先日購入のDionne WarwickボックスからDisc 2を聞く。
Dionne Warwickの12枚組ボックス,"Make It Easy on Yourself: The Scepter Recordings 1962-1971"から今日はDisc 2だ。このディスクには"Walk on by"を含む"Make Way for Dionne Warwick"と,"Unchained Melody"も入った"The Sensitive Sound of Dionne Warwick"の2枚のアルバムが収録されている。これらもまたまたBurt BacharachとHal Davidのプロデュースであるから,間違いないのだ(笑)。
"Make Way for Dionne Warwick"には"Walk on by"だけでなく,"A House Is Not a Home"や"Reach Out for Me"も入っていれば,更には"(They Long to Be) Close to You"の最初期のヴァージョンが収録されているところの注目度が高い。全編を通して安定のBurt Bacharachサウンドと言ってよいもので,いかにもな音を聞いているだけで幸福感が満ちてくる。このアルバム辺りからが実質的なDionne Warwickの黄金期の始まりと言ってもよいかもしれない。9曲目と10曲目だけはBacharach / Davidチームのプロデュースではないが,9曲目の"Get Rid of Him"は元々Schirellsの歌のヴォーカルをDionne Warwickに置き換えたかららしい。10曲目は詳しいことはわからないが,Gerry Goffin / Carole Kingの曲だしねぇ。
もう一枚の"The Sensitive Sound of Dionne Warwick"にはDionne Warwick自身の目ぼしいヒット曲は含まれていないのだが,Righteous Brothersがヒットさせる"Unchained Melody"を彼ら以前に取り上げているところがポイントと言ってよいだろう。結構派手なアレンジとなっていると感じるが,この曲に関してはやはりRighteous Brothersの印象が強いのは仕方ないところか。そのほかにシングル・カットされているのは"Who Can I Turn to"と"You Can Have Him"の2曲だが,まぁこの2曲も中ヒット程度で,そのほかのシングル関係はB面曲が4曲なので,やはり少々地味な印象を与えるのは仕方ないところだろう。ついでに言っておけば"You Can Have Him"のアレンジは,少々Dionne Warwickに不釣り合いな感じがする。一方で,後にKeith Jarrettも演奏するPeggy Lee / Victor Youngの"Where Can I Go without You”って選曲はナイスだが。
まぁ,そうは言っても,聞き流すもよし,傾聴するもよしというのがDionne Warwickなので,どのような局面においてもプレイバックされていても何の問題もないと感じさせるのであった。やっぱりいいですなぁ。
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