懐かしのLive under the Skyにおける音源:GJT+渡辺貞夫
"Carnaval" Ron Carter / Hank Jones / 渡辺貞夫 / Tony Williams (OJC)
ジャケだけ見ればなんじゃこりゃ?と思うようなアルバムだが,これは元々1978年に開催されたLive under the Skyにおける「ギャラクシー・ナイト」の模様を収めた"Galaxy All Stars Live in Japan"(下写真)というアルバムで一部公開されていた。その音源のうち,オリジナルGreat Jazz Trioとナベサダの共演の部分だけをまとめたもので,冒頭2曲はオリジナルのLPには含まれていなかったが,おそらく当初は日本だけでのCD化の際のボートラとして公開されたもの。
いきなり"Chelsea Bridge"からスタートってのは渋過ぎやしないかと思うが,ライブの場では急速調で演じられる"I'm Old Fashoned"からスタートしたのが実態のようだ。まぁ5曲中3曲はナベサダの"I’m Old Fashioned"と同じなので,同作のライブでの再演と言ってもよい。とは言ってもここでのGalaxy所属はHank Jonesであって,ナベサダはGalaxyレーベル所属ではなかったので,ゲスト扱いと言ってものだが,ほぼ主役と言ってもよい吹きっぷりである。Hank Jonesは主役というより名バイ・プレイヤーという趣だ。
まぁここでのプログラムは彼らぐらいのレベルであれば,一丁上がりで演奏可能な曲ばかりだと思うが,演奏には多少の瑕疵はあってもレベルは相応に高いと思わせる。ただ,このアルバムをストリーミングで聞く限り,ドラムス・ソロはさておき,バッキング時のTony Williamsのドラムスが抑制されて収録されていて,その代わりに私の嫌いなRon Carterの増幅音たっぷりのベースの音がでかくて目立ち過ぎなのが気色悪い。もはや私のRon Carter嫌いは生理的なレベルなのだ(爆)。ドラムスが目立ち過ぎるのもいかがなものかとは思うが,ここはもう少しTony Williamsのドラムスをクリアに聞きたかったところだ。懐かしさも含めて半星オマケの星★★★★ってのがせいぜいだろう。
元々の"Galaxy All Stars"としてのアルバムにはRed Garlandのトリオ及びナベサダとの共演も収められているが,そちらはアナログでしか聞けないようだし,ストリーミングでも公開されていないが,まぁ当時のRed Garlandは決して評価が高かった訳でもないので,それも仕方ないところだろう。
Recorded Live at 田園コロシアム on July 30, 1978
Personnel: Hank Jones(p), Ron Carter(b), Tony Williams(ds), 渡辺貞夫(as)
本作へのリンクはこちら。
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