Elektra)
恥ずかしながら,このアルバムを通しで聞いたのは多分今回が初めてだ。このうちの何曲かはElektraレーベル時代のベスト盤"Selected"で聞いていたから,聞いた気になっていたかもしれないが,正直なところ私はあまりこの時代のアルバムを保有していないし,あまり聞いていないというのが実態だ。例外はPatti Austinが歌った"Any Other Fool"につられて買った"Front Seat"ぐらいだ。
今回改めて聞いて,よくよくクレジットを眺めると,Russell Ferranteが重要な役割を果たしていたことがわかる。既発曲である"Round Trip","Pastoral",そして"Chaser"のアレンジを任せたのに加え,キーボードで全面参加しているのを見てへぇ~となったが,今でも共演を続けているところを見ると,それなりの相性の良さをナベサダ本人も感じているのだろう。
全編を聞き通してみると,"Selected"に選曲された曲は確かに出来がよいが,それ以外は少々ソフトに流れた感じがする。特にGeorge Dukeがプロデュースした曲はそう感じる部分が強い。そうは言っても,相応のミュージシャンが揃っているので演奏に破綻はなく,それなりに楽しめるとは思いつつ,例えば"Chaser"なんかは"Autumn Blow"での演奏と比べるとスリリングな部分がそがれたかなぁって気がする。その辺りは少々残念にも思うが,まぁこういう感じねってところ。Hubert Lawsはさておき,Freddie Hubbardが1曲で客演している効果はあまりない。星★★★☆。
尚,PersonnelはDiscogsのデータを参考にした。
Personnel: 渡辺貞夫(as, sn, vo), Russell Ferrante(p, key), George Duke(synth), Dan Huff(g), Paul Jackson, Jr.(g), Abraham Laboriel(b), Vinnie Colaiuta(ds), John Robinson(ds), Alex Acuna(perc, vo), Paulinho Da Costa(perc, vo), Hubert Laws(fl), Freddie Hubbard(fl-h), Alexandria Brown(vo), Carl Carwell(vo), Lynn Davis(vo), Maria Laporace(vo), Daniel Acuna(vo), Diana Acuna(vo), Regina Acuna(vo), Jimmy Haslip(vo), Petsye Powell(vo)
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