Clapton温故知新。
"E.C. Was Here" Eric Clapton (RSO)
久しぶりに聞いたブルーズ感覚溢れるEric Claptonのライブ・アルバム。ここに収録されている曲はほとんどがリミックスされて"Crossroads 2 (live in seventies)"という4枚組ボックスに収録されているので,音が改善されているそっちは聞いても,こっちを聞く回数はあまり多くない。だが,ここに収められた演奏はブルーズ基本なのに対し,ボックスはより幅広いセレクションなので,ブルーズ・ロックにどっぷりつかりたければ,本作かボックスのディスク1を聞くというのが正解だ。4枚組のディスク1には"Further on up the Road"以外は収録されているから似たようなものなのだ。
このCDのブックレットには詳しい録音場所は書いていないが,4枚組ボックスで明らかになっている。不思議なのは本作に入っている"Further on up the Road"とボックスの同曲だけがテイクが違うことだが,そんなことは大して気にならないぐらいのカッコよさであることは間違いない。しかし,どうせなら4枚組のディスク1に入れた方が本作との一貫性,関係性が保ててよかったようにも思えるが...。
それにしても,ブルーズを弾きまくるEric Claptonの素晴らしさを改めて堪能できると言ってもよいが,このCDで復活した音源として,アナログ時代には入っていなかった"Ramblin' on My Mind"におけるスライドの響きに痺れない人間はいないだろう。いくらアナログの収録時間に限界があるからと言って,この演奏を省いたアナログ盤の編集方針はちょっとなぁ...と思ってしまう。今やディープでヘヴィなギターを堪能できるからいいようなものの,本作に関して言えばアナログだけではもったいないのである。
この頃のバック・バンドは魅力的なメンツが揃っていたし,Eric Claptonの鬼のようなギターも聞きどころ満載で,改めてこの頃のEric Claptonのよさを再認識したのであった。後年のライブ・アルバムより圧倒的にこっちの方がいいのではないかとも思え,ついつい星★★★★☆としてしまうのである。今更ながらであるが,Yvonne Ellimanとの相性もよかったと思え,二人によるデュエットはなかなか素敵である。
Recorded Live at Varios Venues in 1974
Personnel: Eric Clapton(vo, g), George Terry(g), Dick Sims(key), Carl Radle(b), Jamie Oldkaer(ds), Yvonne Elliman(vo), Mercy Levy(vo)
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