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2025年10月22日 (水)

Sonny Landreth@Billboard Live東京参戦記

Sonny-landreth-at-blt

私はSonny Landrethというギタリストを昔から買っている。特に人のバックでこの人が聞かせるギターは実に魅力的だ。逆に言えば,リーダー作はイマイチ感があることも否定はしないが,音楽界における究極のバイプレイヤーと言ってもよいかもしれない。

Sonny-landreth-at-blt-on-stage そんなSonny Landrethがソロで来日するとあっては,どうしてもその技が見てみたいということで,Billboard Live東京に駆けつけた私である。会場に到着すると,どう見ても聴衆が少ない。アリーナはそこそこいるようだが,2階以上の客席は空席が目立つ。いつもなら音楽好きが集まるカジュアル・シートも今回ばかりは3割も埋まっていないって感じなのだ。しかし,Sonny Landrethはそんなことも一切関係ないプレイぶりで,これって実にもったいないと思わせるような演奏を聞かせた約80分であった。

まず何が凄いかって,Sonny Landrethがスライドで繰り出す技の数々である。思わず「技のデパートじゃん...」と独り言ちてしまった私であったが,こうやって弾いているのかぁなんて,最上階のカジュアル・シートからビデオをズームしながら見ていた私である(今回は開演前に撮影OKのアナウンスがあった)。そして,ギター1本(使用したのはストラト2本だが...)の弾き語りにもかかわらず,これほどロックを感じさせてくれるとは...と思っていた私である。今年74歳になったとは思えないプレイぶり,歌いっぷりには驚かされるとともに,所作も若々しいのだ。

_20251021_0001 サイン会があるのはわかっていたのだが,値段がバカ高いと思いつつ,Sonny Landrethのサインをゲットするとともに,話す機会なんてもうあるかどうかわからないから,無駄遣いと思いつつ,今のところ最新のスタジオ盤である"Blacktop Run"をゲットしてきたのであった。財布の紐も緩むぐらいの満足感の高いライブであったことの証だ。Sonny Landrethが素晴らしいギタリストであることはこれまでも理解していたつもりだが,生で観てその思いがますます強くなってしまった。同じスライドということで,ついついDerek Trucksと比較していた私だが,フレージングはさておき,スライドの技の多彩さはSonny Landrethに軍配が上がるかなぁなんて漠然と思っていた。

演奏の模様の映像の一部を貼り付けておくが,ご覧になれば私の思いもご理解頂けると思う。是非画面を拡大して見て頂きたい。尚,一番上の写真はBillboard LiveのFBから拝借したもの。

Live at Billboard Live東京 on October 20, 2025

Personnel: Sonny Landreth(vo, g)

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コメント

サニー・ランドレス、初めて知りました!ブルース奏者のようですがスライド・ギター演奏が素晴らしいですね!ジョン・メイオールやエリック・クラプトンなどとも交流があったようで・・、大変勉強になりました!風貌はスティーブ・ハウの仙人のような風格です!

ローリングウエストさん,こんばんは。

>サニー・ランドレス、初めて知りました!ブルース奏者のようですがスライド・ギター演奏が素晴らしいですね!

はい。やはりこの人のスライドの技は素晴らしいものでした。痺れました。

>大変勉強になりました!風貌はスティーブ・ハウの仙人のような風格です!

お役に立てて何よりでした。ただ,風貌は写真で見るよりは若々しかったです。Steve Howeはまさに仙人のようですが,Sonny Landrethの場合はあそこまでは行っていません(笑)。

ビートルズをこよなく尊敬している英国ロックバンド「オアシス特集(中編)」を公開しました。兄弟喧嘩で離散していた「オアシス」が16年ぶりに再結成、先週末に来日して10万人の観客を集め、往年のファンが盛り上がっていました。2000年代名曲はビートルズ中期サウンドに焦点を当てています。またリンゴ・スターの息子がドラマー参加していたこと、「ザ・フー」との深いご縁があったとは初めて知ってビックリでした。是非ご覧になってみて下さい。
https://rolingwest.exblog.jp/33845086/

ローリングウエストさん,おはようございます。リンクありがとうございます。

>ビートルズをこよなく尊敬している英国ロックバンド「オアシス特集(中編)」を公開しました。

はい。拝見しております。

>先週末に来日して10万人の観客を集め、往年のファンが盛り上がっていました。

私は世間の盛り上がりとは別の世界におりました(爆)。そう言えば,先日の出張時に羽田への道すがら,Oasisのジャンパーを着た私と同年代のおっさんが前に座っていました(笑)。私はアメリカ音楽指向が強く,Oasisのアルバムも2枚しか保有していないはずですし,それもあまりまともに聞いたとは言えないクチなので,貴ブログにもコメントを差し上げておりませんでした。また改めて聞いてみようと思います。

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