Gene Tierneyが美しい「ローラ殺人事件」。
監督:Otto Preminger
出演:Gene Tierney, Dana Andrews, Clifton Webb, Vincent Price, Judith Anderson, Dorothy Adams
太平洋戦争中にこういう映画が作られていたところに,国力の違いが強く感じられると思わざるをえない。余裕で映画製作が行われていたことを示すサスペンス映画の傑作。主役のGene Tierneyがなかなか登場しないところは,以前取り上げた「過去を逃れて」でJane Greerがなかなか出てこないところと共通するのが面白い。まぁこちらは回想シーンでの登場というところに違いはあるが,こういうシナリオが流行りだったのかとも思わせる。いずれにしてもこのGene Tierney,セクシーというよりクールな別嬪という感じの綺麗な人である。
そもそも殺伐とした殺人のシーンは出てこず,誰が犯人なのかわからないという展開で,最後はそういうこと?って感じにはなるが,よく出来たサスペンス映画で,その筋で高く評価されるのもよくわかる作品。作風の多様さで職人監督と言ってもよいOtto Premingerの初期作品だが,本作からしてその技を示したというところ。星★★★★☆。
尚,Michael Jacksonの「スリラー」でお馴染みのVincent Priceがプレイボーイ役を演じているのは,後の出演映画を考えると笑えるが,その長身にはびっくりしてしまった。Gene Tierneyの別嬪ぶりがよくわかるポートレートも貼り付けておこう。
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