"Dedicated: A Salute to 5 Royales" Steve Cropper(429 Records)
先日亡くなったSteve Cropperを偲ぶなら何がいいかと思いつつ,そう言えばSteve Cropperのアルバムを保有していたことを思い出し,取り出したのがこのアルバム。2011年にリリースされたアルバムだが,このブログにはなぜかアップしていなかった。
サブタイトルにもある通り,Steve Cropperが影響を受けた"5" Royalesへのトリビュート・アルバム。サブタイトルは5 Royalesとなっているが,5には"5"とダブル・クォーテンションを付けるのが正しいようだ。不勉強にして"5" Royalesについては全然知らなかったが,50年代を中心に活躍したR&Bグループらしい。若かりし頃のSteve Cropperが影響を受けたとのことで,ここでは多様なゲストを迎えてのアルバムとなった。特に影響されたのはギタリストのLowman "Pete" Paulingらしいが,ライナーにはそのストラップに関する記述が結構されている。
ここではいかにもテレキャスターらしい音が溢れていて,これぞSteve Cropperって感じの音が全編で続く。エフェクターなんて大していらないぜっ!みたいな音が何ともソウルフル。こういう音源を聞くとつくづく惜しい人を亡くしたと思う。
アルバムについても少し述べておこう。そもそもアルバムのベースとなる演奏をしているリズム・セクションの面々が素晴らしく,それだけで出てくる音が想像できる。Steve Cropperを支えるのがSpooner Oldham,David Hood,Steve FerroneにSteve Jordanという面々なのだ。そしてベーシック・トラックのレコーディングを担当したのが,ヴォーカルも聞かせるDan Pennとあってはくぅ~っとなること必定なのだ。
ゲストも豪華だ。Steve Winwood,Bettye Lavette,B.B. King,Lucinda Williams,Delbert McClinton,更にはBrian May等に加え,Keb Moはバック・コーラスだけって何とも贅沢である。これも偏にSteve Cropperの人徳ゆえってところと思える。そうした点も踏まえ,改めてではあるが,R.I.P.。
Personnel: Steve Cropper(g, vo), Spooner Oldham(p, el-p, org), David Hood(b), Steve Ferrone(ds, perc), Steve Jordan(ds), Neal Sugarman(ts), Jon Tiven(ts, vo) with Steve Winwood(vo, org), Betty Lavette(vo), Willie Jones(vo), B.B. King(vo, g), Shemeka Copeland(vo), Lucinda Williams(vo), Dan Penn(vo), Delbert McClinton(vo), Brian May(g, vo), Sharon Jones(vo), Buddy Miller(vo, g), Dylan Lebranc(vo) + Harry Stinson(vo), Beth Hooker(vo), Angel Cropper(vo), Leroy Parnell(vo), Keb Mo(vo), Billy Block(tambourine)
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