またまた見ました,白黒映画:「天使の顔」ってタイトルからは想像できない怖~いフィルム・ノワール。
「天使の顔 ("Angel Face")」(’52,米,RKO)
監督:Otto Preminger
出演:Robert Mitchum, Jean Simmons, Mona Freeman, Herbert Marshall, Leon Ames
「過去を逃れて」に続くRobert Mitchumの出演映画である。この映画は日本では劇場未公開だったらしいが,職人と言ってよいOtto Premingerが撮ったフィルム・ノワールで,「小悪魔的ティーンエイジャー」を演じるJean Simmonsが怖い。それに翻弄されるのがRobert Mitchumなのだが,タフガイっぽいのに優柔不断にすら映る部分があるのはどうなのよと思いつつ,まぁJean Simmonsが演じるDianeが無茶苦茶なキャラなので,そっちの怖さの方が勝ってしまう映画。
映画の前半部からJean Simmonsのもはやサイコパス的な怪しさが出ているが,90分そこそこの映画ながら,裁判シーンなどにも時間を掛けて丁寧に作られているのは大したもんだと思った。まぁこの映画の公開当時,23歳だったJean Simmonsが19歳を演じても,とても19歳には見えないところはよしとして,絶対こんな女に関わりたくないと思わせるだけでこの映画は成功だろう。一種のファム・ファタールと言ってもよいが,むしろ上述の通りサイコパスだ。この映画のポスターのイメージそのものだ。ストーリーがストーリーだけに,詳しく書くのは野暮だが,いかにもLAらしい夜景が一部で出てくるのも一興。よく出来た映画として星★★★★☆。
尚,この映画には執事の伊藤とその妻ちよ役として日系人の役者が出ているが,彼らの間のセリフは拙いとは言え,きっちり日本語で行われていたところも好感度が高かった。
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