ひえ~,12弦ギターでもPat Martino節炸裂。
"Desperado" Pat Martino(Prestige)
このアルバムを初めてストリーミングで聞いた。全然意識していなかったアルバムなのだが,ここでPat Martinoが弾いているのが12弦ギターなのだが,12弦だろうが何だろうが,出てくるのがPat Martino節,そしてPat Maritnoの音ってのが凄い。おそらく太いゲージを使っていると思われるが,それでこのフレージングってどういう握力をしているのよ?と思わざるを得ない。
メンツは後の"Consciousness"と同じなので,この頃のレギュラー・コンボってところだろうが,演奏では冒頭のオリジナル曲"Blackjack"が若干フリーっぽさを感じさせたり,ブルーズ・フレイヴァー溢れる"Dearborn Wark",そしてタイトル・トラックでは後の"Joyous Lake"につながりそうなコンテンポラリーな感覚が出ていて面白いと思った。"Portrait of Diana"を除けば,鬼のようにスピーディなPat Martino節が聞ける曲が並んでいて,やっぱりこれには興奮させられると思うのが人情だ。でもやっぱり"Oleo"が一番魅力的かなぁなんて思ってしまうのも事実だが,それでも70年代のPat Martinoのアルバム同様,興奮必至。星★★★★☆。この演奏が12弦でっせ。マジで凄いわ。
尚,クレジットにはEric Klossが"Blackjack"にソプラノ・サックスで参加とあるのだが,私の耳には全然ソプラノが聞こえてこない。やっぱり難聴か?(爆)
Recorded on March 9, 1970
Personnel: Pat Martino(g), Eddie Green(el-p), Tyrone Brown(b), Sherman Ferguson(ds), Eric Kloss(ss)
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